MARS(1)
たったひとりしかいないだれかが、どこかにいる――。周囲から孤立してきた少女キラと、刹那的に生きる樫野零(かしのれい)。戦いの神(MARS)がひきよせた魂たちは出会い、孤独の闇を朱(あか)く染め、いま、走り始める……!
MARS(2)
「憧れなんかじゃない。彼が、好き――」自分の心に気づいたキラ。そして零も、キラへの想いの激しさを知った。魅かれ合う二人を前に、運命は複雑に絡み合い、消し去ったはずの過去を呼び起こす……。戦いの神(MARS)は、彼らをどこへ導くのか。凄絶なまでファイナル・ラブ、緊迫の第2巻!
MARS(3)
いまも、まだ、鮮やかな悪夢(ゆめ)を見る――。零(れい)の心に影を落とす、双子の弟・聖(せい)の死。不安を募らせるキラに、やがて明かされた真相とは……。轟音と熱風があおる中、鈴鹿8耐に挑む零のマシンが咆哮する!戦いの神(MARS)に魅入られた二人の、息づまるほどのファイナル・ラブ(凄絶なる愛)。白熱(ヒート)する第3巻!
MARS(4)
「会いたかった……」零(れい)の胸に飛び込んだ少女の姿に、キラの心は激しく揺れた。中学時代の零、そして弟・聖(せい)を知るしおり。彼女の出現と共に、再び浮上する聖の死の疑惑。あの日、一体、何が起きたのか!?戦いの神(MARS)は、新たな嵐の始まりを告げる。凄絶のファイナル・ラブ!!
MARS(5)
残された者の苦い想いの中にだけ、聖(せい)の幻は生き続ける。零(れい)を追いつめ、蝕(むしば)んでいく過去に、なすすべもないキラ。だが戦いの神(MARS)の手が“忘却”の封印を解いたとき、そこに残酷な真実が……!「荒れ狂う哀しみから、あなたを守りたかった――。」
MARS(6)
無邪気な仮面の下の、冷えきった暗い光。かつての零(れい)と同じ瞳で、牧生(まきお)は笑った──。弟・聖(せい)の死と悲しみを乗り越えて深まる、零とキラの心の絆。そんな二人を慕い、急速に近づく牧生。彼の真意は……!?戦いの神(MARS)が織り上げる凄絶のファイナル・ラブ、暗雲の第6巻!!貪欲な闇が、訪れる。
MARS(7)
「あなた(キラ)を愛する樫野零(かしの・れい)なんて、見たくもない」強く、大きすぎるキラの存在。零の中に、自分と同じ“血の匂い”を呼びさますため、牧生(まきお)の冷酷な悪意が、ついにキラを捕らえた……!破滅すら戦いの神(MARS)の意志なのか!?凄絶のファイナル・ラブ、第7巻!──それは、憎悪という名の愛かもしれない。
MARS(8)
それは、すべてを拒絶した叫びだった。零(れい)と愛を確かめあうことさえ許さない、忌まわしいキラの記憶。激しく怯えるキラを、零は問いただすが……。戦いの神(MARS)の手の中で、またひとつ、戦慄の過去が甦(よみがえ)る!凄絶のファイナル・ラブ、第8巻!!あの夜が、わたしを決して、逃がさない――。
MARS(9)
自分を凌辱した継父(ちち)を赦(ゆる)し、家族として共に暮らし始めたキラ。それを理解できず憤る零(れい)は、キラに別れを告げる。傷つき、行き場を失った魂が彷徨(さまよ)う絶望の奈落に、戦いの神(MARS)の光は、まだ見えない……。凄絶のファイナル・ラブ第9巻、「喪失」。――永遠でなければ、誰もいらない。
MARS(10)
継父(ちち)の暴力から逃れ、零(れい)の胸に飛び込んだキラ。過去と決別した彼女を、零は熱く抱き寄せた。戦いの神(MARS)の戦列を離れた誓いの夜。想いを重ね、いとおしむ心が互いを求め、二人は、いま、ひとつになる……。凄絶のファイナル・ラブ、第10巻。愛し合う者たちの束の間の時間が、静かに流れる――。
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