あらすじ第99階層攻略中の「夜蜻蛉」は、階層主――通称・角猿と会敵。角猿の大規模な攻撃により態勢を崩した「夜蜻蛉」は、早くも窮地に追い込まれてしまう。絶望的な状況を打開するため、ヴィムは角猿との一騎打ちに臨む。瞬きすら許さない超高速戦闘で、ヴィムの【移行:傀儡師】は更なる高みに到達して――。累計170万部突破の大人気シリーズ第7巻!!
ストーカーのスーちゃんは主人公の強さに気づいているけど、主人公は自尊心の低さから気づいていない。 生まれながらの才能で強いのではなく、勉強して勉強して研究した結果(慎重だけど若干、マッドサイエンティスト気質あり)なので、がんばれば報われるお話でもある。 報われて力を手に入れた結果、開けてはいけない扉を開けたような…。 目が死んでて、クマもひどくて、猫背で、ヒヒッと気味の悪い笑いをして。 根暗で不気味な主人公という設定なのだけど、覚醒して戦っているときは生き生きしている。 物語がどのような方向へ進むのか見えないけれど、努力を認めてもらえたり、自分を受け入れてくれたりする環境に落ち着けて良かったねと思う。 スーちゃん、よくやった。 どうしてスーちゃんと主人公がそんなにも待遇が変わってしまったかは、おいおい語られるんだろうか。