ハケンの代田

1年で1話だけ進むマンガ

ハケンの代田
タイタイ
1年以上前

第1話が出たのが去年の8月、やっと出た第2話が翌年8月ということは、次の回掲載はまた来年の夏になるのだろうか…。1年に1話だけ進むペースだとすれば何とも気の長い話だが、本当に終わるのか心配になってくる。こうなるとわかっていれば1話目を保存しておけばよかったなあ…。※ちなみに電子書籍のバックナンバーは1年過ぎてるので買えなかった。公式ツイートに残ってる僅かな情報だけが手がかり。 週刊漫画TIMES 2020/8/21-28号 https://twitter.com/shukanmanga/status/1291660710645243904 週刊漫画TIMES 2021/7/30-8/6号 https://twitter.com/shukanmanga/status/1415974687100768260

マーブルビターチョコレート

2021年の百合でトップクラス #1巻応援

マーブルビターチョコレート
兎来栄寿
兎来栄寿
1年以上前

イブニング新人賞やちばてつや賞を受賞、そしてジャンプ+ に載った読み切り「二番目の運命」も最高だった注目の新鋭・幌山あきさん。待望の単行本が遂に発売されました。 端的に言って素晴らしかったです。 苦労して生きるのが嫌で、パパ活で収入を得ていたりこの下に新しく現れたパパは何と女性。 「女性のパパはダメですか?」 というアラサー女子の東には、秘めた目的が……という導入から始まる百合です。今年読んだ百合系作品の中でも屈指の良さでした。 まずテーマとされている「消費」の描き方が、非常にリアルで心に迫るものがありました。形は違えど誰しも消費したり消費されたりした経験があるであろうこの現代社会。そこに宿された覚悟や祈り、りこや東の背景にあるものも含め恐らく多くの人に色々な形で感情移入できるポイントがあるでしょう。 そして明示的に悪役として描かれたキャラが登場するのですが、彼の言っていることは露悪的ではありながら現実的には合目的的であり、誰かを傷付けてしまう雑な消費の仕方を望む大衆がいるというのも事実。彼はその象徴のようです。そうしたものに触れると生きるのが辛くなってしまうこともあります。 しかし、本当は世界にはもっと美しいものも溢れているはず。それこそこの本を読んだ後にもらえる気持ちのように。そうした美しいものをこそ大事に生きていきたいと思える物語でした。 幌山あきさんは、ありふれた素材を使っていても独自の味付けと盛り付けで美味しさを提示できる稀有な描き手です。名前を見たら今後も全部読みたいです。

生き残った6人によると

新感覚ゾンビサバイバル#1巻応援

生き残った6人によると
六文銭
六文銭
1年以上前

言いにくいのですが、すごく好みな作品でした。 設定としては、突然の感染によってゾンビがはびこるようになった街で、大型ショッピングモールに立てこもった若い男女6人の話・・・という、まぁゾンビ系ならよくある感じなのですが、新感覚なのは登場人物の緊張感がないところ。 というのも、話題の中心が 「生き残ること」 ではなく 「誰が誰を好きか?」 という点。 この時点で結構、自分好み。 なんというか、このほうが妙にリアリティを感じるんですよね。 昨今のコロナの感染拡大をみると 現代人の「まぁ、なんとかなるっしょ」感覚が、骨の髄まで染み込んでいるっぽいので、おそらくゾンビが蔓延っても、消えないんだろうなぁと思っており・・・。 結局、周りにゾンビがウロついていても、危機に直面しなければ 「まぁ、いずれ救助くるっしょ?」 ↓ 「今を楽しまないと!」 ↓ 「恋愛しよう!」 ってなったのだなと思いました。 必死に生き残る気が皆無な感じが、たぶん現代っ子の特性なんだと思います。 「転生あるから、ワンちゃん大丈夫っしょ!」 と言い出しかねない軽いノリ、嫌いじゃないです。 脱出しようと試みたり、救助にきたヘリが墜落したりと、サバイバル系な動きもあるのですが全体的に漂う弛緩した空気と混ざると、不思議とクセになります。 1巻の終わりもヒキをつくってくれたので、2巻が楽しみなのと、 また新しいゾンビ漫画を発見できて嬉しい限りです。

果ての星通信

どっか遠くの宇宙の話

果ての星通信
む
1年以上前

遠〜くの話。 宇宙人の話で不思議な生き物たくさん出てくるのに身近に感じます。 星を作るために10年働く運命になった主人公。脱出しようとするのがなかなか良いですね…自分だったら諦めて状況受け入れてしまうかもしれない。 出てくるキャラも景色も奇妙なんだけど綺麗な世界を想起させますね…綺麗な話だな〜

美川べるのといかゴリラのまんが飯

まんが飯とは!?

美川べるのといかゴリラのまんが飯
名無し
1年以上前

いかゴリラさん昔から好きで久々にいかさんの漫画読みたくなって買いました。 漫画飯とのことでいつからご飯作ったり食べたりするのかなと、 ページをめくり…ページをめくり……、… 最後までいってしまいました!!!! 漫画飯ってそういうこと!? 漫画に出てくるご飯についていかゴリラさんと美川べるの先生と担当さんがしゃべり倒します! もう最初っからギャグで飛ばしていくタイプの漫画。 全員ボケで担当さんがツッコミ状態なようなw 元気もらいたい時に読みたい漫画ですね!

この小さな手

受け入れられないぶん祈りたい

この小さな手
野愛
野愛
1年以上前

完全なるフィクションだったらよかった、原作者と切り離して読むことができたらよかった。 事件のことを描くわけにはいかないのも、漫画として読みやすく成立させなければいけないのもわかるけど、なんだか受け入れきれないでいる。 作中の主人公も相当に愚かな男だ。 自覚ないまま親になってしまい、子どもが産まれても変わらずにいる。 妻が事故で意識不明になって、やっと妻の苦労に気づく。子どもを施設に預けてしばらく経って、やっと父親の自覚が芽生える。 完全なるフィクションだと思って読んでいたら腹が立つほど愚かだけど、逆に原作者の人となりと結びついて納得できる。 どんな悪い人もだらしない人も優しさや悲しさを抱えている。傷ついても傷つけても人は絶対にやり直すことができる。 それは当たり前だけど、当たり前だからこそ受け入れられないこともある。 子どもを思う気持ち、妻を思う気持ち、そこは真実なんだろうなあ。だからこそやるせないなあ。 わたしは郷田マモラの作品が好きだ。弱くて傷つきやすくて優しい人なんだと思っている。 傷ついた人も傷つけた人もみんな傷が癒えますように。優しいままであり続けられますように。やり直せますように。

夜明け前に死ぬ

完結…!

夜明け前に死ぬ
名無し
1年以上前

完結してしまった〜! 面白い設定だったので毎巻楽しみにしてました。 バトルアクションあり、濃厚でないのにドキドキする接触シーンありで 面白く読めました。 若干打ち切りな感じだったんでしょうか… 終わり方はバッツリという感じでしたがどのペアも「一緒にいよう」的なエンドでよかったです!! 自作に期待して待ちます!

citrus

キスの強度と伝統女子校

citrus
あうしぃ@カワイイマンガ
あうしぃ@カワイイマンガ
1年以上前

この作品は、女子同士の「キス」が印象的だ。 そんなにしょっちゅうキスしているわけではない。1巻に1、2回描かれるキスはしかし、とても強く心を打つ。キスが心を打つ。それは一つ一つのキスに大きな意味が込められているからだ。 第1巻で描かれる、生徒会長・相原芽衣と男性教師との辛そうなキス。主人公のギャル・相原柚子が妹になった芽衣からされる、投げやりなキス。酷いイメージから始まるキスは、恋心を自認する混乱から相手を受け入れる過程を経て、熱いキスへ。そこに女性同士、姉妹という葛藤、芽衣にのしかかる重圧……唇を重ねる行為に意味が加わる度に、キスから受け取る感情が強くなってゆく。 とりわけ芽衣にのしかかる、学園を継ぐ者としての重圧、伝統ある女子校の規律を守る立場、そして家の為の結婚……それらをポジティブな柚子が解きほぐす度、二人のキスは心の解放の表現として、強度を増してゆく。 キスの度に訪れる、切ない程の多幸感。 キスを含む二人のエロス表現は、想いを通じ合ってからはトーンが落ちるのもまた、印象を深める。様々な物を乗り越えた先の、短い確かめ合い。相手を軽く束縛するだけの表現なのに、脳が沸騰するほどの感情が訪れる。 特に続編『citrus+』以降の、驚く程の清いお付き合いには、謎の喜びと「見守りたい」感覚が沸き起こる。 #マンバ読書会 #続編・スピンオフ

スーパーベイビー

イチオシのスーパーハッピーエンド待ちタイトル

スーパーベイビー
さいろく
さいろく
1年以上前

ほんとにハッピーエンドで頼むわほんと。 楽丸ぴ視点でのたまおの女神度は計り知れない。 こんな黒ギャルがいたらいいなぁ、というイメージの集大成である。 楽丸ぴは最初あんな怯えてたのにストったたまおの努力で惚れ込みぴゅあぴゅあな2人のハッピーエンドまでずっと追い続けたいと思い候。

肉極道

肉に正解はない!!

肉極道
マンガトリツカレ男
マンガトリツカレ男
1年以上前

俺の好きな「スイーツ本部長 一ノ瀬櫂」の佐々木善章が原作をやっているのでいつか読もうと思っていたらちょうどセールだったので買って読んだ。 肉料理専門食堂「あさくら」を引き継いだ主人公が訳のわからない理屈を言いながら作る肉料理はめちゃくちゃうまい客 肉極道に指導されながら肉料理を学んでいく。基本のパターンは毎回同じで珍しい料理とかではなく一般的によく食べたことがある料理が登場し作る際の注意点などが細かく書かれていて面白いし試したい気持ちになった。 佐々木善章の料理マンガはどれも面白いな

私と猫と二十歳の君と

"死んだはず"の親友との40年ぶりに過ごす日常 #1巻応援

私と猫と二十歳の君と
sogor25
sogor25
1年以上前

仕事を辞め、1人寂しく余生を送っていた60歳の男性・和賀鱗太郎は、唯一の家族である飼い猫が家の外に出ていくのを追いかけるうちにある神社に迷い込みます。 そこで彼は足を滑らせて境内にある池に落ちてしまうのですが、彼のことを助けたのは、40年前に死んだはずの鱗太郎のたった1人の親友・支倉紫陽(はせくら しょう)でした。 そんな導入から始まる第1話は読み切りとして非常に完成されていて(過去に同名の読み切りが発表されてますがそれとは別の世界線の物語のようです)、若くして亡くなってしまった紫陽に対する鱗太郎の思いや、そんな2人の40年の時と生死の境を超えた再会に胸を打たれる、そんな内容になっています。 そしてそんな第1話の最後にその後の物語へと繋がるキーワードが登場し、そのキーワードに関わる謎を紐解きながら、2人が40年ぶりに共に過ごす日常を描いていきます。 2人が過ごす奇跡のような時間はどんな些細な出来事もかけがえのないものに映る、読んでいると温かい気持ちになれる作品です。マンバではボーイズラブに分類されていますが、どんな人が読んでも心に刺さるような内容だと思います。 余談ですが個人的にはアジサイ(紫陽花)から花の字を取った「紫陽」を「しょう」と読ませるネーミングセンスはすごく好きです。 1巻まで読了

甘えんじゃねえよ!

みっちゃんのママの嘘

甘えんじゃねえよ!
ひさぴよ
ひさぴよ
1年以上前

めちゃくちゃな嘘をつくことを生きがいとする「みっちゃんのママ」を中心とした、アットホームなファミリーコメディ。吉田戦車作品は、フィーリングが合う漫画も合わない漫画もあるが、この「甘えんじゃねえよ!」は全体的に好きだ。シュール過ぎず、キャラクターと面白さのバランスがちょうどいいので読みやすい。実際にみっちゃんのママがどういう嘘をついてるか紹介しようと思ったが、なんとWikipediaにすべてのウソがまとめられていた! 「みっちゃんのママがみっちゃんに教えた嘘一覧」 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%94%98%E3%81%88%E3%82%93%E3%81%98%E3%82%83%E3%81%AD%E3%81%88%E3%82%88

馬なり1ハロン劇場

日本競馬漫画界のこち亀

馬なり1ハロン劇場
ピサ朗
ピサ朗
1年以上前

もはやそう言っても差し支えない長期連載ギャグ漫画。 基本は擬人化された競走馬たちやホースマンをネタにしてレースやドラマをギャグ仕立てで描いていくショートギャグなのだが、連載年数が30年以上という長さ、そしてネタにするのが競馬だけあってその当時の血統地図、観客目線で感じられたドラマ、万馬券、馬に対する印象などなど、非常に広範囲。 基本はギャグ漫画とはいえ馬やホースマンを題材にするだけあり、茶化してはいけない話題には手を出さないようにしているが、牧場見学のマナーや当時の問題点(ストライキ、税制)なども触れており、コレを読むだけで浅いながらもかなりの広範囲、それこそこち亀で現代日本の通俗史を学ぶ程度には競馬史を学べる。 連載開始がオグリキャップブームを追い風にしてのことなので、必然的にそれ以降の年代が主要なネタ元になっているのだが、天の采配か、オグリキャップの引退=サンデーサイレンスの導入という日本競馬史の一大転機が重なっている事も有り、連載年数の長さも手伝い当時から現代に繋がる競馬事情を少なからず感じられるだろう。 ギャグ漫画としてはやはり競馬ネタがある程度分かった方が更に楽しめるが、クスリと笑わせてくるネタが多く爆笑と言った風情では無い。 ただし競馬知識不要なネタも多く、擬人化された動物漫画でもある事、ライトな話題が殆どなだけに競馬を知ったばかりの方、知らない方でも全く問題なく読める。

愛(ラブ)いただきます!!

温泉ガッパドンバの御童先生初期作品

愛(ラブ)いただきます!!
hysysk
hysysk
1年以上前

厳しい校則の施行に反対し、規則に縛られずに生活できることを証明するため中学生が学校公認で夫婦になるというとんでもない話。でも対象読者である小学生くらいの感覚を思い出してみると、好きな子とどうなりたいかって結婚以外にない訳で、フィクションとしてはちょうどいい距離感かも知れない。 今なら家事の大変さとかジェンダー的な視点も交えて面白い方向に持っていけそうな設定だが、徹頭徹尾夜の生活をいかに実現するかという内容で、当時の子供や大人がこの作品をどう思っていたのかすごく気になる。

うみべの女の子

中学生の恋愛事情って・・・。スゴイ!!

うみべの女の子
干し芋
干し芋
1年以上前

読んでいて、人に見られると本を閉じてしまいます。 そのくらい、性描写がスゴイです。 中学生ってこんなに・・・。 磯部君の家庭環境が複雑で、孤立してしまうのも分かる。 小梅は、好きだという気持ちをいつから感じ始めたのだろうか? もしかしたら、最初から感じていたのかも? そして、確信に変わった時には、相手が自分以外に好意を寄せていた。 このすれ違い感が、どうにももやもやします。 学校生活とプライベートを全く別人格で過ごす小梅も、将来スゴイ女性に成長しそうで怖い!!

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