あらすじ漆黒の憎悪に身を焦がし、鏖殺の怨念で心を充たすインディアンのレッド。復讐の旅路が図らずも育んだ友情の萌芽すら置き去りに、彼は黒鉄の爪牙を磨き、幾多の死線をもくぐり抜けて、冷血の猛禽へと変貌するのか……。19世紀末、アメリカ。時代の奔流に抗う、叛骨の挽歌!鬼才・村枝賢一が骨太に描き出す、赤き血が滾る本格ウエスタン!多種多様な人間の思惑が絡み合う、第5巻!!
ウィシャ族(インディアン)の末裔レッドが自分の部族を滅ぼした米軍「ブルー小隊」に復讐を仕掛ける物語。 西南戦争から逃げ延びた相棒の日本人イエロー、娼婦のアンジー、元ブルー小隊のゴールド、巡回牧師のグレイなど社会のはみ出し者たちがレッドとともに命を燃やす…。 全キャラシブすぎてマジで泣けてきます。 人種問題というモチーフは重厚ですが村枝賢一作品らしく読み味は爽快です。 レッドの必殺武器、巨大リボルバー「ヘイトソング」は必見!!