あらすじ空海と最澄の関係が徐々に崩れ始める… その豊富な知識が大きな魅力となり朝廷内にもファンを増やしていく空海。彼の魅力は最澄の「信頼」していた弟子・泰範さえも魅了してしまう。一方九州、東北へと旅をする最澄はより深く天台法華の世界に入っていく。そんな彼を東北で待っていたのは法相宗の僧・徳一が作り上げた完璧な「しあわせ」の帝国だった… 揺らぐか!? 最澄…
最初から衝撃的な場面が多くて気持ちが追いつきませんでした。 日本の仏教において空海と最澄、このお二方がいなければ今のように花開かなかったでしょう。 天才には天才の苦悩があり、分かち合えるところと相容れないところがある。 真理は人を救うことはないと分かった時の絶望、満たされぬ心をも持て余し野山をかける。 仏教言葉が多くわからないことも多かったですが、のめりこめました。