日本でもうわの空したいな〜
都心の大きい本屋に行ったら新刊3巻がすごく売れてるようにお見かけしました。これはこのマンガがすごい!効果なのか、それとも香山さんの考え方に賛同する人が多いということなのか(後者だといいな)…。 これって実はドイツ暮らしを紹介してくれる漫画じゃなくて、生きていく上で感じる息苦しさをどうすれば少しでも気楽に出来るかの考え方をシェアしてくれる漫画ですよね。私は日本でしか暮らしたことがないけど、息苦しさは国や時代が違えど同じように感じてしまうものなんだと思います。 しかし特に私の身近では最近「いいことをしなければならない」という空気をすごく感じてしんどかったので、香山さんの「今日は気分がいいし、財布に余裕があるから募金をしようかな」のラフさが新しくて、自分の生活にも取り入れたくなったのです。 ちなみに私は2巻が好きです。色んな人が洗濯とシャワーを無料で出来るスペースを友人達と運営する話で、ちょっと1巻とも3巻とも違うストーリーで独特なんですよね。
最初はドイツの文化やベルリンの特徴を紹介する感じの漫画だなと思ったけど、話が進むに連れて作者なりのメッセージや社会に対する思いが現れてくる。
そのメッセージの伝え方も愚痴愚痴したり、押し付けがましさがなくて「こうしたらいいかな?」という感じで出ているので読んでて素直に共感出来る。
ポップで味のある絵柄も病みつきになって良い。
作者の他作品も読もうと思う。