時が低速化した魔王城に住む少女と外から来た少年のお話。 「うおおめっちゃ良いもの読んだ〜〜〜!よかった…ありがとう…」という気持ち。本当に素晴らしすぎるファンタジーでした!!

勇者と魔王の戦いの真っ最中に、魔王城内は低速化する魔法に包まれてしまう。
低速化した人々は外から見ると時が止まったかのように見えるが実は生きていて、何十年というスパンで瞬きをしたり戦いの動作が徐々に進行しており、低速化した世界の中で普通に動いている。
そのため魔王がこの世を滅ぼす魔導書に手を伸ばす前にこの魔法を解除し、魔導書をとりあげるため研究を続けている。

外にいる人々は、低速化している世界に干渉できないし、外にいる人々は早すぎて低速化している世界の人々には認識することすらできない。

叔父が働いている魔王城にやってきた主人公は、庭にいる少女に心を奪われるが、実は彼女は魔王の娘。
今まさに自らの父が勇者に殺されようとしていることすら認識できない彼女の気を引こうとしたことを主人公は悔いる。
そして世界の終わりを防ぐため、低速化解除の研究を始めるが。
外側から魔王城を見つめ続けた主人公は魔王が最後に手を伸ばしたものを見、そして魔獣に襲われたことをきっかけにある決断をし…。

いや〜〜もうほんと良いとしか言えない…美しすぎる!!!

私は不死萌え(ゾンビとか)なんですが、これを機に低速化萌えになってしまいました。
まだ読んでない方には問答無用で読んでほしい超良質エモファンタジーです。

時が低速化した魔王城に住む少女と外から来た少年のお話。 「うおおめっちゃ良いもの読んだ〜〜〜!...
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冬の魔王城は稲妻をも凍らせる

ふゆのまおうじょうはいなずまをもこおらせる
著者:稲守竜砂
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エフェクトメイジ魔法工房

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『この世界の魔法は、美しいほど強くなる』 魔法の「見た目」を作る職人「エフェクトメイジ」のアランは、「魔法競技」で使用する魔法の制作依頼を受けていた。ある日アランは、弟子のカディアから、「なぜ、風魔法は緑色なのか?」 という質問を受ける。
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