あらすじ舞台は紀元前。奴隷の身分にありながら、豊かな教養と観察眼、判断力、そしてそれらを駆使して行動を起こす度胸を兼ね備えた、不思議な青年・エウメネスがいた。あの偉大なる哲学者・アリストテレスの逃亡を助けたりしながら、彼が目指していたのは、「故郷」と呼ぶカルディアの街……。のちにアレキサンダー大王の書記官となるエウメネスの、波乱に満ちた生涯を描いた歴史大作!続きを読む
掲載誌情報アフタヌーン講談社2025/01/24スキップとローファー/天国大魔境/ヴィンランド・サガ/メダリスト/おおきく振りかぶって/波よ聞いてくれ/フラジャイル/青野くんに触りたいから死にたい/ブルーピリオド/ダーウィン事変/来世は他人がいい/どくだみの花咲くころ/冒険エレキテ島/イサック/天狗の台所/ワンダンス/プ~ねこ/最果てのセレナード/アンダー3/ミライライフライ/乾と巽―ザバイカル戦記―/トップウGP/ヘルハウンド/無限の住人~幕末ノ章~/地獄のアシタ/クオーツの王国/ケモ夫人/山田君のざわめく時間/OMORI/7人の眠り姫/冥冥冥色聖域/民俗学者 赤坂弥一郎の事件簿/もう、しませんから。 ~青雲立志編~/もう、しませんから。~アフタヌーン激流編~/フルカラ~スヤサトシ/
作品情報著者岩明均arrow_forward_ios巻数12巻arrow_forward_iosカテゴリ青年マンガarrow_forward_ios出版社講談社arrow_forward_iosレーベルアフタヌーンarrow_forward_ios掲載誌アフタヌーンarrow_forward_ios年代2000年代arrow_forward_ios刊行期間2011/12/16~2024/06/21※電子版発売日ジャンル歴史登場人物登場人物・キャラクター(27)
あらすじ舞台は紀元前。奴隷の身分にありながら、豊かな教養と観察眼、判断力、そしてそれらを駆使して行動を起こす度胸を兼ね備えた、不思議な青年・エウメネスがいた。あの偉大なる哲学者・アリストテレスの逃亡を助けたりしながら、彼が目指していたのは、「故郷」と呼ぶカルディアの街……。のちにアレキサンダー大王の書記官となるエウメネスの、波乱に満ちた生涯を描いた歴史大作!続きを読む
この漫画、なんと冒頭に地球儀が出てくる。ギリシャの哲学者で地球が丸いことを証明したアリストテレスが、地球儀をエウメネスに見せていたのだ。アリストテレスは、数学者が「40万スタディア」と算出したことを述べた後で、「私はもっと小さいのではないかと考えている」と述べた。 ちょっとおかしな話で、いま知られているのは、地球の大きさを初めて測定した人物は紀元前275年生まれのエラトステネスと言われている。アリストテレスは紀元前384年生まれで、100年以上早い。つまり、エラトステネスより前に算出した人がいることになる。また、エラトステネスの算出した値は約25万スタディオンで、値も大きく異なる。地球儀についても、紀元前150年前後に作られたものが最古と考えられており、アリストテレスよりもずっと後のことである。おそらく漫画上の演出であろうし、バルバロイであるエウメネスの有能ぶりを示すことに成功している。