インターネットで誹謗中傷。した側、された側のその後。
リツイート(リポスト)も誹謗中傷しているうちに入ると聞いたのはいつだったか。 作中2巻でも、ばっちり開示請求行きになっています。 物語の端々で、こうするとこうなるのか、ああそうか、と思ってしまいます。 教科書代わりに漫画で勉強したり、子供に覚えてもらうのも良いかもしれないですね。 もう数年したら、この漫画に書かれている内容も「今はこんなに甘くないからw」と言われるのかもしれませんが、良い勉強になります。 法律や裁判という点では、添付画像のシーンも印象的でした。 裁判は「私は悪くないのにどうして!」と言っている段階の、次の段階だとよく分かります。 X(Twitter)でお医者さんアカウントが続々と開示請求をし始めた時期を思い出してしまいます。 家族をも巻き込むので、自分はトラブルに足を突っ込まぬよう気をつけたいです。 それから、一巻最後のおまけ漫画にあった 「身内といえどしょせん他人事…そのときが来るまで分からない人が多いのです」 のコメントは、何事にもいえることだったので、そうよねと染み染み実感してしまいました。
テンポ良くサクサク読めて面白い。話のリアルさに吸い込まれ、どんどん読んでしまいました。
主人公の弁護士の仕事スタンスがタイトル通りの他人事なので、第三者から見てそこまで感情移入しなくて済む。
おちゃらけキャラの弁護士ですが、ただの他人事ではなく現実に向き合った最善の道をいく上での他人事に徹する、
というプロ意識の仕事をするのがみどころ。
最初のストーリーはある主婦がネットのブログに誹謗中傷を書き込まれて相手を突き止めて賠償してもらう、という話で実際の法的な話も詳しく書いてあり読んでためになりました。