清水家のすべて

『清水家のすべて』真造圭伍 ヒバナ2017年7月号

清水家のすべて
地獄の田中
地獄の田中
1年以上前

真造圭伍の読み切りがヒバナに掲載されているけど3作品目。『清水家のすべて』は前後編らしく、今回は前編。 高校の卒業式の後、家族に挨拶に行きたいと清水さんの彼氏が家に来たんだけど清水さんの家はいわゆるゴミ屋敷だった。お父さんは自分と自分の所有物にしか興味がなく、兄はニートで駆け出しのYouTuber、母だけがまともなんだけど心労が祟っていそうな感じで、清水さんも仕事を決めてさっさと家を出ていくつもりなんだけど、家を出たいと思っている自分が自分のことしか考えていない父と同じ思考なんじゃないかって自己嫌悪に陥ったりしている。 これまでヒバナに掲載されていた真造圭伍の読み切りの中で今んところ一番面白い。後半も楽しみ。

ばらかもん

温かい気持ちになる作品です

ばらかもん
あいざっく
あいざっく
1年以上前

主人公の半田先生が書道家の漫画は読んだことがなかったのですが、 厳しい書の世界と島でのスローライフが上手く組み合わさっていて、 読み応えがありました。 書道家の真面目なお坊ちゃんがどんどん島での生活に馴染んでいき、 翻弄されながらも、なるを始めとする島民達に懐かれ、受け入れられていくのが見ていて温かい気持ちになります。 個人的に、中高生チームが何気に半田先生に懐いているのが 可愛くて好きです。 島暮らしの酸いも甘いも描かれていて、 大変そうだけどこういう田舎暮らしも良いなと思える作品だと思います。 私が経験した田舎での暮らしと共通するあるあるもあり、 懐かしい気持ちにもなりました。 ストーリーがしっかりしているのですが、 ギャグ要素も大いにあり、楽しみながら読めますので、 ぜひ色々な人におすすめしたいです。

愛と苺

キラキラネームっ子は、そろそろ社会人に増えてくるんだろうか。

愛と苺
ゆゆゆ
ゆゆゆ
1年以上前

親がつけた名前を子が気に入るかは、子供の趣向と時代の流れによる。 普通の名前に見えても、なんらかの不満があるものだと指摘されているのに好感を抱いた。 いやでもしかし、作中に登場したキラキラネームが予想外にキラキラネーム。 輝きすぎて、まぶしい。  特徴的な名前だと、名前に合わせて生きなければ、周囲に違和感を与え、それでまた生きづらくなるって、嫌なスパイラルまで登場。 今は役所の人が一応止めるという話を聞いたけど、実際はどうなんでしょうね。 シワシワネームが標準の昭和後期生まれには、今の人気名付けランキングすらキラキラに見えてしまうんだけども。

初期のいましろたかし ハーツ&マインズ+ザ★ライトスタッフ+その他

「お前たちの生き様は俺が見てるぞ」と言ってやりたい

初期のいましろたかし ハーツ&マインズ+ザ★ライトスタッフ+その他
名無し
1年以上前

世が浮かれてたバブル期。その輪に入れない若者たちが「俺だって…」と、懸命に行動するが、全て空回り ボロアパートから電話帳片手に、片っ端に女性にイタ電し、電話口に出てきた彼氏から怒鳴り説教 一念発起してディスコへ行けば、自分の場違いさに怯えつつ「楽しまなきゃ…」と、緊張と照れと共に不器用に必死に体を動かす あと、いましろ作品を愛する著名人たちのコメントも収録されています 漫画家・新井英樹 「俺が独裁者なら、『いましろたかし』で笑えない奴、泣けない奴は全員死刑にします。」

終末の人類に文明は必要ですか?

ピュアだが「糞尿垂れ流し」感大ありのカップル

終末の人類に文明は必要ですか?
OsamaBinLaden
1年以上前

長文失礼します。 このストーリーにはなぜか魚の名前がついている「カサゴ」「メバル」の二人が主人公。その登場人物ほぼ全員必要最低限の思考と語彙しかないしゃべり方をしていてぶつ切りでゆるい感じである。だが物語自体はかなり不穏である。まず最初に出会ったカサゴや「天使」の連中は「神」の名のもとに電子機器などの文明を奪い取っていた。その傲慢な姿勢はナイジェリアのイスラム過激派「ボコ・ハラム”西洋教育の罪”」を彷彿とさせる。彼らも「女子供を楽園に行かせる」という名分で自爆テロ要員確保のため誘拐にまで手を染めていた。そのカサゴだが文明を集めるためなら躊躇なく銃を手にする手際の良さから実際に何人か殺めているのだろう。メバルも最初カサゴと会った際に性交と引き換えに食べ物をねだっていた。その手慣れた様子から彼女もすでに何人もの男から(成果)にありつけたことがうかがえる。 そんなモラルもデリカシーも根本からない「糞尿垂れ流し」という言葉がお似合いの二人だが決して下劣ではない。「レジスタンス」という武装勢力と取っ組み合いの場面ではラジカセから聞こえる音楽に二人そろって涙を流し、カサゴはメバルが歌う姿を見て「所詮素人だ」とけなした次の場面ではいきなり崩れ落ちて号泣し「泣いてる…アタイ泣いてる!」と一人称まで変わるほど動揺する。さらに二人の仲にも変化が起きる。メバルがセクハラじみたからかいを言われると「私はカサゴとしか”しない”」と本人の前で言ってカサゴを赤面させていたし、文明(ゲーム機)を奪おうとするカサゴをメバルが泣いて止めたのに対し、父親の死に関係した人間を前に逆上したメバルを今度はカサゴが止めていた。お互い「大切な人に一線を越えさせたくはない」「この人と一緒にいたい」という感情が芽生え始めている。むしろ二人はピュアな方だろう。これからどう物語が進むのか見当もつないが多分バッドエンドでも二人はお互い笑っていけそうな気がする。

それでも、やさしい恋をする

好きと不安

それでも、やさしい恋をする
Nano
Nano
1年以上前

「どうしても触れたくない」のスピンオフ。小野田さんの話。最初視点は童顔のわりに爛れた生活してる出口さんなんだけども、小野田さん視点もあって彼がどういう想いを抱いているのかがよく分かります。小野田さんすごく優しくて前作読んでて泣いたくらいなのでスピンオフめちゃくちゃ嬉しい。 ただ優しすぎるゆえに出口さんがね…しんどい…けどそこがいい…。好きになっちゃったらとまんないどころか些細な言葉や行動でもっと好きになっちゃったりとかね、すごく共感できます。ヨネダコウ先生のこういう心理描写が丁寧で好きです。前作同様ひたすらに幸せを祈りたくなってしまう…。今作も泣けます…。

すずめくんの声

「すずめくんの声」感想

すずめくんの声
ニーナ
ニーナ
1年以上前

1巻読了。独特なテンポの恋愛漫画だ。一方的に絶ち切られた元カレとの恋を引きずる綿野さん。寂しさのあまり、以前録音した彼の声を繰り返し聴き続ける日々を送っている。同じ言葉を繰り返すだけの声に虚しさを感じていた彼女の前に、彼そっくりの声を持つ男が現れ…、といったお話。続きが気になるわ。

ハンサムな彼女

昔読んでた懐かしい

ハンサムな彼女
motomi
motomi
1年以上前

昔、胸をときめかせながら読んでました!未央と一緒になってクールな一哉に恋して、そのセリフひとつひとつにドキドキしていました。 あの頃の高校生と大人になった今の高校生じゃ全然違い、もうあの頃と同じように読むことはできないと思うけど、あの時の純粋な憧れ、ときめきが懐かしいです。 今の若い人にも読んでもらいたい漫画です。

NINKU―忍空―

アニメもおもしろかった

NINKU―忍空―
motomi
motomi
1年以上前

主人公の風助が、強いのに力が抜けていてカッコ可愛いです。 独特の世界観で内容が深いです。かつての仲間との出会いがあって、仲間もいれば敵な場合もあって、それぞれが事情があって面白いです! 戦闘シーンも面白いし個人的には大好きです。何度も読んでしまう漫画です。 アニメも面白かったです。

四月は君の嘘

クラシックが聞きたくなる

四月は君の嘘
motomi
motomi
1年以上前

クラシック音楽は私の中で興味無いものでしたが、この漫画を読んでから聞いちゃいます。 切なくて、でもってとてもきらきらとしたお話です!まさしく青春って感じです!! 主人公はピアニスト、ヒロインは薄命のバイオリン弾き、悲劇的なお話なんですが、その中に甘酸っぱさや、きらめきみたいなのが、ぎゅっと詰め込まれててとても静かできれいなストーリーです。 でも静かながらも、色んな音色が聴こえてきそうで、とってもカラフルです!読んだあとは、あたたかな気持ちになりました

年下ヤンキーを推せる件

この2人をもっとみたい

年下ヤンキーを推せる件
motomi
motomi
7日前

秀才の那智は推しの為の課金のお金を稼ぐため1つ下の男子高校生の家庭教師をする事になります。 お母さんを見てかわいい系の男子かと思いきや目の前に現れたのはヤンキー。 鋭い目つきで睨まれてしまいます。 しかしこの年下ヤンキーくんが意外にかわいいです。 照れ隠しのぶっきらぼう振りもかわいいし、優しいです。 この先の2人をもっと見たくなります。

んじゃま、ここらでお茶にしましょうか。

雲のように自由な旅路 #1巻応援

んじゃま、ここらでお茶にしましょうか。
兎来栄寿
兎来栄寿
1年以上前

多くの人が一度は夢見るかもしれない、何にも縛られず目的もない自由な旅。 筆者の過去作に登場した20歳の女性・キサが、各地を奔放に転々とながらその土地の人たちとお茶を楽しみながら交流をしたり、名所や名物を楽しんだりしていく4コママンガです。 「中学の時は3年間進学塾に通っていたけど時間の無駄だった」 「そのせいで綺麗な夕焼けや数十年に1度の流星群を見逃してもったいなかった」 「だから今は高校時代からバイトして貯めたお金が尽きるまで自由気ままに旅をする」 というキサのスタンスが好きです。 第一話から私の地元の世界遺産・吉野山がガッツリと出てきて驚かされました。春の桜だけでなく、新緑の夏や紅葉の秋、雪景色の冬とすべての季節に魅力があること、またその名の通りに数多くの桜を観ることができる「一目千本」を決めシーンで迫力たっぷりに描いてくださっていて嬉しかったです。柿の葉寿司や見目美しい桜羊羹なども地元民として親しんでいる品で、残念ながら桜の時期を逃して訪れたキサでしたがまた満開の桜も見にきて欲しいです。 試される大地で日本国内ではなかなか見られない景色を観たり、時には奇妙な労働もしたり、秘境の温泉に浸かったり、寂れた宿の再建に携わったり……。 筆者自身がコロナで旅に出掛けられなくなってしまった鬱憤を晴らすために描いたということですので、旅気分を味わいたい方は読んでみてはいかがでしょうか。

五等分の花嫁

推しを作るとより楽しめる

五等分の花嫁
motomi
motomi
6日前

5つ子ヒロインが可愛すぎます! 人によって好みがあると思うけど、5人とらいはちゃんがいれば絶対自分好みの子がいるはずです。 その子を推しながら読んでいくととても楽しかったです。 キャラが可愛いだけのストーリーかと思いきや伏線もちゃんと働いていて 心温まるストーリーだったところも男子も女子も虜にしてしまう漫画だと思いました

海月姫

こんな寮があったら行きたい

海月姫
motomi
motomi
1年以上前

上手くいきそうでいかない恋愛模様を描きつつもハイテンションギャグと可愛いらしいファッション。そして登場人物達には雨水館を守り戦うという共通の使命があります。 電車で読むと危険な程のギャグの嵐です。東村ファンを裏切らない展開になっています。 しかし、だからこそ展開が遅く少しモヤモヤするところもあります。 東村ファンならそこら辺は気にならないはずですが、特にそうではないという人は若干じれったく感じるかもしれません。いずれにしても、男女問わず気軽に読める良作であると思います。こんな寮があったら遊びに行きたいです!

女王陛下と呼ばないで

引きこもりだったお姫様がどんどん成長していく

女王陛下と呼ばないで
ママ子
ママ子
1年以上前

幼いころ心無い一言で傷つき、外に出られなくなってしまったフランセスカ。 そんな中でも大好きな国王であるおじい様との手紙でやり取りするチェスをしていた。 屋敷の中で過ごしていた彼女を、祖父の死がきっかけで外にですことに。 次期国王の候補にされ、候補者の3名と誰が本当に国王になるのが一番いいか事件もありつつ決まっていく。 3名は地位も実力も兼ねそろえた強敵。 国王にはなりたくないと言っていたフランチェスカだが、祖父の言葉を思い出し行動を始める。 いいボリューム感でした。

ひとりぼっちの異世界攻略

ボッチだからこそ強くなれた  かな

ひとりぼっちの異世界攻略
ママ子
ママ子
1年以上前

クラスごと異世界に召喚されるやつ。 スキル重視の世界で、送換時に取り残されたクラスでボッチのはるか君。 やけっぱちの神様から役に立たなそうな残り物のヨワヨワスキルを全部もらって、ひとりで試行錯誤してかけ合わせたスキルですっごい強くなった! ボッチだった彼が、周りを助けつつ力をつけて状況を打破していく。 ダンジョン攻略したり、最弱のスキルもらったとは思えない強さに助けたクラスメイト達も見る目がどんどん変わっていく。 結構続いてるけど、楽しんで読ませていただいてます。

突然ですが、マフィアに寵愛されてます(フルカラー)【特装版】

とっても悪くていい男

突然ですが、マフィアに寵愛されてます(フルカラー)【特装版】
ママ子
ママ子
1年以上前

とっても危険で容姿端麗なマフィア カミンスキーが自分好みのマネロン業者のユンを手元に置こうとする。 静かに暮らしたいユンは、ゲイであることを知られずに彼から離れたいがカミンスキーのユンへの執着が半端ない。 ユンも実はカミンスキーは好みのタイプだから、彼と会うたびにひかれていく。 最初はおびえていたけど、だんだんと彼の優しい沼にはまっていく感じ。もう抜けだせないね。 いい終わり方でした。 少し気になったのは マネーロンダリング業者ってだけで静かには暮らせないと思うのだけど、知識不足かしら。

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