あらすじ

仙台での生活も安定してきて、かわいい桃子と大好きな耕介に囲まれた生活は幸せいっぱい。そんな折、桜は風邪薬を飲んだ後に、おなかに赤ちゃんがいることを知って悩んでしまう。本当は手放しで喜びたい桃子の弟妹の誕生なのだが、赤ちゃんへの風邪薬の影響が心配で、不安に押しつぶされそうなのだ。それでも優しい耕介と産婦人科医の言葉に励まされ、元気を取り戻した桜。幸せな妊婦の毎日を送っています。
さくらんぼ物語(1)

明るく元気な桜は19才の新米奥さん、長男の嫁として石原家に嫁いできた。愛するダーリン・耕介とその両親、受験生で彼の弟の瑞樹と共に、一つ屋根の下5人家族の新生活はスタート。初心者マークの主婦にとっては毎日の家事も重労働、おまけにドジな桜は失敗ばかりしているのだが、同居する家族の優しさに支えられて、桜の毎日は幸せいっぱいなのだ。幸せ家族が贈るほっかほかの愛の物語、はじまります!

さくらんぼ物語(2)

「私にとってあなたは順子の生まれ変わり」。桜はいつも優しくしてくれる義理の母にそう打ち明けられた。耕介の妹・順子の命日に産まれた桜は、順子の分まで、嫁として娘として生きることを決心、新しい家族への愛を再確認する。そんな中、桜は待望の赤ちゃんを懐妊。耕介は勿論、未来のおじいちゃん・おばあちゃん達も産まれる前から大変な子煩悩っぷりを発揮。新しい家族を待つ幸せな時間は流れて―。

さくらんぼ物語(3)

耕介との愛の結晶を宿した桜は10月6日、みんなの期待のもとに女の子を出産、一族論争の結果「桃子」と命名した。ママが桜で娘が桃子、桜と桃とで桜桃(さくらんぼ)。さくらんぼのように2つで1つ、いつまでも仲のいい、さくらんぼのような可愛い気持ちの親子でいたいと桜は願う。おじいちゃん達は大喜びで孫を奪い合い、耕介も愛娘にデレデレ。やることが増えて大変だけど、桜もやっぱり幸せなのです。

さくらんぼ物語(4)

相変わらずの溺愛ぶりの中、桃子は愛に包まれてすくすく育っている。そして桃子とともに桜も、妻として、母として、大きく成長しているのだ。幸せいっぱいのさくらんぼファミリーだったが、耕介に仙台転勤の内示が!耕介について仙台に行くことを即決したさくらだったが、桃子がひきつけを起こし、若い夫婦だけでは何もできない自分たちに気づく。母親としての責任と決断を迫られた桃子が選んだ道は―?

さくらんぼ物語(5)

仙台と八千代台、離れて暮らす耕介と桜。単身赴任を決心した二人だが、桜は離れ離れの生活に寂しさがつのるばかり。大好きな家族といっしょ、耕介からの電話も毎日だというのに、寂しさを堪えきれず涙を浮かべる日々なのだ。親友・お恵の「夫婦はいっしょにいるべきよ」という言葉に動かされ、桜は桃子とともに耕介の待つ仙台へ行くことに。家族3人揃ったところで、いよいよ桃子が1歳の誕生日を迎える!

さくらんぼ物語(6)

仙台での生活も安定してきて、かわいい桃子と大好きな耕介に囲まれた生活は幸せいっぱい。そんな折、桜は風邪薬を飲んだ後に、おなかに赤ちゃんがいることを知って悩んでしまう。本当は手放しで喜びたい桃子の弟妹の誕生なのだが、赤ちゃんへの風邪薬の影響が心配で、不安に押しつぶされそうなのだ。それでも優しい耕介と産婦人科医の言葉に励まされ、元気を取り戻した桜。幸せな妊婦の毎日を送っています。

さくらんぼ物語(7)

出産を間近に控えた桜は、両親のいる八千代台に帰ることになった。しかしすぐに入院する身の桜は、両親の元とはいえ、桃子を預けていくことが寂しくてならない。それに引き換え桃子は元気に家でお留守番するという。それがなんだか寂しい桜だが、耕介が出張で本社に来ることになり、おなかの子と2人、楽しみに待つことに。周囲の愛情に支えられ、赤ちゃんの誕生を心待ちにする桜。そしていよいよ出産の日!

さくらんぼ物語(8)

桜は不安に打ち勝ち元気な赤ちゃんを出産した。みんなが赤ちゃんに注目し、やきもちを焼くかと思われた桃子だが、大樹と名づけられた男の子を「ちゅいか(すいか)ちゃん」と呼び、早速お姉ちゃんぶりを発揮して可愛がっている。そんな折、幸福な時間をさらに確かなものにするように、耕介の東京栄転が決まった。久しぶりに八千代台の石原ファミリーが勢ぞろい。もうすぐ桃子は2歳の誕生日を迎える――。

さくらんぼ物語(9)

家族勢ぞろいで迎えたにぎやかなお正月、少し動けるようになった大樹は可愛い盛りだ。しかし、そんな幸せな時間も束の間、石原のおじいちゃんが人間ドックにひっかかってしまう。胃潰瘍と診断され、手術を余儀なくされたことに動揺する桜を、たいしたことのない手術だと耕介は慰めるが、実はおじいちゃんの病気はがん!すぐに顔に出る桜に、耕介は真実を話すのをためらったのだ。不安な夜は続いて――。

さくらんぼ物語(10)

家族の心配と不安の中で行われた手術だが、無事成功に終わることができた。石原のおじいちゃんは、みんなの協力と、桃子と大樹の頑張れコールで元気に回復していき、5月、待ちに待った退院の日を迎えることとなった。大樹の初節句と桃子のお雛様、にぎやかに家族揃ってのお祝いが行われる。そして、もう一つのお祝い――この夏、大樹が1歳の誕生日を迎えるのだ。幼い期間は短い、感慨に耽る桜と耕介だった。

さくらんぼ物語(11)

桃子は幼稚園で初めてのボーイフレンドができて楽しさいっぱい!それにひきかえ耕介は、そんな娘にハラハラしっぱなし。そんな耕介に呆れながらも、微笑ましく思う桜だったが、何か恋愛で悩んでいる義弟の瑞樹が心配でならない――。そんな折、瑞樹から「恋人と別れた」と聞かされた桜は、その哀しみに一緒に涙する。しかしそれから間もなく、瑞樹に捨てられたという女の子が石原家に乗り込んできて!?

さくらんぼ物語(12)

石原家に小さな事件が起きた。瑞樹の別れた恋人が仕返しに押しかけてきたのだ。桜のとりなしで無事解決したものの、出会った頃には高校生だった瑞樹も、今ではそんな彼女ができるような年、時の経つのは早いものだと桜は考える。桃子と北斗は相変わらずの仲良しぶりだが、その北斗ももうすぐ卒園の時期を迎える。また、瑞樹も就職が決まり、勤務地へと赴くことになった。春、それぞれの出発が始まる――。

さくらんぼ物語(13)

桃子、大樹が大きくなって、さくらんぼファミリー、新築プラン作成中!!ひろ~いキッチン、窓いっぱいの明るいお部屋、ますます、ほっかほかの幸せ家族!自立して、失恋した瑞樹も、我が家へもどって傷ついた心を癒します。そして、ついに新しい恋の予感…!?すべての人をハッピーに!愛いっぱいのファミリーコミック!!

さくらんぼ物語(14)

小さかった桃子も、もう来年には小学生。桃の弟・大樹も3歳。成長する子供たちを抱え、さくらんぼファミリーは今日も幸せいっぱい!みんなどんどん大きくなっていく、うちの子も、よその子も――。桃子の走る姿を見て、涙しちゃうママ・桜。桃子のお手紙を見て、涙ポロリのパパ・耕介。子供の成長ってやっぱり感激!!愛いっぱいの家族から、幸せいっぱいお裾分け。ほっかほかのファミリーコミック!!

さくらんぼ物語(15)

桃子は1年生、大樹は幼稚園。新年祈る言葉はたった一つ、この子たちが元気でいて欲しい――。小学1年生になった桃子はランドセルがお似合い。ちょっぴりお姉さんになったから、きかんぼの弟・大樹にも優しくなったみたい。念願の家もついに完成。まだペンキの臭いも新鮮な家に、これからどんな幸せが訪れるのかしら?お正月、桃子の入学式、クリスマス……。幸せファミリーのステキな1年!

さくらんぼ物語(16)

北斗くんに一つ、パパに一つ…。桃子のバレンタインチョコには幸せがいっぱい入ってるの!でも本命チョコは誰の手に…!?そして、桜も耕介に本命チョコを手渡す――。瑞樹の結婚式をはじめ、ステキなことがいっぱいのさくらんぼファミリー!あなたはどんな幸せがお気に入り?愛すること、愛されること、いろいろな形の幸せをあなたに贈るほっかほかファミリーコミック!!

さくらんぼ物語(17)

耕介パパがアメリカへ転勤。初めてのパパがいない夏休み。離れ離れになってますます結びつくさくらんぼファミリー!桜ママにいたわりをみせる長女・桃子。義弟・瑞樹も代理パパで頑張ります。そこにハッピーなニュース!!瑞樹・恵美カップルに赤ちゃんが!!子供って素敵、多分それは成長していくから――。それは時に切ないことでもあるけれど…。読むとハートがほっかほかになる、愛いっぱいの物語!!

桜桃物語 -桃子16歳-

両親である耕介と桜、叔父の瑞樹に孫馬鹿のおじいちゃん・おばあちゃん達、多くの人に愛され慈しまれて育ってきた桃子も、早いものでもう16歳。幼馴染の北斗に覚えた淡い初恋から時を経て、桃子は今、不良と評判の高校の先輩へ恋をしている。だが、親友も同じ相手を好きなことを知った桃子は、身を引くことを決意。しかしそんな折、先輩が盗難容疑で退学することになり…!?さくらんぼの片割れが自立の時を迎える!

プレ桜桃物語(1)

高校の修学旅行で冬の北海道へ行ったものの、友達とはぐれて迷子になった秋本桜。不安な気持ちでいる時に、あたたかい手を差し伸べてくれた石原耕介に桜は一目ぼれ!東京へ帰ってきてからも、名前も聞かずに別れた彼のことを忘れられず、ひらすら再会を願っていた桜だが、ある日偶然電車の中から耕介の姿を見つけた。翌日から駅のホームで彼を待ち続け、ようやく再会を果たしたのだが…!?

プレ桜桃物語(2)

2人は桜の高校卒業を待って婚約した。ところが桜のパパは、一人娘の桜を耕介にとられるのがイヤで邪魔ばかり!!そのことで桜のパパとママまでが喧嘩をはじめてしまった…。困った桜と耕介は、一時的に別れることまで考えたのだが、桜の悲しい顔を見たパパは、ようやく2人の結婚を許してくれた。パパのこと大好きだけど、桜はお嫁に行きます。それでも桜は、ずーっとパパの娘なんだからね!!