あらすじ山籠りを続ける最澄。正しさを説く彼を慕う者たちが次々と集まるが、ある日、その正しさを揺がす事件が起こります。一方、都ではサプライズ人事で王になるべく生まれていない、桓武が帝になります。不安が蔓延してゆく日本の中枢で、人々に求められたものは果たして何か―― 空海、最澄ふたりの天才を描く話題作、待望の第2集の登場です! 世界を変える男たちの物語がまた一歩、動き始めます。
最初から衝撃的な場面が多くて気持ちが追いつきませんでした。 日本の仏教において空海と最澄、このお二方がいなければ今のように花開かなかったでしょう。 天才には天才の苦悩があり、分かち合えるところと相容れないところがある。 真理は人を救うことはないと分かった時の絶望、満たされぬ心をも持て余し野山をかける。 仏教言葉が多くわからないことも多かったですが、のめりこめました。