あらすじ

ジョシ高に転入してきた世界的トップモデル・瀬里葉(せりは)。輝ける美貌と凛とした強さを兼ね備えた彼女に、沖津(おきつ)リセは心酔する。瀬里葉もまた、リセにのみ心を開き、打ち明ける。赤丸臣(あかまるおみ)を好きになったということを……。だが、リセの心は揺れていた。赤丸の言葉によって。「俺はお前に頼られたい」
学園王子 1巻

ここは伝統ある名門校「私立城史丘(じょうしおか)学園高等部」――通称「ジョシ高」。圧倒的に女子が多く、男は数えるほどしかいない。男子達のハーレム校……と思いきや、そこは女子が男子を支配する世界であった――。イケ男(メン)を巡って繰り広げられる、乙女たちの熾烈なバトル!身の危険を感じたイケ男転校生・水谷梓(みずたに・あずさ)が選んだ秘策とは?ハイテンション・エッチラブコメ!!

学園王子 2巻

「水谷梓(みずたに・あずさ)はやめておけ」謎多き美少年・赤丸臣(あかまる・おみ)が沖津(おきつ)リセの耳元で囁(ささや)く……。それは陰謀?それとも――!?複雑な想いを抱えつつ、リセはイケ男(メン)の転校生・梓と全校生徒の前で愛を誓う儀式「婚約式(フィアンサイユ)」に臨む覚悟を決めるのであった――。喰うか喰われるか!?ジョシ高生活は毎日がラブ・サバイバル!!

学園王子 3巻

全校生徒の前で愛を誓う「婚約式(フィアンサイユ)」を終え、気持ちを通わせ始める沖津(おきつ)リセと水谷梓(みずたに・あずさ)。だがそれも束の間、リセは梓の衝撃的な「心の内側」を垣間見ることに!消沈するリセに、赤丸臣(あかまる・おみ)が告げる。「もう、あいつにおまえを傷つけさせない」と――。そして梓に危機が迫る!!

学園王子(4)

黒王子、襲来!!「おまえはお姫サマがたの高級なオモチャなんだよ」。黒王子・信長(のぶなが)の手先、杜(もり)&蘭(らん)が、飢えた女生徒たちを煽(あお)り立て、梓(あずさ)を追いつめる……。梓の躰(からだ)を悪魔の手が蝕(むしば)むころ、リセを密室に閉じ込めた赤丸(あかまる)は……!?

学園王子(5)

俺の躰(からだ)でアイツを助けられるなら……。梓(あずさ)、女生徒(ケダモノ)の群れに身を投ず!「壊しちゃいなよ、自分の殻……」リセを護(まも)るため、女生徒の群れに自ら身を投じる梓。必死で闘う梓の蔭で、信長(のぶなが)は甘い毒牙をリセに突き立てる。やさしい言葉とともに……。公開処刑編、ついに終局!

学園王子(6)

太陽とサファイアの国・ラージェス。彼(か)の地より、王子・アルスラーンが来日した。美貌の王子が気に入ったモノ――それは、ジョシ高イチ地味な少女・沖津(おきつ)リセであった!傲岸(ごうがん)に、強引に、王子は言い聞かせる「おまえは暇(ひま)潰しのペットだ、私を飽きさせるな」。リセの受難はさらに続く……。

学園王子(7)

女というケダモノ集いし園で培った、リセと梓の絆がついに揺らぎはじめる!?「オレ、あいつを傷つけることしかしてねぇの……」京都の山寺へ、自主的に林間学校にやって来た、Sクラス有志メンバー。些細な喧嘩を機に、梓(あずさ)は寺を抜け出す。梓を追うリセ。そして、リセを捜す赤丸(あかまる)……。3人の想いは交錯し、縺れ合ったまま、学校生活が始まる……。

学園王子(8)

ジョシ高に転入してきた世界的トップモデル・瀬里葉(せりは)。輝ける美貌と凛とした強さを兼ね備えた彼女に、沖津(おきつ)リセは心酔する。瀬里葉もまた、リセにのみ心を開き、打ち明ける。赤丸臣(あかまるおみ)を好きになったということを……。だが、リセの心は揺れていた。赤丸の言葉によって。「俺はお前に頼られたい」

学園王子(9)

「アイツが、オレの目の届くところで無事でいないと駄目なんだ」瀬里葉(せりは)の謀略により公開処刑の標的となった沖津(おきつ)リセと赤丸臣(あかまるおみ)。身の危険を顧みず、リセを助けようと奔走する赤丸。一方、リセの交際相手の水谷梓(みずたにあずさ)は不審な行動をとる。リサ、梓、赤丸、瀬里葉……それぞれの想いが絡み合い……。リセと赤丸、二人の「絆」――。その哀しき過去が明らかに!

学園王子(10)

「オレ、おまえとこうなるのは、もっとずっと先のことだと思ってた」ついに赤丸臣(あかまるおみ)の想いを受け容れた沖津(おきつ)リセ。交際後初のデートで二人の絆は深まってゆく……。さらに運命の悪戯から、そのまま一夜を共に過ごすことに!!一方、リセを失い失意の底に沈んだ水谷梓(みずたにあずさ)は……!?リセを想う男二人。それぞれの選んだ道を今、歩み出す!

学園王子(11)

「俺が、鎮めてやる――」何者かに薬を盛られ獣(ケダモノ)のように乱れる沖津(おきつ)リセに、赤丸臣(あかまるおみ)はそう応えた――。それは、リセへの想いを断ち切るべく生徒会に入った水谷梓(みずたにあずさ)にとって、残酷過ぎる光景だった……。さようなら、沖津―─。生徒会で生きることを決めた梓に、リセは!?官能学園浪漫譚、クライマックスまで秒読み!!

学園王子(12)

「もう自分の気持ちから逃げるの、やめるよ」生徒会長の誕生パーティーで水谷梓(みずたにあずさ)と再会した沖津(おきつ)リセ。恋人・赤丸臣(あかまるおみ)の眼前で、梓はリセへの想いを告白する……。赤丸か、水谷か――。最後にリセが選ぶのは、どちらの王子か?ついに最終巻!