お、面白すぎる!!!すごすぎる!やばい!!作画がちょっとDEATH NOTEっぽいってのもあるけど、作品自体初めてデスノを読んだ時と同じくらい興奮した。す、すげえ〜〜!!! まず異世界転生する前の主人公の検察としての物語がすでにエグくて面白い。 いわゆる「上級国民」がスポーツカーで一家の車と衝突事故を起こし、女児を残し両親を死亡させた事件で被疑者は無傷にも関わらず厚生大臣を動かし一定期間病院に入院。 それに対し、エリート検事である勇気は徹底的に被疑者を法で裁くことを固く決意するが、被疑者は外務省まで使い国外へ逃亡。その夜、忸怩たる思いで横断歩道を渡っているとトラックが突っ込んできて、転生先にて自分が「権力に消された」ことに気付き絶望する…。 そしてこれまた勇気が神族の女神によって転生させられた理由が面白い! これまでにその世界では種族間の対立、疫病、飢饉、魔王の出現など様々な厄災から救うため多くの転生者を呼んできたが、武力による解決は「平和」をもたらすことはなかった。 そこで女神は「法」を運用する人物を転生させることで、人間世界に秩序をもたらすことを思いつく。 女神様の **「無辜の者が救われるかどうか結果は問わない。法が正しく運用された結果なら受け入れるしかない。それが法治国家というものでしょう(要訳)」** というセリフで痺れました。この漫画もう好き…。 https://i.imgur.com/8OJTkfN.png 世界中で民主主義や法が揺らいでいる様子を目の当たりにしている今だからこそ、なおいっそう響くセリフでした。 そして神のお墨付きの罪なき被疑者で、勇気が初めて異世界で弁護士として担当することになった相手とはなんと破壊竜・ディアゴルム(!?)。 宝を守る使命を持って生まれた竜で、警告するため吹いたブレスで誤って殺して冒険者を殺してしまい、人間と同等の知能を有するがために神の加護が与えられた王立裁判所にて裁かれることになってしまったのだとか。 いやいやいや、もう全部面白いって…!!! 絵も美麗だし話も面白いってなに??そんなん令和のデスノートじゃん。 かつて居たという「法律を作り秩序をもたらそうとした転生者」や「聖法典ロッポー」の存在が気になる。 早く続き読みたいのに続きは1カ月後とか耐えられない…毎日更新してくれ〜〜!!😭 https://comic-days.com/episode/14079602755329554142
@たか

素敵な「1話応援」のクチコミを投稿してくれてありがとうございます!

正義の検察官が秩序なき異世界で法の番人に!にコメントする
どくだみの花咲くころ
言葉が無粋になる少年たちの情緒と創作 #1巻応援
どくだみの花咲くころ
兎来栄寿
兎来栄寿
筆者の城戸志保さんは2020年に安野モヨコさんの「ANNORMAL展」を見て触発されて描いたのがこの作品だそうですが、2022年の10月に四季賞でその安野さんより「絵柄やセリフ・エピソードの選び方に独創的なセンスを感じる」「無造作な美しさが個性であり武器」と講評を受け、そして大賞を受賞。そして連載化して、今日単行本1巻が発売と創作が人の心に及ぼす素敵な連鎖を感じさせてくれます。 安野さんが指摘する通り、この物語の人物の配置は少し特殊です。癇癪持ちで怖い噂もあり関わりにくい信楽くんという問題児の存在と対置される主人公の優等生・清水くんは、一般的にはマジョリティ的感性から信楽くんに戸惑う普通の人物として描かれることが多いでしょう。しかし、清水くんは勉強も運動もできるにも関わらず、お金持ちの家の息子としてやや感性が庶民からズレており、言動も信楽くんに負けず劣らず危うく突飛なところがある少年として描かれます。 そして、何より大事なのは清水くんだけが信楽くんの創り出すものに心酔し、信楽くんに神聖性を見出すところです。他の誰も知らない、世界で自分だけが知っているダイヤモンドの原石のように。狂信的になる清水くんの気持ちも、とても解ります。 清水くんは冒頭で ″俺は自覚なく信楽くんを傷つけるだろうし そうなったら信楽くんがどうなるのかわからない それはいやだ″ と客観的な視点からの自覚を持っているのですが、その気持ちの大きさ故にとてつもなく不器用になって暴走してしまうところも痛々しいほどに解ります。子供のころなんて自分の感情を上手く表現できなくて当たり前ですし、それ故に失敗することも多々ありますが、ままならない情動に苦しむ信楽くんも含めてそんな淡く苦い記憶を呼び覚まされるようです。 人間が誰か特定の個人と結びつくのはそれだけでも貴重ですが、それが双方向的に圧倒的に強く結びつく瞬間というのは、奇跡と呼んでも差し支えないものです。そんな言葉では表せない奇跡の眩いばかりの尊さが、この物語では描かれていて惹かれます。 湿った日陰で育ち、生臭い魚のような臭いから魚腥草とも呼ばれ、海外でもfish herb・fish mint・fish wortなどとも呼ばれるどくだみ。その花言葉は、「白い追憶」「自己犠牲」「野生」。仄暗さと高潔さ、危うさを含む他者との関係性と激しさが同居するようなそれらは、この作品全体のイメージとしてどくだみは非常に合っているように感じます。 ジャリジャリのミロや、アスパラのエピソードなど、独特の感性から描き出されるひとつひとつの要素も印象的です。 果たして、彼らの関係性や未来はどのようになっていくのか。言葉では何とも言い表し切れない強い魅力が随所にあり、今目が離せない物語です。 余談1 信楽、清水、瀬戸、伊賀、砥部、美濃、九谷、小鹿田、壺屋など、登場人物の多くは焼物から名前が取られています。作っては微細なコンディションの差で失敗し、壊してまた作り直す焼物もまた本作において象徴的な存在と言えるのかもしれません。 余談2 2話の最初で、教室の後ろに掲示されている書が「一意専心」はともかく「鬼手仏心」は趣深いです。九谷さんの「魁」書道バッグも好きです。
ほうのばんにんはまもるせかいをえらべない
法の番人は守る世界を選べない 1巻
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