4.5
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マンガというよりも1つのドラマとして非常に完成された作品だなと思いました。
選考委員・安野モヨコ氏
「最高。すべてが最高に面白かった。」
「画力もキャラクターの表現方法もストーリー構成も『何その設定』という意外性もあって投稿作とは思えない高度な作品。」
安野モヨコ先生も大絶賛されますが、キャラクターそれぞれが抱える複雑な思いというのが読切という短い話のなかでビシビシ伝わってくるのがすごい。
特に高校時代に夢を断念せざるを得なかったものの、熱く生徒たちに指導していた遠山先生が、教え子たちがインハイ出場という夢を叶えプロすら視野に入れているのをどんな気持ちで見ていたのか…。
佐久良が作中で述べているように、
「どうしてあんなに泣いていたのか」
「今なら分かるようで結局のところわからない」
のが面白い。
ずっと面白く読んでいたのですが、最後のページの1コマ目の佐久良のセリフが自分には理解できなかったので、私個人は残念ながら最後の最後に消化不良になってしまいました…。
「何事もなかったかのように俺に『おはよう』と笑いかけた」
ってどういう意味でしょう…?
どなたかわかりやすく説明してくださるとありがたいです。