あらすじ巡と頼子は同棲3年目。週に一度だけふたりの休日が重なる日曜日に、おいしい燻製をつくってふたりで楽しんでます。友達の結婚式に出席していろいろ意識する巡。些細な喜びを素直に受け入れられない頼子。趣味を通して頼子近づいていく寺西さん。みんなが燻製を通して近づいてゆく。読めば思わず始めたくなる、おいしい燻製ご飯と同棲の日々。待望の第6巻!
一点の曇りもなく寸分も狂いもなく幸せな日常を過ごしている人達なんてきっといない。 わかっているはずなのに隣の芝生が青く見えて、自分の日常がうまく愛せなくなったり。 そういうリアルさを忘れさせてくれるひたすらほのぼのした日常漫画かと思ったら、ひたすらリアルな日常漫画だった。 同棲中のカップル・頼子と巡が休日に燻製を作って食べるお話。 相手のことがわからなくなったり、将来に不安を感じたり、他のカップルと比べてしまったり。 何も起こらないように思える毎日の中、言葉にならないモヤモヤとした感情が生まれては消えていく。 それでも、美味しいものを作って一緒に食べれば間違いなく幸せで。 痛さも甘さもほろ苦さも全て含めて愛おしい日常なんだと教えてくれる作品でした。 もちろん料理漫画としてもすごく面白い! 燻製コーヒー飲んでみたいし、たこ焼きやカレーの具材を燻製にするのも美味しそうでやってみたい。