あらすじレッドの涙を止める──。ホワイトリバーで啓示(ヴィジョン)を受け、己の道標を見つけたスカーレットは、マザスカの「兄弟」たちと、「父」と呼んできた男に背を向け、狼を供に荒野へと旅立つ。老いた聖者である「父」の贖罪の終わり、その最期の時も知らずに……。そして、スカーレットは新たな友に出会う。それは、キッズギャング「イナズマ団」のボス、チリカ。剛腕作家が異端のテーマを描く、大いなる挑発作、第9巻!
ウィシャ族(インディアン)の末裔レッドが自分の部族を滅ぼした米軍「ブルー小隊」に復讐を仕掛ける物語。 西南戦争から逃げ延びた相棒の日本人イエロー、娼婦のアンジー、元ブルー小隊のゴールド、巡回牧師のグレイなど社会のはみ出し者たちがレッドとともに命を燃やす…。 全キャラシブすぎてマジで泣けてきます。 人種問題というモチーフは重厚ですが村枝賢一作品らしく読み味は爽快です。 レッドの必殺武器、巨大リボルバー「ヘイトソング」は必見!!