シチューが原因で夫を殺した妻逮捕
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私の息子が異世界転生したっぽい」の作者さんか〜!!この方は漫画原作もされてますけど、ご自身で描かれた作品の方が私は好きですね。今回の作品は旦那が料理に無関心なことがきっかけで殺意が芽生えるという、よくあるきっかけの話ですが、ちょっとしたところの描写が面白いですね。例えば旦那が料理に醤油をかけすぎるシーンですが、これもインスタで主婦が描いてる漫画なんかにもあるようなネタですけど、醤油をかけすぎて目玉焼きが血まみれみたいに見える描写がクールでした。こういう細かいところで気の利いたことが出来るって案外難しいのよ〜。ラストの「未遂」もシャレが効いてていいですね。

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野球で話せ

漫画で話せ

野球で話せ
かしこ
かしこ

何を隠そう私も自分の描いた漫画を第11回青年漫画賞に応募していたのです。とはいえ私は記念受験のようなものなので箸にも棒にもかからないのですが…それでも言わせて下さい、私のライバルって中原とほるだったのかよ!!と。いや〜でもこれは完敗です。だって全編を通して「漫画を描くのが楽しい」って感じだったじゃないですか。働きながら漫画を描くのは大変です。やりたいことがあるのは幸せだけど、休みの日なんかに一人で引きこもってコツコツ描いてると「誰にも求められてないものをこんなに一生懸命やって何になる?」と虚しくなります。それよりも情けないのは描きたいから描くのではなく「漫画家になりたいから描いている」という気持ちのブレが起きてしまうことです。それでは本末転倒なのです。だからこそ作中で叔父さんが言っていた『表現を続けなさい』というセリフに胸を打たれて勇気づけられました。それは連載デビューを経験された後も医師として働きながら投稿を続けられたご自身に対しての言葉なのかもしれませんが、私もこんな風に漫画と向き合いたいと思わされる姿でした。いつか私の漫画を中原さんに読んでもらいたい。漫画で話したいです!

ドラゴンヘッド

本当に恐ろしいのは人間の心なのです…

ドラゴンヘッド
かしこ
かしこ

初めて読みました!が、昨年出版された「総特集 望月ミネタロウ」が出た後に読んでよかったかも。 全編通してみると、やっぱり序盤の修学旅行からの帰り道に新幹線がトンネルに閉じ込められて脱出しようとする場面が、何が起きたか分からないワクワクという漫画的な面白味がありますね。それが徐々に逃れられない自然災害だったと判明するのは、エンタメとしてはカタルシスが足りないかもしれません。ただ、(実際に連載中には阪神淡路大震災も起きたそうですが)前出のインタビューによると構想段階から「天変地異は起こるけどそんなスペクタクルな話じゃない」「闇をテーマにした地味な作品」というのは決めていたそうです。 人間は暗闇の中にいると存在しない怪物を想像して恐れてしまうけど、本当に恐ろしいのはそんな自分と向き合わないことである…というのは、ものすごく普遍的なテーマだから、いつ読んでも「今に通じる話だ、これ…!!」と思うんだろうな。特に今現在のSNSを中心にした不寛容な時代の雰囲気ってこれが原因なんじゃないかなって思いました。 ドラゴンヘッドを読むとその後に東京怪童を描かれたのも自然な流れだったんだな〜と分かりますね。

シチューが原因で夫を殺した妻逮捕

しちゅーがげんいんでおっとをころしたつまたいほ
著者:かねもと
しちゅーがげんいんでおっとをころしたつまたいほ
シチューが原因で夫を殺した妻逮捕
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ゾンビ来ないオブザデッド

ゾンビ来ないオブザデッド

「すぐにゾンビにやられるぞ」自分の道を見失い、田舎の祖母の家へとやってきた一希。彼女が出会ったのは、この世界にゾンビがいると思い込み、山籠もりをして暮らす青年・七生で…!?明らかに妄想。誰もがそう思っている。けれど七生の考えや生活が、一希に影響を与えていく。果たしてゾンビは来るのか、来ないのか?

よなきごや

よなきごや

夜にだけ開いている不思議なお店、よなきごや。おもちゃや休める場所もあって、子どもを抱えた親も、夜に居場所のない誰かも過ごせる秘密の場所。店員もいない、注文もできない。でも、ここには確かに何かがある。今夜もさまざまな事情を抱えた人々が集う。あなたなら、ここでどんな夜を過ごす?Twitterで公開されて話題となった『よなきごや』をオムニバス連載化!各話の後日談イラストと書き下ろしショートマンガ2作を収録。

私の息子が異世界転生したっぽい フルver.

私の息子が異世界転生したっぽい フルver.

息子を失った母と同級生、喪失と愛情の物語「異世界に行った息子と会う方法を教えてほしい」 17年ぶりに再会した同級生からの依頼でオタク陰キャな会社員・堂原の非日常な日々が始まった! 最愛の子を失くすということ。この世界で最も大きな喪失感と向き合う物語。【ご推薦の声!】「美央の探求心と行動力を、私は現実逃避だとは思いません。かけがえのない大切な人を喪った時、もう二度と会えないかもしれないけれどきっとどこかで生きていると考えるのは自然なことではないでしょうか。美央が大我への思いを健やかに手放し、堂原が自分自身を取り戻すまで、じっくり時間をかけて欲しい。もっと二人の物語の続きが見たいです」ジェーン・スー(コラムニスト)「異世界モノの意味、考えたことある? 異世界モノが単に空虚なものであったら、世界中になぜこんなにも広がっているのでしょうか。息子を亡くす、というこの世で最大の不幸に見舞われた母がライトノベルにその意味を見出そうとする。この母の前に登場するのが慎ましく生きる一人のオタク。オタクは、人を救うことができる聖職者なのかもしれません」 吉田尚記(ニッポン放送アナウンサー)

伝説のお母さん

伝説のお母さん

ファンタジーなのにリアル!Twitterで話題の作品が書籍化!!その昔、勇者とともに魔王を封印した伝説の魔法使いがいた。平和を取り戻した世界で彼女は、待機児童を抱えるお母さんとなっていた!! 魔王が復活した今、彼女は魔王討伐の戦いへ向かうため、保活を始め、夫に家事育児を教え、定時上がりで戦いに参加する!

伝説のお母さん

伝説のお母さん

伝説の一行が封印したはずの魔王が復活… しかし、そのなかの1人である「伝説の魔法使い」は赤ちゃんを抱えるお母さんになっていた! 城下町は保活の激戦区! 我が子は待機児童! 非協力的な夫! 母親とはどうあるべきか。女の一生とは。ファンタジーの世界の人間も苦悩する、結婚と出産、そして仕事。数々の壁にぶつかりながら、果たして彼女は旅立てるのか?

よくあるネタでもこの人が描くと面白くなるのねにコメントする