壁ドンされたり、国(王太子の国)の玉座を狙う真の敵が見えてきたり、はらはら展開があったり、何故か学校に通わさせられたり、主人公が王太子の手のひらで踊らされているうちに、王太子の両親についてどえらい事態が判明します。
学校で学園祭的な何かを行ったときは、もしや、よくあるお貴族様ストーリーのテンプレをなぞるだけになってしまうのかと落ち込んだのですが、そういう展開になるとは思いませんでした。
真の敵がとったのは、どう転んでもすごく現実的な手法です。敵ながらあっぱれです。
面白くなってきました。
反対に、王太子は窮地です。
振り返ってみると、どうやら主人公が関わると物事がうまく進み、王太子が関わるとねじれてしまう傾向があるようです。
王太子は、主人公補正のあるヒロインをもっと使うべきかもしれません。
この王太子様、振り返ってみると、言葉足らずだったり、ど直球すぎたり、極端な言動のせいで思いが伝わっていなかったり。
先程面白くなってきたと書いてしまいましたが、王太子的には家庭環境も大変なことになっていたり。
おまけにイケメン枠なのに、主人公がさらなるイケメン枠だったり。
なんかもう、がんばれ、王太子!
と応援したくなります。
あと、アンナをデレさせて!
女は殿方に媚びを売ることしか脳がない貴族社会にうんざりしているハルミッヒ辺境伯令嬢アンナ。ある日、帝国最強と呼ばれた父が戦死し、窮地に立たされたハルミッヒ辺境領は、男勝りで令嬢らしくない彼女を貢物として敵国へ売る決断をする。同情する姉妹たちを尻目に、アンナは“ある計画“を企てていた――。
女は殿方に媚びを売ることしか脳がない貴族社会にうんざりしているハルミッヒ辺境伯令嬢アンナ。ある日、帝国最強と呼ばれた父が戦死し、窮地に立たされたハルミッヒ辺境領は、男勝りで令嬢らしくない彼女を貢物として敵国へ売る決断をする。同情する姉妹たちを尻目に、アンナは“ある計画“を企てていた――。