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本人の希望があったとは言え、新人研修医を、ER(救命救急室)に送り込む、って、ムチャ振りは、まぁ、フィクションなので。
でも、純情100%善性200%熱意500%の主人公が、何も顧みず患者を救おうとする、それは彼女の過去にあって、助けてもらった命だから、自分も患者を助けたい!と言う、豪速球の動機があるんです。
安直だな、と思うのですが、とは言え、漫画で動機を描くって、相当難しいんですけどね。
ラスボスが、敬愛する先輩の同僚で、かつては優しい医者だったのに、この国の医療体制に絶望してヴィランに堕ちてしまった。そして先輩との一騎打ちを見守るヒロイン。
…と書くと、面白そうに見えますが、結局無難な結末に着地します。
やっぱり、この流麗な線で、人の生死を扱うには、少々無理があったと思うのです。
この後、その純情可憐善性はそのままに、熱意の濃度を薄めて、「東京シャッターガール」に繋がることを考えると、これも大切な作品なのかな、と思ってます。
鳴り止まぬサイレン。消えかける鼓動。鎌倉市民病院ERへやって来た新人研修医・花島瑠花が直面したのは、一刻の猶予も許されない、生死の境界線。そして、そのような場所だからこそ、一際輝く命の物語がある―――。
鳴り止まぬサイレン。消えかける鼓動。鎌倉市民病院ERへやって来た新人研修医・花島瑠花が直面したのは、一刻の猶予も許されない、生死の境界線。そして、そのような場所だからこそ、一際輝く命の物語がある―――。