あらすじ飯嶋律は今は亡き祖父から不思議な力を受け継いだ。それは、普通の人間には見えない妖魔を見る力。律とさまざまな妖魔との出会いが織り成す不思議絵巻。祖父・蝸牛との契約が切れて自由の身となった青嵐。迫り来る妖魔に立ち向かう律の苦闘を描いた「寒蛍」のほかに「嘘つき地蔵」「石段の底」「赤将軍到来」「名前のない子供」の計5編を収録。
おどろおどろしい感じでは描かれること時は少なく、全体的に絵はきれいなので読みやすい。 日本の妖怪や怪奇の類のじとーっとした怖さ全体を包んでます。かといって暗いわけでなく、一つのお話は長くないので読み切った感じがして満足感があると思います。 話自体が伏線としてつながっていたりするので、またそこで楽しめます。 怖いだけじゃなく、ほっこりしたり、ほろりと涙したり素敵な作品です。