音楽漫画好きは読めないと思う
佐治安人の息子が主人公
佐治の息子の佐治将太で主人公で関口将太の息子が将太朗という一見難しい感じになってる。「将太の寿司2 World Stage」とあるだけに寿司とSUSHIや食文化などの差を描きながら進んでいく。懐かしのメンバーが登場するのは嬉しいが一番好きな「笹寿司」が最後まで登場しなかった...
「HOTEL」から「築地魚河岸~」への乗り継ぎ駅
「築地魚河岸三代目」 作・大石賢一他、画・はしもとみつお、 が好きだったので、同じ作画コンビの作品と知り読んでみた。 予想以上に築地魚河岸テイストで、 さらに、なんか石ノ森章太郎先生の「HOTEL」とも 雰囲気が似ているなと思って確認してみたら、あちらも 原作が大石賢一先生だった。 まさにHOTELと築地~の間の作品で、 この作品を習作として築地~が出来たのではないか、と思った。 大都会の巨大駅に勤務する駅員・中村は 駅を通過する様々な人々と関わり、 人を導き人に導かれ、様々なドラマを経験し成長していく。 この構図はそのまんまHOTELや築地~と同じ。 舞台がホテル・駅・魚河岸と違うだけ、という感じ。 そしていずれもがビジネスの現場を舞台にしながら ビジネスの利益や効率を重視する面から 少々、人情の側に偏っている面を感じるのも。 中村の行動は従業員マニュアルから逸脱することが多いし、 その理由が人情溢れる感覚からであることが この漫画をヒューマンドラマにしている。 しかし中村の行動には乗客に配慮しすぎな印象も受ける。 ぶっちゃけ「そんなことするより本来の仕事をしろよ」 と感じてしまうシーンも多々ある。 だからこの漫画はビジネス漫画としてはけしてリアルではない。 「こんな駅員さんがいてくれたらいいな」 と思わせるドリーミイな人情漫画だ。 それを好むかどう評価するかは読み手次第だと思うが、 この漫画を習作として、 人情に偏りすぎないというか、 丁度いいくらいに人情と仕事を結びつけたのが 「築地魚河岸三代目」なんじゃないかな、と感じた。
中華一番 極 読んで
漫画に出てくる 料理食べてみたい
鶴谷香央理の初期作品集
メタモルフォーゼの縁側の最終巻でうららちゃんがコミティアに初参加するシーンを読んでからレミドラシソ 鶴谷香央理短編集 2007-2015を読んだので、鶴谷香央理先生がコミティアで発表されていた作品「吹奏楽部の白井くん」も何だか普通に読むよりも感極まったような気がします。先生もあの場所にいらっしゃったんだなぁ…。 ちばてつや賞の準大賞を受賞された「おおきな台所」が商業誌デビュー作なのでしょうか。これぞ原点という感じはありますが、背景の生活感とか人物描写のリアリティは最近の作品と同じくらい巧みに表現されています。私にも年の近い妹がいるので自分の思い出を重ねながら読みました。 最後に収録されてる「ル・ネ」は、香水の調合師としてズバ抜けた才能を持ってるけど今はその道を選ぶことに気が進まないでいる女子高生が主人公のモーニングに掲載された読み切りです。ささやか過ぎて日常的には見逃しがちですが、この作品を読んで「匂いに感情が宿ることって確かにあるなぁ〜」と思いました。今からでも遅くないのでぜひ連載化して欲しいです。
最終巻で泣いちゃった
最終巻で市野井さんが自分が好きなBL作家さんに伝えた言葉を読んだ瞬間に目が開けられなくなりました…。我々読者が漫画家さんに言えることは「漫画を描いてくださってどうもありがとう」まさにこの一言だけです!!ギュッと目を閉じたまま涙が溢れてきて次のページもめくれないくらい泣いてしまいました。割りとすぐウルウルしてしまうタイプなので漫画を読んで泣くことはよくあるのですが、こんな泣き方をしたのは生まれて初めてでした。これが心に刺さるということなんでしょうか。 市野井さんとうららちゃんが年齢を超えてお友達になったきっかけが漫画なのがいいですよね。基本的に漫画って一人で考えて描いて一人で読むものだけど、だからこそ自分以外の誰かと好きを共有できた時の嬉しさが倍増する気がします。漫画は描くのも読むのも語り合うのも楽しいですね。連載当初からどんな最終回を迎えるのか不安だったのですが、タイトルの「メタモルフォーゼの縁側」にふさわしい素敵なラストでした。
誌面から感じる熱量がスゴい
日々のいじめに耐えながら、いつか訪れる輝かしい未来のために脳内幸せ貯金をしている少年、大庭亮介くんが主人公。若干21歳の著者による、暑くて熱すぎる新連載。第一話から大庭くんの幸せを願ってやまない! 細田くんの男らしさに拍手。
7人のシェイクスピアについて語ろう
※ネタバレを含むクチコミです。
素直な気持ちで読むべし
帯の「泣ける!!!」という煽りで、いまいち読む気が起きなかった作品でしたが、フラットな気持ちで読んでみた所…アラ、とても良い漫画でした。ほっこりとした空気感で、統一感のある柔らかなタッチが特徴的。おばあちゃんを中心に、芸術・工芸に通じた人達の交流から始まり、現在→過去→現在とお話が展開していきます。 過去編では戦時中のエピソードが出てきます。今のおばあちゃん世代は戦中または戦後間もない生まれなので、さらにそのお母さんのエピソード、という形になります。もはや今の時代のおばあちゃんも戦争体験世代ではないという時代なんですよね。なので回想の中では、本当の戦時中はもっと厳しかったんじゃないか?と思う部分もありましたが、それでも誠実に描かれている印象を受けました。ただ、過去編から現在へ切り替わる表現がちょっとわかりにくかったですね。 悲しい出来事もあるものの、読んでいて温かい気持ちになれる作品です。特に、のどかな田舎の描写は素晴らしいと思いました。
溶ける…溶ける…とにかく溶ける…
怖くないです。むしろ笑えます。〇〇すると溶けるって発想もすごいです。 主人公の邪悪な妹・ちずみに片思いされちゃった智人くんがかわいそうでしたが、ドロドロに溶けてビン詰めされた人間達が軟禁された智人くんを助けるシーンがなんとなくメルヘンで好きでした。
ふたりソロキャンプ読んで
もしHするなら 雫のオッパイ (乳首あり)吸ったり 1話で見た桃尻 舐めてほしい
絶対に最後まで読むべし!
2巻まで読んで「不思議な世界観だな…」と思ったまま放置してしまっていたのですが、4巻で完結したと聞いて慌てて読みました。4巻の中盤からの怒涛の展開がすごいですね!ずっと「夢の中でしか会えない女の子の為にどうしてこんなに一生懸命になれるんだろう?」と思っていましたが、そういうことだったのか!!と納得がいきました。もう一度最初から読み直したいです。
雪女を蟹を食うエピローグを読んで
※ネタバレを含むクチコミです。
日本美術史の大まかな流れを知るのに良い
日本の昔の美術ってなんか地味で暗くてかっこ悪い…長らくそう思っていたが、その理由はやはり冒頭で話している通り、そもそも日本には「美術」という概念がなく、むしろ工芸に近かったからだろう。そしてその地味で暗いものにも歴史があり、ドラマがあり、ある時代の考え方や生き方を知る手掛かりが刻み込まれている。特に高村光雲の『老猿』は実物をみたくなった。
ふたりソロキャンプ読んで
早く付き合って Hしてほしい
エレクトラで澤野芳枝の正体がばれるのが楽しみに
エレクトラ五十嵐ゆみこ先生の絵が懐かしいのでコンビニで必ず毎号楽しみにして見ています エレナの父さん澤野せいじさんを金で買った嫌な悪女澤野芳枝は不幸な人だと思いますこの人は愛された事がなく手に入らなかった物が子供の頃からなかったからこんなに酷い行いをすることが出来たと思うこの人が報いを受けル時初めて澤野せいじさんが振り向いて謝られると思います
父子家庭への闖入者、是か非か!
※ネタバレを含むクチコミです。
険悪→甘々コンビネーション百合
くずしろ先生、コミック百合姫での二本の短期集中連載。 前半は『ラブデス』。互いを好きな二人のJKは嫉妬や猜疑心を相手にぶつけるが、そのぶつかり方が強烈。様々な武器を駆使して相手を「殺し」にかかる。 派手に戦い傷付け合いながら、感情が遂に相手に届くと一転、甘々のベタベタに。なんだこれ、極端すぎる。殺伐からデレへの振り幅が強烈な、タチの悪い痴話喧嘩は最早笑えるレベル。ニヤニヤしながら「末長く戦闘しろ」と思ってしまう。 後半は『にこちゅう』。タバコ吸いの二人のJK。キスの味はタバコの味?というところから始まって、周囲からは悪そうに見える二人が、見えないところでイチャイチャデレデレする、という「不良百合」。 いかにもガラの悪そうな二人が、一転甘々な雰囲気でお互いを受け入れる百合は、やはりギャップが凄い。でも本当のお互いを理解し合う二人はえらく純情で、とてもカワイイ。
ドーピング超人vs史上最速常人の陸上対決!!どうなる!?
4週の短期集中連載なんてもったいない!! ずっと読んでいたい導入だった! 前作『マドロミ』も最高だった!もう「はまやん」先生間違いない! この画力!読ませる力! 2036年、医学の進歩とエンターテインメントによってドーピング解禁。 五輪は超人五輪と化す。 ドーピングしまくり特盛マッチョたちが命を削って記録に挑む…が、主人公のマイクは過去の記憶からドーピングに拒否反応があり、常人として超人を超える覚悟を決める!! 子どもの頃、全力疾走したときの血管浮いたじいさんが、1話ラストに出てきた階段の上のじいさんなのかな? ボルトを超える世界最速の常人がどこまで極めてみせてくれるのか!! 楽しみすぎる~!! ドラゴンボールでは大きすぎる筋肉は逆にスピードに影響するとかって言ってたのもふと思い出す! スピードは増強されたパワーだけじゃないってところ見せてほしい!
金に取り憑かれた大人たちの俗悪さが凄まじい
金に取り憑かれた人間の俗悪さが凄まじい。なにか実体験を元にしているんだろうかと思うほどの迫力 村のダム建設のせいで両親と牧場を失った代わりに大金を手に入れたんだけど、代わりにその金を狙った大人たちの醜悪さといったら凄まじいに尽きる。 たくさんの人に読んでほしい名作。
天竺を救った外交官、王玄策という男のロマン
中国史に詳しい方なら王玄策という人物をご存知なのでしょうか。 一行でまとめるなら彼は「出先のインドで投獄されたから脱獄して内戦に介入し、解決に導いた一介の外交官」といえます。「そんなマンガみたいなやつがマジでいたのか?」と思って読むわけですが、どうやら居たようです。完全に居た。『天竺熱風録』を読めば分かる。 より興味を持っていただくためにもう少し王玄策のことを紹介しましょう。 7世紀・唐の時代、玄奘三蔵法師とほぼ同時代の人物だといったらわかりやすいはず。王玄策も三蔵法師と同じく、天竺(インド)の地を踏んだ人物です。もっとも彼は僧侶ではなく修好使節団のリーダー、すなわち外交官でした。 本作で描かれるのは王玄策の二度目の天竺行で、これがなんとも波乱に満ちた旅となります。 やっと辿り着いたインドは交流のあったハルシャ王が死去しており、得体のしれない集団が王権を握っている状態。玄策は簒奪王アルジュナに仲間を殺されたうえ、使節団まるごと投獄されてしまいます。 極限状況で彼が導き出したプランは、 ①脱獄して隣国ネパールに向かう ②ネパール王に助力嘆願して兵力を借りる ③友軍とともに天竺の首都カナウジに舞い戻る ④アルジュナをボコる ⑤仲間を救う。HAPPY!! という大胆不敵なものでした。詳しく書くほどに「マンガか?」となるわけですがどうやら歴史上の人物らしい。 彼がどう決断し、次に何を見せてくれるのか「一体どうしてこんなことが出来ちゃったんだ?」と結果がわかっていても常にワクワクドキドキです。伊藤勢先生が「外交山師」と評するとおり、武力に頼るのは必要最小限、血を流さず知恵によって状況を打開しようとするスタンスも魅力的なんですよね。 そして賢い彼を取り巻くキャラクターも全員キレ者揃いでとにかく話が早い。頭のいいキャラクター同士が会話しているときの気持ちよさがずっと続きます。 特にネパール軍のラトナ将軍が超イカす!気がつけば彼女の麾下の兵士と声を揃えて将軍を全力で推していることでしょう。 当時の軍事状況や地政学的な知識に裏付けされた描写も圧巻で「7世紀のインドってこんな雰囲気だったんだろうな」という説得力が半端じゃありません。インドを旅したこともあるという伊藤先生のあとがきは本編を読み解くうえで最高のコラムです。 一方でマンガ的なケレン味もバッチリ備わっていて、具体的には怒りのデスロードを爆走しているかのような象戦車とかが出てきます。歴史の知識がしっかりあるから遊び心も映えるんだなぁ。 「原作を読んだときにぱっと絵が浮かんだ」と語られるラストカット、これがまた最高にシビれるのでぜひ最後まで読んでいただきたい次第…インドの風を感じながら、ロマンあふれる男の生き様をド級のエンターテインメントとともに味わえる快作です。
ふたりソロキャンプ最新話を読んで
※ネタバレを含むクチコミです。
昭和とかなんとかどうでもいい元気な子ども時代
読むととりあえず元気出るから好き!! 昭和っていいねえとか家族っていいねえとかそんなんじゃなくハイパークソガキな流水先生の幼少期が楽しい。自分の子がこんな感じだったら思うところあるかもしれないけど、元気でやんちゃなのはいいことです。 で、ハチャメチャなクソガキなのに怖い話読んで寝れなくてお姉ちゃんのお布団におねしょしたり、お母ちゃまお父ちゃまって呼んでたりするのがかわいいんだよなあ。 インド夫婦茶碗も元気出るから好きでそういう漫画ばっかり描いてる方だと思ってたけど、マンバの作品ページ見てみたら綺麗な絵の漫画も描くんですね…さすが美大出身だけある…とか失礼なことを思ってしまいました。無知を恥じる。
これは期待のグルメ漫画🥟
マンバの新連載・読切スレで知った読切。餃子大好きなのでタイトルにホイホイされました。 正直全然期待してなかったのですが、ページを開いてビックリ。もう絵がうますぎる…!! https://twitter.com/Plul_Qdqdvh/status/1192768479834722306?s=09 繊細な線で描かれる女の子は可愛らしく、料理はメチャメチャ美味そう!! まつ毛バッサバサの美人さんの描き方、どことなく眉月じゅん先生と通づるものを感じました。 終わり方が続編を匂わせるものでテンション上がりました。読切と言わずぜひ連載化して下さい!! (週刊漫画TIMES2019年11/22号掲載)
そうとうやばい漫画ですね。今はバリバリの社会派漫画を連載中の柏木ハルコ先生ですが元々のイメージはこうですよね。エロと変態性が強すぎて、これを音楽漫画と位置付けるのは正直難しい。なので青春部活モノや音楽をテーマとした漫画が好きでもこれはおすすめできない…! でもひとことでエロいといっても、これ以上いったらアウトってところのギリギリ手前でなんとか踏みとどまってる気がしたので最後まで読めました。乳揉み始めたあたりはギブアップしかけた。 みんななんで芹生さんを見限らないんだろうと思って読んでたけど、ブラスバンドの魅力を知ってしまったんでしょう。知ったが最後、なかなか抜け出せなくなるという気持ちは熱く伝わりました。