あらすじ悟郎(ごろう)に強敵現れる!?平和な光学園に、産休の先生の代わりに赴任してきた、お色気ムンムンの巨乳美人保健医「東怜奈(ひがし・れな)」。何かと悟郎の周りにまとわりつき、水城(みずき)と恋の火花が散るか!?と思いきや、その正体は写真週刊誌のスクープハンター「南怜奈(みなみ・れな)」だった!!あの手この手で、悟郎の詐欺師疑惑を暴こうとする怜奈。悟郎最大のピンチ!!そして襲いくる新たな敵、モンスター・ペアレント!
表紙とタイトルだけではいまいひとつ内容がわからず、ドラマ化されてから読み始めて好感をもった作品です。ハンマーセッションとはメキシコ系ギャングの俗語で、新入りがきた時、しきたりや掟を脳天に叩き込む、という意味だそう。ですが、この作品では「衝撃的授業」という言葉が当てられています。つまりは教育モノ。型破り教師が生徒を更生させていくという定番の設定ながら、その教師が脱走した詐欺師というところに新味があるわけです。この教師、問題のある生徒に接する時は、詐欺のテクニックを使う。それは人心掌握術だったり、調査の上でのハッタリだったり。ほか法律も知っているし、簡単な心理トリックも仕掛けられる。これらプロの技がビシッと決まるのがいいんですよね。で、この辺の能力って、現実の生活や仕事上でも重要なことなのでは、て思ったりしてしまうのです。知識を蓄えたり、頭を使って行動して人の心をつかんでいるわけしょ? ビジネスマンでもナルホドと思うことだらけですよ。少年向けと侮ることなかれ。