あらすじヴィムが「夜蜻蛉」とともに階層主の討伐を成し遂げてから3カ月――第98階層の調査は大詰めを迎えていた。「夜蜻蛉」一同は、迷宮の秘境「宝物庫」を発見し、冒険心を躍らせるひと時を過ごす。しかし、帰還の途中、ヴィムは幾重にも仕掛けられていた罠によって、ただ一人、第99階層に転送されてしまう。一刻も早い「夜蜻蛉」との合流を目指すヴィムは、道中、リタ=ハインケスと名乗る女性と出会い――。新たな邂逅は吉兆か、凶兆か…驚天動地の第6巻!!
ストーカーのスーちゃんは主人公の強さに気づいているけど、主人公は自尊心の低さから気づいていない。 生まれながらの才能で強いのではなく、勉強して勉強して研究した結果(慎重だけど若干、マッドサイエンティスト気質あり)なので、がんばれば報われるお話でもある。 報われて力を手に入れた結果、開けてはいけない扉を開けたような…。 目が死んでて、クマもひどくて、猫背で、ヒヒッと気味の悪い笑いをして。 根暗で不気味な主人公という設定なのだけど、覚醒して戦っているときは生き生きしている。 物語がどのような方向へ進むのか見えないけれど、努力を認めてもらえたり、自分を受け入れてくれたりする環境に落ち着けて良かったねと思う。 スーちゃん、よくやった。 どうしてスーちゃんと主人公がそんなにも待遇が変わってしまったかは、おいおい語られるんだろうか。