あらすじ空海がまだ空海となる前…… 荒行を繰り返す真魚(まお・空海の幼名)に危うさをみた師・勤操(ごんぞう)は真魚を成長させるため、虚空蔵求聞持法(こくうぞうぐもんじほう)を教える。それは、ただ経を100万回唱えるという単純で、かつ想像を絶するほど厳しい修行だった…… 「生きては戻れない」やもしれぬ修行の先に、真魚は何をつかむのか!? 真魚が「空海」となる青年時代を描く、第3集!!
最初から衝撃的な場面が多くて気持ちが追いつきませんでした。 日本の仏教において空海と最澄、このお二方がいなければ今のように花開かなかったでしょう。 天才には天才の苦悩があり、分かち合えるところと相容れないところがある。 真理は人を救うことはないと分かった時の絶望、満たされぬ心をも持て余し野山をかける。 仏教言葉が多くわからないことも多かったですが、のめりこめました。