あらすじ最強の階層主に猛威を振るわれ半壊した「夜蜻蛉」。ヴィムはパーティメンバーを守るために、己の身体に多大な負担をかける禁断の術【移行:傀儡師】を使うことに。圧倒的な速度と正確な予測で戦いを優位に進めていたが、階層主の奥の手「形態変化」によって最終局面に持ち込まれる。謎のベールに包まれていたヴィムの真の能力が明かされる衝撃の第4巻!!
ストーカーのスーちゃんは主人公の強さに気づいているけど、主人公は自尊心の低さから気づいていない。 生まれながらの才能で強いのではなく、勉強して勉強して研究した結果(慎重だけど若干、マッドサイエンティスト気質あり)なので、がんばれば報われるお話でもある。 報われて力を手に入れた結果、開けてはいけない扉を開けたような…。 目が死んでて、クマもひどくて、猫背で、ヒヒッと気味の悪い笑いをして。 根暗で不気味な主人公という設定なのだけど、覚醒して戦っているときは生き生きしている。 物語がどのような方向へ進むのか見えないけれど、努力を認めてもらえたり、自分を受け入れてくれたりする環境に落ち着けて良かったねと思う。 スーちゃん、よくやった。 どうしてスーちゃんと主人公がそんなにも待遇が変わってしまったかは、おいおい語られるんだろうか。