秘身譚

ひしんたん
著者:伊藤真美
最新刊:
2010/11/07
ひしんたん
秘身譚
1巻を試し読み
本棚に追加
本棚から外す
読みたい
積読
読んでる
読んだ
フォローする
メモを登録
メモ(非公開)
保存する
お気に入り度を登録
また読みたい
※本棚・フォローなどの各アクションメニューはこちらへ移動しました(またはフローティングメニューをご利用ください)

古代ローマが舞台の重厚ポリティカル・アクション

カラカラ帝崩御直後の古代ローマの混迷を、ローマ属州の軍指揮官ポリオと謎めいた“少年”エラの視点で描く歴史ファンタジーマンガ。 エラは月の満ち欠けがもたらす特殊な身体能力が備わっているバトル担当。ツインテールがかわいい。 細っこい身体から素早い身のこなしで次々敵を倒していく見ていて気持ちいいタイプのアクションが確かな画力で描かれてます。なかなか攻めた設定のキャラなのでこれは読んで確かめてほしいですね…! 一方のポリオはエラの力を利用しながら政争の渦中に飛び込んでいき、様々な関係者をときには懐柔、ときには暗殺して帝国内で成り上がるのが目的。 巻末の注釈と考証も充実していて、ローマ帝国の政治情勢、社会状況がたっぷり学べるマンガです。 1巻ではエラの能力の秘密などさまざまな謎が散りばめられて、ポリオの政治的駆け引きと合わせて「これからどうなっちゃうの!?」というところで終わるのですが…。 2019年7月現在2巻が出ていないんですよね…! そんな…どうにか、ならんのか…!! (作者の伊藤真美先生は本作以外にストリートファイターのマンガなど描かれているようですので、望みを捨ててはいけない…?) 読み終わったら巻末予告の「2011年夏、2巻発売」の文字を凝視してしまうこと必至の「未完の秀作」です。

ANAGUMA
ANAGUMA
『秘身譚』のクチコミ投稿
クチコミで好きなマンガを広めよう!
話題の種類
「マンガのクチコミってどうやって書けばいいの?」という方へ!選んだ話題に応じた書き方のヒントや例文を表示します。初めての方は、練習用ページで気軽に投稿の練習をしてみてください。
タイトル
本文
秘身譚
秘身譚
伊藤真美
伊藤真美
あらすじ
賢帝が治むる「人類が最も幸福であった時代」から数十年が過ぎた紀元3世紀。世界最強の帝国・ローマは、政治の腐敗、蛮族の進入、続く外征で疲弊し、ゆっくりと、だが確実に、その力を失い続けていた。そして東方にて起こった皇帝・カラカラの暗殺により、全ては大きく変わり始める――。 中世ダークファンタジー「ピルグリム・イエーガー」の実力派が、幻想とロマンに満ちた古代世界を描く! “良き死出の旅を――”紀元217年、皇帝カラカラの暗殺を機に、世界最強の帝国ローマは大きく揺らぎ始める。帝位を簒奪した新帝マクリヌスは、東方の要アンティオキアで地位を安定させるべく、街を闇から牛耳る軍士官、Cn・D・ポリオを逮捕せんと画策するが‥‥? 爛熟と退廃そして神秘と幻想に満ちた古代地中海世界を、美麗なビジュアルで描く、歴史ロマン幻想譚、堂々の開幕!!
秘身譚の情報の提供お待ちしてます!
掲載している内容の誤りや、この作品に関するおすすめの記事、公式情報のリンクなどはこちらからお送りください。みなさまのご協力をお願い申し上げます。

おすすめのマンガ

テルマエ・ロマエ

テルマエ・ロマエ

すべての“風呂”は、“ローマ”に通ず。「マンガ大賞2010」と「第14回手塚治虫文化賞短編賞」をW受賞、実写映画(主演:阿部寛)も記録的な大ヒットとなった超ベストセラー・爆笑コミック! 紀元前128年、第14代皇帝ハドリアヌスが統治し、かつてない活気に溢れているローマ。すべてに斬新さが求められるこの時代、古き良き浴場を愛する設計技師のルシウス・モデストゥスは、生真面目すぎる性格が時代の変化に合わず、職を失ってしまう。落ち込むルシウスは友人に誘われた公衆浴場から、突然現代日本の銭湯にタイムスリップしてしまい……!?

プリニウス

プリニウス

どうしても、この男が描きたかった!世界史上もっとも著名な博物学者にして、ローマ艦隊の司令長官。古代ローマ一の知識人にして、風呂好きの愛すべき変人。その男の名はプリニウス――。『テルマエ・ロマエ』のヤマザキマリが、最強のパートナー“とり・みき”を迎えて、ふたたび魅惑の古代ローマ世界に挑む。圧倒的な構成と迫真の画力で2000年前の世界を描く、歴史伝奇ロマンの決定版、ここに誕生!

辺獄のシュヴェスタ

辺獄のシュヴェスタ

16世紀、神聖ローマ帝国。罪なき賢者が「魔女狩り」という名の迫害に遭った時代。魔女狩りを指揮する修道会の処刑で家族を失くした「魔女の娘」エラは、魔女の子供達を集めた女子修道院に収容された。激流のごとき変革の刻。聖母を形どった拷問具「鋼鉄の処女」と共に辿るエラの苛烈な運命を描く、サバイバル歴史大作…!!

決闘裁判

決闘裁判

「東京カラス」「リュウマのガゴウ」の宮下裕樹が放つ中世ファンタジー巨編!17世紀初頭、神聖ローマ帝国。この地では、原告と被告の決闘で有罪無罪が決まる「決闘裁判」が広く行われていた。神は正しい方の人間を勝利に導く、という教えのもとに‥‥。少年ニコが姉と暮らす南西の町ブライザッハでも決闘裁判が日々行われていた。決闘裁判を嫌う姉をよそに、ニコは特に何も考えていなかった。姉が死んだその日までは‥‥。

ヴィルトゥス

ヴィルトゥス

西暦185年。古代ローマ帝国は、闘技に明け暮れる第17代皇帝・コンモドゥスの暴政により荒廃しつつあった。ローマの行く末を憂える帝の側室・マルキアは、時を操る秘術を用い、失われしローマ人の至高の魂「ヴィルトゥス」を抱く男を未来より召還することを決意。彼女がやって来たのは、西暦2008年の日本・府中島刑務所で…!?古代ローマ格闘奇譚!!

レオノーラの猛獣刑

レオノーラの猛獣刑

古代ローマ。有能なライオン飼育係の奴隷少女レオノーラは、唯一の家族とも言えるライオン「マックス」が富豪ペトルスに売られてしまったことにショックを受ける。ペトルスは不注意でグラスを割ってしまった奴隷に腹を立て、猛獣刑(ライオンに食わせる死刑)にしてしまうという彼の異常を悟り、家族であるマックスを守り抜くと決意する。