あらすじ

幼い頃に亡くした漁師の父親の言葉から、人命救助を志す新米潜水士の神林兵悟(かんばやし・ひょうご)。配属から4か月、ついに本物の海難に遭遇する!まっすぐ立っていられないほど荒れた海、見えない目標、ダメかと思ったその時、兵悟は潜水士の最高峰「特殊救難隊」のレスキューを目撃する!!
トッキュー!! 1巻

幼い頃に亡くした漁師の父親の言葉から、人命救助を志す新米潜水士の神林兵悟(かんばやし・ひょうご)。配属から4か月、ついに本物の海難に遭遇する!まっすぐ立っていられないほど荒れた海、見えない目標、ダメかと思ったその時、兵悟は潜水士の最高峰「特殊救難隊」のレスキューを目撃する!!

トッキュー!! 2巻

「特殊救難隊」通称トッキューの隊長と、勝負をすることになった兵悟(ひょうご)。無茶な様子を目の当たりにしたユリは兵悟を心配し、レスキューを目指すきっかけになった事件の真相を告白するが、兵悟は依然レスキュー一筋!そんなある日、父親の遊覧船と共にユリが、嵐の海の中に姿を消してしまう!!最悪の海難勃発!?

トッキュー!! 3巻

ユリに父親の救助を頼まれた兵悟(ひょうご)と櫻井(さくらい)は、沈没寸前の遊覧船「うーふぁ」を捜索。しかし、ユリの父親は見つからないまま“索”は尽きてしまう。捜索を断念したその時、兵悟は未捜索の扉を見つけ、命綱を放して一人で捜索に向かってしまう!大渦が迫る中、船長を見つけ、無事救助できるのか!?

トッキュー!!(4)

ついに始まった潜水救難技術競技会!!なんとこの大会で優秀な成績の者はトッキューに推薦されるのだ!特訓を重ね、張り切る兵悟(ひょうご)だが、強力なライバルが現れた!消防出身という異色の潜水士・石井盤(いしい・メグル)。その実力は上官からも御墨付きだが……?

トッキュー!!(5)

友達に誘われて海水浴に出かけたユリと兵悟(ひょうご)は、浜辺で母親を待つ少女・絵里子(えりこ)と仲良くなった。一度は絵里子と別れたが、一人で浜辺に出た兵悟が、遠くで絵里子のボートが浮かんでいるのを見つける。慌てて助けようと絵里子のもとに行った兵悟だが、ホッとしたのも束の間、二人は強い潮流に沖へと流されてしまう!小さな女の子を抱え、日の傾いてゆく海で、兵悟は漂流の事実を突き付けられる!!

トッキュー!!(6)

憧れのトッキューに配属され、やる気満々の兵悟(ひょうご)たち新人隊。“鬼軍曹”嶋本(しまもと)の指導で訓練開始!!日々罵倒されながら訓練をこなすことで精一杯のヒヨコ隊。気持ちばかりが焦るなか、初めての合同訓練で吊り上げた人形を壊す大失敗をしてしまう。訓練の続きで人形の代わりをするのは真田(さなだ)隊長!今度は絶対に失敗できない!!

トッキュー!!(7)

星野(ほしの)君が除隊!?突然の宣告にヒヨコ隊が嶋本(しまもと)に詰め寄るが、その最中に海難通報が!全ての隊が出払ってしまったその後、さらに基地近くの高速道路で事故が発生!!車の中に閉じ込められた女の子の救出に、ヒヨコ隊が駆け付けるが……!?

トッキュー!!(8)

無事にリペリング降下訓練も終わり、ホッと一息の筈のヒヨコ達。しかしその先に待っていたのは、3日連続検定試験と、飲食禁止・不眠不休の100km行軍の「GW(ゴールデンウィーク)」!!その地獄の前のしばしの休息を過ごす兵悟(ひょうご)の元に、佐世保から意外なお客がやってきた!!

トッキュー!!(9)

ヒヨコ隊最後の試練・100km行軍に挑む兵悟(ひょうご)たち!!過酷を極めるレースに一度は挫けそうになる4人だったが、それぞれの思いを胸にもう一度前に進みだす!残るはあと僅か。4人全員無事に基地まで辿り着くのか?そして、いよいよトッキュー本隊へ!!

トッキュー!!(10)

初出動も無事にすみ、遂に始まった兵悟(ひょうご)のトッキュー生活。個性豊かすぎる三隊に嶋本(しまもと)新隊長が悩む中、兵悟を連れての初めての訓練に出発!!低気圧で荒れる海中、足手まといになってしまい悩む兵悟。無事に訓練をクリアできるのか!?そして真田(さなだ)の出発、実家を離れての年越し、兵悟の周りも変化がおこる!

トッキュー!!(11)

束の間の休息も終わり、トッキューの日常がまた始まった!ところがどうやらメグルの様子がおかしい。どうにも馴染めない隊長の下で悩み続け……トッキューを辞める!?一方、兵悟(ひょうご)は、氷下訓練の救助騒動で、“北の鉄人”小鉄(こてつ)のスキルを目の当たりにし、「自分に何ができるのか」を探し始める!

トッキュー!!(12)

トッキューの中に、衝撃が走った!貨物船の座礁で出動した一隊が降下不可能の判断を下し、救助を諦めざるを得ない事態に直面した。やむを得ないとはいえ、「トッキューにも限界がある」という現実を突き付けられる。しかし、この一件がトッキューに火をつけた!一隊と三隊を中心に、不可能を可能にする新装備の開発に挑む!!

トッキュー!!(13)

新降下器の事故でメグルは意識不明、開発プロジェクトも中止に。不安な思いを抱え、恩師に救いを求める兵悟(ひょうご)は、海上保安学校時代の教官・近藤(こんどう)に「原点を思い出せ」と言われる。補欠合格で入学した兵悟が初めて触れるレスキューの現実と、潜水士を目指した原点が明らかになる!!

トッキュー!!(14)

目を覚ましたメグルのアドバイスで、最悪の事態を逃れた三隊。しかし、四隊隊長の押尾(おしお)は周りの引き止めも叶わずトッキューを去ってしまう。押尾の言葉を受け、兵悟(ひょうご)は日々の業務に、メグルはリハビリに励む。そして季節は巡り、新ヒヨコ隊の季節がやって来る!!本誌で大好評だった真田(さなだ)のインドネシア編も収録!

トッキュー!!(15)

兵悟(ひょうご)たちがトッキューになってから1年。新隊編成の時期がやってきた!!インドネシアから真田(さなだ)も復帰し、今年こそはと思う兵悟とメグル。発表の朝、落ち着かずに走り出した二人に、真田がフライング発表!兵悟たちのオレンジ2年目が始まる!!

トッキュー!!(16)

六隊に入った新人・武山直美(たけやま・なおよし)は、トッキューには致命的な弱点を持っていた!!それが兵悟(ひょうご)と2人で船内捜索をしている時に発覚、兵悟を巻き込み一時は危険な状態に……。「辞めてもらうしかない」と冷たく言い放つ真田(さなだ)に、辞めたくないと懇願する武山。弱点克服までの猶予は5日間。判断は兵悟に委ねられた!!

トッキュー!!(17)

新基地長の提案で、競技会を急遽開催することになったトッキュー。最下位は即刻解散のペナルティということもあり、各隊競技会に万全を期して臨むが、六隊は出動先から徹夜明けでの参加。最低のコンディションで挑む兵悟(ひょうご)たちに勝機はあるのか?新基地長が目指したものは何だったのか?トッキュー結成当時の熱い想いがよみがえる!!

トッキュー!!(18)

訓練の帰りに、マンション火災の現場に遭遇した六隊。消防への通報はしたものの、逃げ遅れた幼子が居るとわかって、緊急出動!燃え盛る現場から生還した兵悟(ひょうご)たちは、現着した消防士達にバトンタッチ。ハイパーレスキューの鮮やかな手並みを見学、そして何故か東京消防庁第二消防方面本部のハイパーで訓練をすることに!?

トッキュー!!(19)

高嶺(たかみね)の転属が突然告げられ、急遽六隊から副隊長が選任されることになった!立候補のメグルに対し、兵悟(ひょうご)が争うことになるが、なかなか副隊長を目指す決意が固まらないでいた。そんな中、選考の最終日になって緊急出動がかかる。現場は豪雨に見舞われた山間の巨大ダム直下!未経験の救助活動が始まる!!

トッキュー!!(20)

豪雨降りしきる中、壮絶なダムレスキューで九死に一生を得た兵悟(ひょうご)。しかし救助の最中に襲われた死の恐怖を拭えず、ついにはトッキューを辞める事まで考えてしまう。だが、辞表を手にした兵悟がトッキュー基地で知らされたのは、大地震に見舞われたインドネシアへの国際緊急援助隊に、急遽選抜された事だった!壮絶なレスキューの現場で、兵悟が出した答えとは!?海の男の青春劇、感動の最終巻!!