一癖二癖あるキャラクターたちが面白い
世界一「稼ぐ」フットボーラーになる!!
※ネタバレを含むクチコミです。
祖父と孫とギターと終末 #1巻応援
『隕石少女』や『餓天使』の石山り〜ちさんが手がける新作です。 音楽で売れてやると家を飛び出した息子は、10年後に再会したときには遺体に。遺されていたのは生まれつき全盲の孫娘・光(ひかり)。光はに「自分の音楽で世界を一つにする」という父親の目標を継いで、目が見えないながらギターの道を邁進しようとします。 自分も音楽をやっていながら、親に売られて軍属になったことで道半ばで夢が潰えたことで息子にも厳しく当たっていたことを悔いる主人公・雷蔵と、幼いながらにギターの天賦の才の片鱗を見せる光の祖父と孫娘。 このふたりの関係性だけでも一本物語として成立していてそのまま読みたいくらいですが、そこは石山り〜ちさん。 本作はそこからタイトル通り「終末」が襲ってきます。突如襲来した謎の宇宙人によって人類は大規模な攻撃を受け、地上は大変なことに。 ハートフル家族ドラマ×音楽×ポストアポカリプス。 贅沢な三色丼のような作品です。 ポイントは、雷蔵が孫の光の夢を壊してしまわぬよう地上の惨状には気付かせないようにして、何事もなかったかのように振る舞い続けるところです。元気で奔放ですがギターにひたむきな光は守ってあげたい魅力があり、雷蔵の気持ちにも共感します。不器用な性格でありながら、孫愛溢れる雷蔵の姿にも心が和みます。 一方で、襲来する宇宙人たちのえげつない攻撃能力の高さからサスペンス性の強さもあり、しかし彼らにもどうやら弱点はあるようで、そこを突きながら上手く切り抜けていこうとするシーンも見ものです。 徐々に尽きていくであろう水や食料やその他ライフラインをどのように確保し、どのようにわたり合っていくのか。 他の生存者との関わりや、彼らに待ち受ける最終的な運命など目が離せない作品です。願わくば、終わった世界であっても、最後の瞬間には最高の音色を光が奏でて欲しいなと。
父を探して、生きづらさを抱えた青年のトルコ旅
市川ラクさんといえばトルコですよね…! カウチサーフィンというサービスは実在するんだ。初めて知りました。野犬に噛まれるのはあるあるなんだろうか…(震)
エンプレスエイジ
3話まで読んだけど便利屋のウツが男気溢れるカッコいい描かれ方してたのが少々残念。異主役の大先生みたいな箸にも棒にもかからないクズキャラが全く生かせていない。 チーノショッピも面倒見よさげになっていたのもコレジャナイ感アリ。
囚人が語る飯バナ
スネに傷があるような囚人たちが、年に1度の「おせち料理」をかけて自慢の飯バナをする。 そして、一番美味しそうな話をした人が、他の人のおせち料理を1つもらえるという飯バナバトル漫画。 設定がとにかく面白い。 まず、囚人というところ。 本作にも記載あるが、とにかく彼らは食事以外に楽しみがない。 別に、刑務所の料理が特段美味しいわけでもなく、なんなら白米100%ではなく麦が入ったり、貧相なものだったりする。 そんな極限状態で、昔シャバで食べ、塀の中ではなかなか食べれない料理を情感たっぷりに伝える様が、滑稽だったりする。 そして、その語る料理が、ありふれた平凡な料理なのに、心ときめく様が非常に共感できる。 たぶん、地球最後の日に食べたい料理は? と言われて、きっと多くの人が馴染みのあるものを選択すると思うが、それに近しい感じ。 読んでて、あーこういうのでいいんだよって気分になる。 何より男くさい感じが、読んでて惹かれる。 ご飯というより、飯!って感じ。 グルメ漫画の巨匠と呼ばれるだけのパワーある作品です。
新入社員は生き別れた双子の兄?
※ネタバレを含むクチコミです。
6巻 極道ラーメン・殺人太極拳 の感想
前の巻で旅に出て終わったような気がもするが出来立てのラーメンのように熱い男万吉の年齢が2歳あがってるから一応二年後が舞台だと思う。内容はまたギアが上がってより展開が無茶苦茶になっていた。ヒロインのあややが一番やばそう
JJM 女子柔道部物語 社会人編 #1巻応援
最初の一話で違う人物をとりあげているからどういうふうに進むのかな楽しみにしていたがやはり小林まことのマンガは面白すぎるの一言しかないね。 柔道マンガ、人間模様マンガとして素晴らしいが長年小林まことのマンガを読んでる俺とてしては、小林まことのギャグが随所にありたまらない。教習所のあたりは初めて読む人には全くわからんと思うし説明するセリフもない。ただあの教習所の教官の顔見たらそうだよなとか、1巻の最後の方に新聞を読んでる男のシーンは2巻への期待を盛り上げすぎだろと思いながら読み終えた
どっかでみたような設定の寄せ集め&痛いジョジョネタ
※ネタバレを含むクチコミです。
第38箋の感想
めっちゃ良いお話です
大人気ミステリのコミカライズ #1巻応援
週刊文春ミステリーベスト10国内部門第1位、MRC大賞2022第1位、 2023年本屋大賞 7位受賞など、高い評価を受ける夕木春央さんの『方舟』。 そのコミカライズを『誰かを呪わずにいられないこの世界で』の木場健介さんが構成、「5人の内、誰が死ぬか」の悠木星人さんが作画という形で行なっている作品です。 私は『方舟』は原作既読で楽しんでいたので原作との違いを楽しむ方向性で読んでいますが、「5人の内、誰が死ぬか」も良い短編サスペンスだったのでマンガ化にはぴったりだなと思いました。 『方舟』はいわゆるクローズドサークルで、若い男女が閉鎖空間の中から脱出できない状況に陥り、その中で事件が起こっていくタイプのミステリです。 この手の作品は大学生グループが多いのですが、本作の主人公たちは大学で繋がりを持った社会人です。それによって特徴となっているのが、主人公が大学時代から好意を抱いていたヒロイン的ポジションの女性が既に別の人物の人妻になっているという点。いわゆるBSS的な要素も入っており、そこもある種他の同系統の作品とは異なる見所となっています。 たくさんの名作が書かれてきたジャンルですが、そこでこの評価を受けるだけの理由はしっかりと存在する作品です。連載部分では遂に犯人が明かされるところまで描かれており、単行本を読んで続きが気になってもマンガUP!で読むことができるので親切です。 エンターテインメント性の強い設定なのでマンガにしても面白いだろうなと思いながら読んでいましたが、キャラクター含めおおよそイメージしていた通りにコミカライズされています。 普段小説は読まないという人も、推理系やサスペンス系のマンガが好きな方であれば間違いなく楽しめるでしょう。ぜひ、最後まで見届けて欲しいです。
ものすごくつまらない
どこが華麗なのか全然わからない。
商社が舞台のお仕事BL
仕事の描写が結構あって恋愛とのバランスが良いなと思った。 遊び人の朝倉がなんで同期の山下に同性でも関係ないほど惹かれたのかよく分からなかった。 山下の元カレは無いわー。元カノも浮気して子供までデキるって相当だけど。 そんな過去があれば朝倉に応えるのも覚悟が必要だよなー。 ただ、音楽やって商社マンで元遊び人、これだけ揃ってたら 現実なら終わりが見えていると思うからこれは素敵なファンタジーだった😅 あと2人ともちゃんと男性だった。ナヨッとしてない、というか。
ラズライトの意味を知ると。。#1巻応援
お父さんに、天藍(てんらん)と言う名の小3の男の子と1ヶ月一緒に住んでくれと言われた娘の誠。 天藍くん、小学生で影のある男の子だなぁ〜 そして誠と天藍の、会話が相性良さそうで読んでいて楽しい。 まだ小さい天藍くん、口調も考えも大人びてて(無理してる感もあるのか)小さな騎士の様でかっ こいいなと思ってしまうけど。。 この1ヶ月、何が起きて、何を感じて、どんな夏になるのだろう。 切なさ悲しさを抱えて見える天藍くんが楽しい日々で溢れると良いな。
異国、異文化ファンタジーなBL
兄弟のように育ってきたユノとキリエが結婚することに。 同性婚できるし長男でもないからとにかく平和な世界で2人の間に邪魔が入らないのが良い。 (ユノの同郷の人たちが突然現れたけど、深刻にならずに退散したし) ユノはずっとキリエに片思いしていたけど、キリエがその気持ちに追いつくまで、気づくまで、の微妙なすれ違いもイライラせずに読めた。 両思いになってからの新婚旅行もラブラブだしすれ違いも相手を思うが故。 異国風の設定も良かったしイラストもキレイ、楽しく読めました。
破天荒な塾講師と遺産相続に巻き込まれる受験生
生前の遺産相続に突然巻き込まれる受験生の透。 突然叔父だと現れた塾講師の月谷は講師の時とは違って破天荒。 同居することになったけど、めちゃくちゃな中にも人間愛があって 他の親族と違って金で態度を変えない。 そんな2人が惹かれあっていく様子と赤掛家の過去がちょっとサスペンス風味で面白かった。 流石はこん炉先生、月谷が色っぽい😍
女の子が自殺してる姿なんて見たくない
可愛い女の子が底辺おじさんがハマるような趣味をやってるという、最近の流行である作風なのだが 「食」という生活に密着してハードルの低い分野で、注意書きも一切無いので正直恐怖の方が勝る。 自分も結構食べる方だが、30越えてからは多少なりとも控えめになったが、21で運動量も少ない女性がこんなん10年後に一気に来るというのが容易に想像できてしまう。 ハッキリ言えばもちづきさんがやっているのは「緩やかな自殺」レベルの暴食なので、ここまで来てるとむしろ中年男性がやってる方が遠慮なく笑える。 ひでえ事言ってるけど、「中年男性の自殺姿は笑えても、かわいい女の子の自殺姿を見て笑うことはできない」のだ。 とはいえ暴食に心を囚われ不健康な生活を送ってる人にとって、ここまでではないにしても己を顧みる切っ掛けになりえる狂った生活描写は見事で、逆説的に食事に対する節制や再考を推奨していると言えなくもない。 そういう方向性ならむしろ吾妻ひでお氏のアル中病棟のように、数年後に作者が死亡するか、もちづきさんが入院して暴食を強制的に楽しめない終わりが似合うだろうけど、流石にそんなもん見たくないので、どういう終わりを迎えるのかすごく気になってる。
おもしれーヒーロー、ヒロイン
「一生ファンさせてください!」オタク女子主人公きた~~!最近流行りぽい。でもマジで狼谷くんがちょい陰の者でおもしれー男で可愛すぎる、ずるい!!オタクあるあるなのか主人公桐野ちゃんもおもしれー女で、狼谷くんを「尊い…」と影から見つめる目が笑える。けど分かる。そういう感情…身に覚えがありすぎて…。 同じ次元どころか同じクラスに推しができたらこんなにも楽しそうなのか…いいなあ…!!沼に沈むのは楽しいよねえ…^^ 狼谷くんほしいです、自分の近くに…!くっ、学校に通う年齢であれば…ワンチャンあったのに…!!(?) 2話も可愛すぎる…。間に挟まる4コマも好き。寺ちゃんよい友達…。
休載?未完終了?
※ネタバレを含むクチコミです。
無垢で残忍なお姫様と仏師の男
近藤ようこ先生の坂口安吾原作シリーズの第1弾。人の2倍は大きい耳をした仏師の男がライバル達と競い合いながらお姫様の為に弥勒菩薩を彫ることなるのですが、そのお姫様というのが虫も殺さないような可愛い顔をしてるのに実はとても残忍な心を持っていて、危害を加えられた仏師の男はこっそりと復讐を企てることにしたのです…。史実にもブラッディメアリーみたいな怖いお姫様が存在しますが、近藤ようこ先生が描かれた夜長姫は神々しさまで感じられました。
初めて読んだ感想
ジョーってこんなに不良だったんだ…って思いました。有名作品なのでキャラクターの名前と名セリフくらいは知ってましたが、実際に読むまでジョーってもっといい子だと思ってました。力石徹との出会いも少年院なんですね。自分みたいに勘違いしてる人は世の中にたくさんいそうです。恥ずかしながら力石の死がクライマックスだと思ってたので、終生のライバルがこんなに早く死んでしまうのかと驚きました。でもそこから力石に致命傷を与えて殺してしまったトラウマをジョーが乗り越えていくという、さらに踏み込んだ物語になっていくのがすごく面白かったです。トラウマがフラッシュバックしてリングでジョーが吐いてしまうシーンが印象的でした。ジョー以外は黒塗りのシンプルな見開きなんですけど、ジョーのショックの大きさが見えて辛い、けどそれを乗り越えていかなきゃいけないんだって思いました。もう一つ好きなのはやっぱり紀ちゃんとデートするシーンです。あれも存分にページを取って一日デートした最後に「わたしついていけそうにない…」と紀ちゃんが言うなんてガーンときますね。これもちばてつや先生がよくおっしゃってる漫画の「間」の効果なのでしょうか。前半は自分が感情移入しやすかったのでチビ連のサチが好きでしたが、脇役って言っちゃうのが失礼なくらい全員が登場人物として必要なキャラになっているので、読み終わると全員好きになりますね。こんなにどのキャラも人生を持ってる漫画は初めて読みました。
メドゥーサの恋
ずっと微妙に噛み合って無いようで結果噛み合ってるような変なカップル。たしかに、お幸せにとしか言いようがない。 にしても相手がメドゥーサだからってクドゥーサってなんだよ笑
コミュニケーションとは
怖い話だと思ったけど実際の幼稚園や保育園もこうなのかも。というかコミュニケーションってこうなのかも。 自分とは違うわけのわからないものだとか自分より上とか下とか合う合わないとか決めつけてしまうと、分かり合えるはずもない。 相手が誰であれ尊重して向き合うって大切だな…と改めて思った。当たり前のことなのに。
北御門皇臥と名乗る、由緒ある陰陽師だという男。 小学校の頃、親の職業を発表する際、「陰陽師」と正直に言って周囲から辛い視線を送られたことで、陰陽師が普通でない職と気づいた。 名字は北御門といかついが、本当の名前は普通。嫁は皇臥と読んでくれるが、母親は本名で呼ぶ。 仕事柄、キラキラネームのほうがやりやすいらしい。陰陽師って、大変。 おまけに、物語では今まで人に譲っていた苦手なことをどんどんやらされている。 養う人が一人増えたからと、鬼嫁は言う。 彼の設定が一つずつ明らかになるにつれて、おもしろいなあと思ってしまう。 悪人になりきれない母も良い性格をしている。 あと、異常なほど知識を吸収したがり、どんどんと覚えていく主人公(嫁)も実は変わっている。 貧乏性設定のせいで、姑の嫌がらせが嫌がらせになりきらなかったりする。 読んでいると、話が飛んでいるような気がすることがあるのだけど、原作小説だとその穴が埋まっているんだろうか。