あらすじ

「リクを生んだコトを誇って下さい」 リクvs兵動、宿命の再戦の舞台は、東洋太平洋(OPBF)を賭けたタイトルマッチ! 壮絶な攻防の末、覚醒した兵動に対し、朦朧とした意識の中、何とか4Rを凌いだリク。運命の第5R、リクは己のボクシング道を賭け、立ち向かう――。そして、辿り着いた結末とは…!!?
リクドウ 1巻

父親を失った少年・芥生リクは借金取りの元ボクサー・所沢京介と出会う。理不尽に満ちたこの世界で、人は何をよすがに生き抜くのか。戦うのか。人生という茨の道を歩む芥生リクの破格の拳闘ストーリー!少年には何もない。その拳以外は。

リクドウ 2巻

高校生プロボクサーとなった芥生リクが迎えたデビュー戦。対戦相手は、幼き息子に勇姿を見せたいと意気込むベテラン菊池。まさに幼い頃渇望していた「父子の姿」を目にしたリクは…!?芥生リクの拳は、何を拒否するのか。

リクドウ 3巻

同級生プロボクサー三瀬早とのデビュー2戦目、ついにゴング。自らを“特別な存在”と位置づけ、リクを軽んじる三瀬早に対して芥生リクの拳は果たして…! そして、ついに新人ボクサーの登竜門・東日本新人王トーナメントにも突入! 17歳、半端な自信は砕け散る。

リクドウ 4巻

元キックボクサーの石蕗がみせる「所沢仕込みのボクシング」の前に、リクは初めてダウンを喫する。東日本新人王トーナメント1回戦、どとうのファイトの行方は!? 一方、ボクシングにのめり込むリクを止めたい苗代の想いは募っていき──。 リング上、最後に立つのは一人だけ。

リクドウ 5巻

元世界王者を父に持つ天才サラブレッド・兵動楓との対決。所沢から「お前は勝てない」といわれたリクは、兵動を倒して所沢に認められることを願い、リングに立つ。 想いは、取りつかれて漸く本物。少年達は、骨を断たせて何を斬る──! 殴りあうために出会った二人。

リクドウ(6)

天才・兵動との試合も残り2ラウンド。敗色濃厚な中、セコンドの馬場だけがリクの可能性を信じていた。 拳闘は、限界を超えてからが勝負。少年は何を差し出し、何を奪うのか? 東日本新人王2回戦、ついに決着の時──!! 得るんだ。自分の拳を──。

リクドウ(7)

次なる相手は、日本ランク14位の米国人エドガルド・ガーベラ。スラムでの過酷な生い立ちをもち、力で全てをほしいままにしようとするガーベラに対し、リクの拳は…!? 日本ランク獲得を懸けた激闘、ついにゴング! この男は、同類か?

リクドウ(8)

リクが逃した全日本新人王を制した警察官ボクサー・伏黒との対戦が決まる。正義感にあふれ、真面目で謙虚な人柄の伏黒がリングに求めるものとは…? そして、そのセコンドには、かつて馬場ジムにも所属した老獪なベテランボクサーの影が! 解放したいのは暴力性か。

リクドウ(9)

三原念願の日本タイトルの対戦相手は元OPBFライト級王者の柳涼太郎。椿のベルトを守るためタイトルに臨む三原に対し“狙撃手”柳は…? 日本ライト級タイトルマッチ、ベルトを懸けた激闘の行方は…!? 命をどこまで投げ出せるか──。

リクドウ(10)

ライト級ダブルタイトルマッチの熱も冷めやらぬ中、リクに巣立ちのときが訪れる。卒業式に向かう途中、目の前に現れた所沢。リクの成長は所沢の眼にどう映るのか…? 弱冠17歳のWBCアジア王者・神代晴司も新登場。年下のスターを目にしたリクは…!? 漂う、王者の風格──。

リクドウ(11)

A級トーナメントMAGNUMが遂に開幕! 一回戦でリクが闘う相手は、数多くの王者を育てた名伯楽キング・フレディを擁する“戦う王子”こと水木隆寛。 日本王座挑戦権を懸けた闘い、その初戦の幕が上がる!! 力でしか得られないものを求めて。

リクドウ(12)

水木が放つ伝家の宝刀“ボラード”に加え、フレディの変幻自在の策で苦戦を強いられるリク…。劣勢を覆し勝利に至れるのか…? 神代と兵動、各々のトーナメント戦もゴングが鳴る!! 勝利の価値を下げるな──。

リクドウ(13)

日本王座挑戦権を懸けたトーナメントも準決勝へ突入。後援会メンバーの温かい声援を受け、リクの心情にも徐々に変化が訪れる。 そして、因縁の神代戦。“若き王者”との激闘が今始まる!! 繋がりを守るために必要な拳。

リクドウ(14)

「弱い自分が許せない」神代の猛攻に為す術がないリクは自身の非力に憤る。しかし馬場の投げかけた言葉がリクの心に波紋を広げる。“何故自分はリングに立つのか?”そして、熱戦は壮絶な決着を迎え──。 また戦ろうよ…神代くん…

リクドウ(15)

壮絶な死闘の末、命を落とした神代。リング禍を起こした自責に苛まれるリクは、苗代の懸命な支えに心を救われる。一方、決勝に繰り上げられた兵動vs劉戦。兵動会長が目にかける劉の実力は…!? “一瞬”キミを忘れるよ。

リクドウ(16)

世界への前哨戦に椿が挑むのは、キューバが生んだ無敗のカウンターパンチャー、ホセ・リナレス。“アジア圏敵無し”のジャックナイフと“アマチュア金メダル”の実力を誇る強豪。無敗の両者による最高峰のカウンター合戦の行方は――!? 金メダル…折られないよう噛みしめておけ。

リクドウ(17)

日本ライト級タイトルマッチ。A級トーナメントを勝ち抜き王座への挑戦権を得た兵動を迎え撃つのは、かつて馬場と袂を分かった男、柳涼太郎。師との離別を懸け、磨き上げられたその拳の真価は――。 俺の拳を妨げていたのはアナタの教えだ。

リクドウ(18)

OPBF(東洋太平洋)タイトルへの挑戦権を賭け、比国(フィリピン)へ乗り込むリク。対するは、OPBF2位にして、祖国の英雄アラン・セデニョ。圧倒的アウェイの会場にこだまする“マーダー(人殺し)”のブーイング。押し潰されそうな重圧の中、ゴングが鳴る――!? 比国(アウェイ)に殴り込むぞ。ガキィ~!

リクドウ(19)

ボクシングを始めた時からの夢だったOPBF(東洋太平洋)のベルト。そして王座を賭けたその相手は、兵動楓。最高の舞台が整い、リクは一世一代の試合に臨む!! 一方、突如舞い込んだ母親の行方。余命半月と知らされたリクは――!? リクに会いたいんじゃないですか?

リクドウ(20)

「リクを生んだコトを誇って下さい」 リクvs兵動、宿命の再戦の舞台は、東洋太平洋(OPBF)を賭けたタイトルマッチ! 壮絶な攻防の末、覚醒した兵動に対し、朦朧とした意識の中、何とか4Rを凌いだリク。運命の第5R、リクは己のボクシング道を賭け、立ち向かう――。そして、辿り着いた結末とは…!!?

リクドウ(21)

椿和馬が挑む初めての世界戦! 対戦相手は、既に3階級制覇を成し遂げた無敗の王者・デイヴィッド・カーン! 張り詰めた緊張感の中、“世界”のリングへ上がる椿。見守るリクの胸にも期する想いが…!? 「今日の椿さんは、現役一の椿さんなんだよ!!」

リクドウ(22)

椿VSカーンの世界戦後、次に戦う理由を見出せないリク。そんな中、「人殺し」との誹謗中傷がネットに広がる。失意のリクに、ボクシングを始めたきっかけの人・江原先生の近況が知らされ…!? 「ボクはリングを降りたいよ!」

リクドウ(23)

3階級制覇の世界王者・デイヴィッド・カーンとのエキシビションに臨むリク。決戦の地は、イギリス。セコンド陣営には、帰国した所沢京介も加わった。“世界”を目指したリクの道、結末は…!? 「勝って帰ってくるよ…皆のために」