日常とSFがいい具合に馴染んでいて、ありそうといえばありそうだけどそれすらも魅力的で楽しい。
人間味溢れるロボットの会話劇。オカタイもキュートもとってもかわいらしくて好きになってしまう。
ロボットに対して「人間味」が褒め言葉になるかはわからないけれど、いい反応を返してくれそうな気がする。

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じゃあ、あんたが作ってみろよ
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野愛
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おわりの森から

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