あらすじ

全日本に初召集され、格の違いを身を以って知った練は、キャプテン桐生とエース高明寺の部屋を訪ねた。代表選手として死線を潜り抜けてきたふたりが練に教えてくれたこととは……。一方、唯一の家族である叔父と、代表メンバーの繭が付き合っているところを目撃し、ひどく落ち込んでいた隆子。練の励ましにより立ち上がり、ついに本気になる。練と隆子が、黒曜谷高校の黄金世代で、全日本不動のミドルブロッカー・繭に挑む!
少女ファイト 1巻
「あの日から、友達は作らないって決めたんだから」大石練(おおいしねり)・15歳。バレーボールの名門・白雲山(はくうんざん)学園中等部に在籍。練はずっと自分を抑え続けていた。小学校時代に全国大会で準優勝したチームのキャプテンであったほどの実力を隠しながら。集団スポーツの中で、自分を殺さなければいけない理由は――。それでもバレーを辞められない想いとは――!!バレーボール群像劇スタート!
少女ファイト 2巻
「打ちたい。私も、あんなふうに。圧倒的に――。」黒曜谷(こくようだに)高校に入学した練(ねり)。会ったのは、一癖も二癖もありそうな面々ばかり。個性際立つ新入生。そして「魔女」と評される先輩たち。まずは、新入部員恒例と言われる儀式を受けることになるが、そこで練は血が沸き立つような感情を覚える。死んだ姉が過ごした高校で、練は新しい扉を開く――!!黒曜谷高校編スタート!
少女ファイト 3巻
「どうにもならない他人の気持ちはあきらめて、どうにかなる自分の気持ちだけ変えませんか」3対3で行われた新入生の練習試合も終わり不安を抱えながらも黒曜谷バレー部は動き出す。しかし、いきなりトラブル勃発!ナオが練習に来なくなってしまった。練はナオがいるという賭けバレー会場に潜入を試みるが、そこには思いがけない人物との再会があった――!!
少女ファイト(4)
賭けバレーが終わり、部員に課せられたのは「インターハイ辞退」と「1ヵ月の停学」。この処罰は、春高バレーで確実に結果を残さなくてはいけないことを意味する。同時に新たなコーチも登場。名前は由良木政子。Vリーグの現役選手でもあり、練の姉・真理のチームメイトでもあった。彼女の指導のもと、停学期間を利用した地獄の合宿が始まった─―。
少女ファイト(5)
「私……もっとちゃんとみんなのこと知りたい」自分はバレーが好きでいいと、ようやく認めることができた練。けれど、それですべて上手くいくわけじゃないのが人間関係。打ちとけようとする努力、変わろうとする想い。大阪で行われる準公式戦に参加することは練に、黒曜谷に、何をもたらすのか……。……その前に期末試験をクリアしないと試合に出られない!?
少女ファイト(6)
「好きな人を好きな自分は大好きだね」恋もバレーも友情も全力で!ついにルミコの想い人が登場!!「少しだけ勇気を出して甘えてあげて下さい」大阪遠征が終わり、東京へ帰ってきた練たち黒曜谷バレー部。練習や部での肝試し……全てが平和な日常。学とミチルも普段の生活を送っていた。しかしミチルが、学の付き添いで学の父が勤める病院に行った日から、その平穏は崩れ去る。シゲルの身におきた異変を知ったその日から――。
少女ファイト(7)
「私は私の最善を尽くします」1年前は信念ゆえの部員不足から試合もままならなかった黒曜谷(こくようだに)高校女子バレー部。それも今は昔。練(ねり)をはじめ相性が抜群にあったメンバーが揃い、ついに秋の大会に臨めるまでにいたった。目指すは春高。だが、大会直前にかつて練が在籍していた白雲山(はくうんざん)高校が、黒曜谷高校理事長に接触を図ってきた。目的は練の獲得。即座には断れないある条件を突きつけて……。
少女ファイト(8)
冬季大会予選――。順調に勝ち進めば、練(ねり)のいる黒曜谷(こくようだに)高校女子バレー部が強豪・朱雀(すざく)と対戦するのは必至。「朱雀には絶対に勝ちたい」主将の鏡子(きょうこ)は、強い気持ちで試合に臨む。それは、勝利への渇望ではなく復讐。鏡子の親友サラを、幼少の頃暴力で苦しめたサラの父――朱雀監督・槌家(つちや)への憎悪。優しさ故の鏡子の気持ちにサラはどう応えていいのか心が惑う。
少女ファイト(9)
春高への出場をかけた冬季大会。勝つために下された布陣が、学と志乃に大きな選択を迫る――。そして学はその道の過酷さを知り、修羅になることを誓った。一方、青磁学園の雨宮摩耶の不穏な動きに気づいた唯隆子は警告のため学のもとを訪れる。隆子の助言から、雨宮の練への異常な執着を感じ取った学は、練のために宣戦布告をする。
少女ファイト(10)
春高に出場するための最後の関門・地方大会が目前に迫る黒曜谷高校。監督・笛子は、チームが負けたらライバル校の監督・別所からの求婚を受ける約束をしていた。真実を確かめるべく、練は理事長のもとへ。そこで練は、笛子が自分の命を懸けて春高優勝を成し遂げたことを知らされる。シゲルはこの時期になぜ伝えたのかと抗議するが、理事長は試練が多いほど練は輝く、と期待してた……。
少女ファイト(11)
全日本に初召集され、格の違いを身を以って知った練は、キャプテン桐生とエース高明寺の部屋を訪ねた。代表選手として死線を潜り抜けてきたふたりが練に教えてくれたこととは……。一方、唯一の家族である叔父と、代表メンバーの繭が付き合っているところを目撃し、ひどく落ち込んでいた隆子。練の励ましにより立ち上がり、ついに本気になる。練と隆子が、黒曜谷高校の黄金世代で、全日本不動のミドルブロッカー・繭に挑む!
少女ファイト(12)
全日本代表合宿から帰ってきた練は、技術面、精神面でも著しい成長をみせ、名実ともに黒曜谷高校のエースとなった。時を同じくして、全国の代表校も春高に向けて動き始めている。かつて春高優勝を成し遂げた黄金世代メンバー・笛子と政子に率いられ、黒曜谷は、ふたたび春高へと進む。未だ見ぬ強豪たちとの戦いは目前。波乱必至の春高バレーいよいよ開幕!!
少女ファイト(13)
春の高校バレーがついに開幕! 全員が元漫研という異色の経歴を持つ山吹矢高校が、黒曜谷高校の初戦の相手。初めての春高とトリッキーな相手に戸惑い、ペースがつかめないストレイドッグス。そして練たちの春高出場に後押しされて、コートの外では、繭と環が再会を果たす。真理の死とともに止まっていた黄金世代メンバーの物語も動き出す。
少女ファイト(14)
一回戦を終えた春の高校バレー。黒曜谷の二回戦の相手は、春高前に、鏡子と千石が偵察に行った福岡代表の強豪校・墨日野高校。ストレイドッグスのメンバーとそっくりのドッペルゲンガーチームを相手に、第1セットを先取。しかし、チームワークを手に入れた墨日野高校の反撃が始まる。一方、青磁学園・雨宮は琥珀学園をはじめ、多数のチームと裏でつながっており、不穏な動きを見せる……。
少女ファイト(15)
春高ベスト8をかけて、3回戦に挑む黒曜谷。迎え撃つのは前年度優勝の実績を誇るシード校・金糸雀だ。相手にとって不足ナシだが、とある人物の謀略が金糸雀を襲う。足元がグラつく前年度覇者、そして、その動揺を間近で感じる練たちは実力を発揮することができるのか。魔物が潜む春高――本当の闘いはここから始まる!
少女ファイト(16)
ついに春高バレー準々決勝にコマを進めた練たち黒曜谷。次なる相手は、サラの父・槌家監督率いる朱雀高校だ。足のケガから復活を果たした実力派キャプテン・寺沼をはじめ、技巧派セッター・有栖川なども擁する強豪に対し、練たちはどう立ち向かうのか!? 槌家はかつて、妻のミラ(サラの母)に家庭内暴力をはたらいており、幼少の頃からサラと人生を歩んできた鏡子の槌家への印象は最悪。一方、当のサラは父について愛憎入り混じる複雑な感情を抱いている。そんななか、黒曜谷を傘下におさめる三國財閥会長・三國芽衣子が日本女子バレーの実力底上げのために描く遠大な計画が明らかになり……!? 連載13年、「青春漫画の金字塔」待望の最新刊! 傷だらけで戦う同士(あなた)に贈る、極上の“読む処方箋”。「あきらめたくないのなら問い続けろ。自分にとってバレーの正体とは何かを」――。
少女ファイト(17)
春高バレー準決勝にコマを進めた黒曜谷高校。彼女たちの前に立ちはだかるのは、因縁の相手・雨宮摩耶率いる青磁学園だ。練にとって青磁の主要メンバー4人はかつて袂を分かった元チームメイトでもある。勝つのは、仲間との信頼で結ばれた黒曜谷か、それとも雨宮が仲間を支配する青磁か。波乱必至の決戦の幕が、ついに切って落とされる! なぜ、この漫画には“自分”がいて、同じ悩みを抱えているんだろう――。連載14年、「青春漫画の金字塔」待望の最新巻。己の試練に立ち向かう少女たちの人間賛歌、ますます白熱! 「過去も未来もいらん 今はこの試合だけ感じな」。
少女ファイト(18)特装版
付録は、人気キャラ4人のエピソード4篇(全16P)を収録した描きおろし漫画ブックレット! カバー絵も新規描きおろしです。本編では収録できなかった、少女ファイトが10倍楽しくなる小編。
G戦場ヘヴンズドア

G戦場ヘヴンズドア

人気マンガ家である父に反発し、ひそかに小説家を志す堺田町蔵。幼い頃から、マンガだけを心の拠り所として生きてきた長谷川鉄男。まるで正反対な性格を持つふたりの高校生。しかし、お互いの心の内に、共通する情熱があることに気づいた鉄男は、町蔵に手をさしのべた。運命的ともいえる出会い……ふたりの目的はマンガを創りあげること――!!戦友とはいったいなんなのか、その意味を探り続ける著者渾身のコミック!!
新装版 極東学園天国 A FAR EASTERN SCHOOL PARADISE

新装版 極東学園天国 A FAR EASTERN SCHOOL PARADISE

『少女ファイト』日本橋ヨヲコの初期傑作!!――徴学令が施かれ、高校までが義務教育と化した近未来の日本。一度入学したら卒業するまで外には出られない全寮制の学園に集められたのは、曲者ぞろいの生徒たち。「今だけあんたの右手になってやる」「忘れられるくらいなら嫌われたほうが楽なんだね」友と呼べるのは心に疵を持つ者。魂をわかつ者たちの、破天荒青春学園ストーリー!描き下ろしおまけ漫画収録!!
粋奥

粋奥

お料理、お洗濯、お掃除、お買い物…どこまでも寡黙に、しかし完璧以上の精度ですべての家事をこなす八重子さん。その献身っぷりは、愛する夫のためはもちろん、ご近所さんやたまたま行き会った見知らぬ人に対しても…!?傑作『G戦場ヘヴンズドア』連載終了後に月刊IKKIにてシリーズ2作品掲載された幻の短編が、電子コミックオリジナルで登場!著者自身が作品第1話の創作過程を丁寧に解説した「日本橋メソッド」を同時収録。
プラスチック解体高校

プラスチック解体高校

全ての高校生に告ぐ。まずは最初に言っておこう。いろんなものを見て聞いて、周りがどうあれ君だけは、こっそり命懸けで生きていて――何に対しても型破りな大段高校の新入生・古屋直視に入学早々、濃いキスをされた蔵田三成。でも直視の心は三成の兄であり担任でもある一誠に向いていて……。直視を中心に繰り広げられるクラスメイト6人のハイパースクールライフ、プロジェクト始動!
バシズム 日本橋ヨヲコ短篇集

バシズム 日本橋ヨヲコ短篇集

困った時、悩んだ時、辛い時、誰かに言ってもらいたかった言葉が、ここにあります――。泣きじゃくり、大いに笑い、血をたぎらせる、まばゆい青き時代。日本橋ヨヲコの魂に満ちた9つの初期作品を収録! 単行本未収録だった日本橋作品のラストピース、『ハイジャンパーズ・ハイ』ついに収録!!
G戦場ヘヴンズドア 完全版

G戦場ヘヴンズドア 完全版

※完全版の内容(普及版との違い)・「カバー」「総扉」が描き下ろし・雑誌掲載時の本編カラーを復刻(第5話)・読み切り「粋奥」第1話を収録・巻末のキャラクター一覧(計7P)を普及版1巻の構図・服装のまま「現在の絵で」全て描き直し・巻末のおまけページのうち記事5枚分を削除(普及版1巻では引き続き読めます)【内容紹介】マンガを愛する高校生の鉄男。人気マンガ家の父を憎む高校生・町蔵。運命的な出会いを果たした正反対なタイプのふたりは、青春と呼ぶにはあまりにも過酷な「表現」の世界へと今、足を踏み入れる――! 「作品を生み出す事とは」「戦友とは」という2つのテーマをマンガ家とその卵たちの目を通して描ききり、「マンガ家マンガの伝説」と呼ばれた傑作が今、完全版として鮮やかに蘇る!!