生活の中の小さな楽しみ
タイトルに惹かれて読み始めました。日々の小さな楽しみを持ってる佐々木さんが羨ましくなりました。生活に張り合いが出るし、社畜にはそういうのないとやってらんないしね。 田山さんみたいな友達ほしい。 ハラハラドキドキの刺激を求めるタイプのマンガではないです。が、それこそ日々の小さな楽しみになり得る素敵なマンガ。
社畜街道をひた走る、くたびれ中年男性の佐々木。彼のひそやかな癒しといえば、日ごろから愛煙する煙草と、行きつけのスーパーで働く女性店員 山田さんのにこやかな接客くらい。仕事に疲れたある夜、癒しを求めてスーパーに向かうが、目当ての山田さんはおらず、今どき煙草を吸える場所もなし…。意気消沈した佐々木に「ここなら吸える」と声をかけてきたのは、すこし奇抜な服装をした田山という女性だった――。※こちらの商品には、巻末にデジタル版限定特典イラストが収録されています。※
人気作だから読んだつもりで読んでなかったけど、甘酸っぱくてかわいいのに大人でよい…!!
疲れたおじさんサラリーマン佐々木さんとやさぐれスーパー店員田山(山田)さんの関係性がたまらなくよい。
ゆるく言葉を交わしているだけ、でも駆け引きめいている瞬間もあり、互いの存在に元気をもらっている2人。
田山と山田で気づくだろ!と思いつつ、佐々木さんのおじさん描写で気づかないことにリアリティを持たせてるのもうまいなあ。でも気づくだろ…とは思うけど。
山田さんのことは偶像崇拝みたいな感覚で、田山さんのことは1人の人間として表情までしっかり見ているから逆に気づかないのかな…と考えてみたり。
そんな細かいことはどうでもいいと思えるくらいかわいくて癒される作品です。