奥様は雷神さま
体を流れる時の流れは違えど、相思相愛。
だからこそ、母娘に見られるようになった現状は思うことがあるらしい。

雷神さまが身近?なのか、奥様が雷神さまと知りさえすれば、みんな雷神さまだからと存在を受け入れて生活をしている点が、なかなか興味深い。

とはいえ、知らなければ親子にしか見えないので、それに伴うトラブルやら嫉妬やらが起こる。
アレヤコレヤ起きても、雷神さまはかわいいからいいじゃないですか!と思えてしまうけど、雷神さまはだめらしい。
そして見た目に感情は引きづられるのか、感情が揺れ動くと天候も変わる。またかわいらしい。

ちなみに、作品のタイトル「妻の機嫌で天候が変わる話」から、2000年代に発売された乙女ゲーム「水の旋律」シリーズを思い出した。
悲しいときに雨が降る(降らせることができる)女の子が登場するゲームだった。

人の恋路を邪魔するやつは〜という言葉もあるのだし、ふたりでイチャイチャし続けて欲しい。

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ヤンキー君と白杖ガール

目からの情報過多な世の中

ヤンキー君と白杖ガール
ゆゆゆ
ゆゆゆ

登場するヤンキーは顔の傷がなくて、服の趣味が良ければ、ものすごく人が良くて純愛している好青年。 弱視の女の子に「ポエマー」と言われるほど、大好きなユキコさんの前では好青年。 一線を越えると黒豹に戻るようだけど、ユキコさん第一なので基本は好青年。 コミュニケーションお化けのようなユキコさんも、見えないからそう変わらざるを得なかったとあって、相当な苦労の上であの人となりができていて、結果が一話冒頭の白杖ケツアタックなんだなぁと思った。 コメディになる部分は、NHKの番組バリバラでみた、障害者コントを思い出させた。 障害は触れるのを避けるべきことでもなく、彼女たちには当たり前なことで、その中でのからかいや日常の楽しみ、苦労が興味深く描かれている。 もちろんコメディ要素だけでなく、しれっとヤングケアラーとなっているきょうだい児の話や、人は年を取ればいずれ見えなくなることが描かれていて、でも重たい話のはずがドロドロしておらず、あっという間に読み終えてしまった。 視力がオレサマはなるほどなと思ってしまった。 かき氷シロップはオレサマを感じさせてくれる食べ物。食品に絞ると、嗅覚が2番手のオレサマ。 ちなみに登場キャラクターのなかでは、高校生男子らしくムラムラ大好きな青野くんがとても好きだ。

ワタシってサバサバしてるから

広告で見たことがあるやつだ

ワタシってサバサバしてるから
ゆゆゆ
ゆゆゆ

主人公が「私ってサバサバしてるから〜」っていうタイプの人間でした。 「みんな私のこと「かわいい」って言ってくれるけど本命にはしてくれないね?」で知ったのですが、主人公を「うわー何こいつ」って言いたくなるキャラクター(悪役)にして、当人が落ちていくさまを眺めるジャンルっていうのがあるんですね。 身近にいたら、さりげなくフェードアウトしたくなるタイプの性格ですが、「女の敵は女」というあたりはリアルです。 そして、男の中で生きようとしているわけでなく、同性と仲良くするわけでなく、人がいっぱいいるところに飛び込んでいるのに、孤高です。 読んでいて、どうしてそういう考えに?と思ってしまい、主人公なのについていけません。 本編を悪役サイドで見ている気持ちです。 とはいえ、ライバル視されている本田さんが主人公だと、「私ってメンタル強めだから〜」と、メンタルの強さを過剰に見せつけてくるキャラクターに改変されてしまいそうで、そんな本田さんは見たくないなと思ってしまいます。 よくよく考えれば、周囲がこれほどひいた反応を取っていてもへこたれず、ゴーイングマイウェイでいられる主人公の網浜奈美は非常にメンタルが強いです。 ビジュアルが本田さんと主人公が入れ替わっていたら、どんな感想になっていたんでしょう。

最後にひとつだけお願いしてもよろしいでしょうか

殴るためのお肉

最後にひとつだけお願いしてもよろしいでしょうか
ゆゆゆ
ゆゆゆ

このタイトルで、この絵柄で、いわば北斗の拳。 いや、くにおくんかもしれません。 陰湿なイジメが繰り広げられる恋愛モノかと思えば、メリケンサックが出てくるタイプの恋愛モノでした。 メリケンサックと恋愛モノって、同時に存在しうるんですね。 「パワー・アントワネット」と違い、ムキムキでもなく、筋肉でもなく。 公爵令嬢として腐った世の中を正すため、いや殴りたいから主人公は暴力をふるいます。 ストッパーが無くなった彼女は強いです。 ターゲットの名前がいつの間にか「肉」呼ばわりになっていて、こうやって人でないから殴ってよしと正当化するのかなとチラと思えば、その肉がことごとく、言い訳できないレベルの悪役たちで、世直しのためには、殴っとこうかという気持ちを読者に湧き立てさせます。 そして、時の女神の力を借りて、倍速やらなんやらブーストさせて、「ボンボコボンボコ」殴って蹴って。 暴力シーン(連続)もこのきれいな絵柄のママ繰り広げられ、「創竜伝」の龍堂兄弟のようなめちゃくちゃな振る舞いも、このきれいな絵柄のママ繰り広げられます。 とりあえず公爵令嬢なので、一線は越えていないそうです。不殺です。 すべて峰打ちなので大丈夫らしいです。さすがです。 暴力で解決はよくないけれど、早いんだということはよくわかります。

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外面男子と不器用女子がいい感じになりそうな話

外面男子と不器用女子がいい感じになりそうな話

※連載版『外面男子の清水くん』とは内容が異なりますのでご注意ください。栗田あぐりが、Twitterにアップしていた『外面男子と不器用女子がいい感じになりそうでならない話』の一部を まとめたものになります。外面はいいけど、好きな子にだけは意地悪してしまう清水くんと、清水くんの素を知ってもドキドキしてしまう美波さんが 付き合うまでの物語です。

外面男子の清水くん

外面男子の清水くん

何をするにも間が悪い美波小春は、優しいクラスの人気者・清水廉くんに片思い中。あるきっかけで、小春は彼の腹黒い本性を知ってしまう…!外面とは逆に意地悪な清水くんに翻弄される小春だけど、時折見せる彼の優しさに惹かれていく。そんな清水くんもまっすぐ自分に接してくれる小春に恋心が芽生えて――。Twitterで尊いの嵐を巻き起こした じれキュンラブコメディー!※本作品は『外面男子の清水くん【単話】』(1)~(8)が収録されています。

雪国で初めての友達は?

雪国で初めての友達は?

栗田あぐりがTwitterで公開していた漫画「都会から雪国へ転校してきた中学生に初めて出来た友達は?」を加筆修正してまとめたものです。描き下ろしやカラーおまけページあり。内容…雪国で出会った不思議な男の子との友情ギャグコメディ。雪国あるあると共にちょっと過激?な友情物語をお楽しみ下さい。都会から雪国へ転校してきた吉岡晴太は無人駅で田村灰次、通称“血濡れアルプス”と友達になります。そこから彼の愉快な雪国ライフが始まります。描き下ろしは、灰次の家へクラスメイトと一緒に遊びに行くお話です。

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最もグロテスクな純愛譚が始まる! 喧嘩騒ぎの中で命を落とした少年・轟勘治。幼馴染の少女・愛理は勘治を救うため悪魔・アイオーンに己の全てを差し出した。悪魔の望みはただ一つ「人間の愛を知る」こと。そのためにアイオーンは愛理になり替わり、勘治と愛をはぐくもうとする。いっぽう勘治は、愛理を奪ったアイオーンに激しい憎悪を向けるのだが…

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