規格外の強さ(異世界召喚後の職業が神だから)、ちょっとやそっとじゃ動じないどころか丁寧な態度を崩さない落ち着きよう(60歳の貫禄ゆえ)。

組み合わさると、魔王軍がいてもほのぼの漫画になるらしい。

落ち着いた人となりにくわえ、アイテムクリエイションで作った現代の工具を使って日曜大工など便利屋業も大好評。
祈れば神の加護でブースト。

強さを振り回した無双を楽しむというより、転生させられてしまったおじさん(60歳なりたては、おじいさんよりおじさんがしっくりくる)が、本人なりの節度を守った自由な生活をしている様子を見て楽しむと言ったほうが正しいのかもしれない。

主人公が劇的なイケメンでもなく、モブになりえそうな見た目というのもなかなか興味深い。
顔を隠すために黄金の骸骨マスクを作り出すのも興味深い。

タイトルからの印象通り、小説家になろうがオリジナルで、タイトルからの印象通り、コメディ混じりのセカンドライフ物語だった。

ほのぼの。

読みたい
ヤンキー君と白杖ガール

目からの情報過多な世の中

ヤンキー君と白杖ガール
ゆゆゆ
ゆゆゆ

登場するヤンキーは顔の傷がなくて、服の趣味が良ければ、ものすごく人が良くて純愛している好青年。 弱視の女の子に「ポエマー」と言われるほど、大好きなユキコさんの前では好青年。 一線を越えると黒豹に戻るようだけど、ユキコさん第一なので基本は好青年。 コミュニケーションお化けのようなユキコさんも、見えないからそう変わらざるを得なかったとあって、相当な苦労の上であの人となりができていて、結果が一話冒頭の白杖ケツアタックなんだなぁと思った。 コメディになる部分は、NHKの番組バリバラでみた、障害者コントを思い出させた。 障害は触れるのを避けるべきことでもなく、彼女たちには当たり前なことで、その中でのからかいや日常の楽しみ、苦労が興味深く描かれている。 もちろんコメディ要素だけでなく、しれっとヤングケアラーとなっているきょうだい児の話や、人は年を取ればいずれ見えなくなることが描かれていて、でも重たい話のはずがドロドロしておらず、あっという間に読み終えてしまった。 視力がオレサマはなるほどなと思ってしまった。 かき氷シロップはオレサマを感じさせてくれる食べ物。食品に絞ると、嗅覚が2番手のオレサマ。 ちなみに登場キャラクターのなかでは、高校生男子らしくムラムラ大好きな青野くんがとても好きだ。

ワタシってサバサバしてるから

広告で見たことがあるやつだ

ワタシってサバサバしてるから
ゆゆゆ
ゆゆゆ

主人公が「私ってサバサバしてるから〜」っていうタイプの人間でした。 「みんな私のこと「かわいい」って言ってくれるけど本命にはしてくれないね?」で知ったのですが、主人公を「うわー何こいつ」って言いたくなるキャラクター(悪役)にして、当人が落ちていくさまを眺めるジャンルっていうのがあるんですね。 身近にいたら、さりげなくフェードアウトしたくなるタイプの性格ですが、「女の敵は女」というあたりはリアルです。 そして、男の中で生きようとしているわけでなく、同性と仲良くするわけでなく、人がいっぱいいるところに飛び込んでいるのに、孤高です。 読んでいて、どうしてそういう考えに?と思ってしまい、主人公なのについていけません。 本編を悪役サイドで見ている気持ちです。 とはいえ、ライバル視されている本田さんが主人公だと、「私ってメンタル強めだから〜」と、メンタルの強さを過剰に見せつけてくるキャラクターに改変されてしまいそうで、そんな本田さんは見たくないなと思ってしまいます。 よくよく考えれば、周囲がこれほどひいた反応を取っていてもへこたれず、ゴーイングマイウェイでいられる主人公の網浜奈美は非常にメンタルが強いです。 ビジュアルが本田さんと主人公が入れ替わっていたら、どんな感想になっていたんでしょう。

最後にひとつだけお願いしてもよろしいでしょうか

殴るためのお肉

最後にひとつだけお願いしてもよろしいでしょうか
ゆゆゆ
ゆゆゆ

このタイトルで、この絵柄で、いわば北斗の拳。 いや、くにおくんかもしれません。 陰湿なイジメが繰り広げられる恋愛モノかと思えば、メリケンサックが出てくるタイプの恋愛モノでした。 メリケンサックと恋愛モノって、同時に存在しうるんですね。 「パワー・アントワネット」と違い、ムキムキでもなく、筋肉でもなく。 公爵令嬢として腐った世の中を正すため、いや殴りたいから主人公は暴力をふるいます。 ストッパーが無くなった彼女は強いです。 ターゲットの名前がいつの間にか「肉」呼ばわりになっていて、こうやって人でないから殴ってよしと正当化するのかなとチラと思えば、その肉がことごとく、言い訳できないレベルの悪役たちで、世直しのためには、殴っとこうかという気持ちを読者に湧き立てさせます。 そして、時の女神の力を借りて、倍速やらなんやらブーストさせて、「ボンボコボンボコ」殴って蹴って。 暴力シーン(連続)もこのきれいな絵柄のママ繰り広げられ、「創竜伝」の龍堂兄弟のようなめちゃくちゃな振る舞いも、このきれいな絵柄のママ繰り広げられます。 とりあえず公爵令嬢なので、一線は越えていないそうです。不殺です。 すべて峰打ちなので大丈夫らしいです。さすがです。 暴力で解決はよくないけれど、早いんだということはよくわかります。

異世界で 上前はねて 生きていく~再生魔法使いのゆるふわ人材派遣生活~(コミック)

みんな良い人

異世界で 上前はねて 生きていく~再生魔法使いのゆるふわ人材派遣生活~(コミック)
ゆゆゆ
ゆゆゆ

再生魔法って、響きからしてチートな魔法なのに不遇らしい。 いやいや…と思うけども、そういう文化だからと言われたら、仕方ないのかなと思えなくもない。 ・魔法を使えるのは基本的に貴族。 ・男は攻撃魔法を使えてこそ! このルールに外れた場合、とてつもなく不遇らしい。 たまにいる、平民で魔法が使える人でも、男で攻撃魔法が使えない場合は、就職先すら危ういようだ。 世知辛い世界。 主人公はそんな偏見も酷い中、再生魔法を趣味のように研究し、あれやこれや発明。 病気や怪我などで働けなくなった奴隷を魔法で再生して、衣食住を手厚く保障して働かせて、お金をウハウハ稼いでいる。 劇場を建てる資金確保といいながら、気がついたら事業拡大して、結婚して、奴隷だらけのプール遊びや運動会。なんだか日々が充実している。 裏切りや悲劇も起こらないので、とても安心。 ちなみに、男は攻撃魔法至上のようにあったけど、出会う奴隷という奴隷、学校内は同級生と先生以外は女なので、前提の「男は黙って攻撃魔法」のような考えがあることを忘れてしまう。 主人公はそれだけ、世界の仕組みとは別枠の仕組みを作り上げたということだろうか。

まきこまれしょうかんそしてわたしはかみでしたこみっく
巻き込まれ召喚!? そして私は『神』でした??1
巻き込まれ召喚!? そして私は『神』でした??2
巻き込まれ召喚!? そして私は『神』でした??3
巻き込まれ召喚!? そして私は『神』でした??4
巻き込まれ召喚!? そして私は『神』でした??5
巻き込まれ召喚!? そして私は『神』でした??6
本棚に追加
本棚から外す
読みたい
積読
読んでる
読んだ
フォローする
メモを登録
メモ(非公開)
保存する
お気に入り度を登録
また読みたい
その異世界ハーレムは制約つき。~自慰行為を禁止された童貞勇者のスローライフ~【合本版】

その異世界ハーレムは制約つき。~自慰行為を禁止された童貞勇者のスローライフ~【合本版】

ある日突然に異世界へ転移してしまった、高校生のハヤト。ハヤトはその世界で、『勇者の祝福』と呼ばれる勇者にしか持てない万能スキルをギフトとして授かる。しかしそのスキルには、とある‘’制約‘’があった…。それは、自慰行為ができなくなってしまうということ! 性欲を解消するためには女の子と××するしかない中で、ハヤトは異世界の様々な女の子に遭遇していく。果たして、ハヤトは性的欲求を解消することができるのだろうか!? 異世界×ハーレムファンタジー開幕!!

その異世界ハーレムは制約つき。~自慰行為を禁止された童貞勇者のスローライフ~(分冊版)

その異世界ハーレムは制約つき。~自慰行為を禁止された童貞勇者のスローライフ~(分冊版)

ある日突然に異世界へ転移してしまった、高校生のハヤト。ハヤトはその世界で、『勇者の祝福』と呼ばれる勇者にしか持てない万能スキルをギフトとして授かる。しかしそのスキルには、とある“制約”があった…。それは、自慰行為ができなくなってしまうということ! 性欲を解消するためには女の子と××するしかない中で、ハヤトは異世界の様々な女の子に遭遇していく。果たして、ハヤトは性的欲求を解消することができるのだろうか!? 異世界×ハーレムファンタジー開幕!!

最強の傭兵少女の学園生活 ―少女と少女、邂逅する―

最強の傭兵少女の学園生活 ―少女と少女、邂逅する―

伝説の傭兵、エインズ・ワーカーに育てられたシエラは、普通の学生らしい生活というものを学ぶため、王都の学園に入学することに。エインズから渡された“凡人ノート”を頼りに目立たないよう学園生活を送ろうとするシエラだが、戦場育ちの彼女はどうしても浮いてしまう。そんな折、シエラは自分を何かと気にかけてくれる少女――アルナと出会い、交流を深めていく。アルナの背景に、王位継承の謀略が潜んでいるとは知らずに……。

ホークウッド

ホークウッド

14世紀、イングランドとフランスの百年にわたる戦争が始まろうとしていた頃。金で雇われ、戦いを生業とする者達――傭兵が各地の戦場で活躍していた。“白鴉隊”という小さな傭兵隊を率いる若き傭兵隊長ジョン・ホークウッドは、一人の王子との出会いを機に、百年戦争という大きな戦いに巻き込まれてゆく……。

なんだかほのぼのしているにコメントする