ネタバレ

本人の希望があったとは言え、新人研修医を、ER(救命救急室)に送り込む、って、ムチャ振りは、まぁ、フィクションなので。

でも、純情100%善性200%熱意500%の主人公が、何も顧みず患者を救おうとする、それは彼女の過去にあって、助けてもらった命だから、自分も患者を助けたい!と言う、豪速球の動機があるんです。
安直だな、と思うのですが、とは言え、漫画で動機を描くって、相当難しいんですけどね。

ラスボスが、敬愛する先輩の同僚で、かつては優しい医者だったのに、この国の医療体制に絶望してヴィランに堕ちてしまった。そして先輩との一騎打ちを見守るヒロイン。
…と書くと、面白そうに見えますが、結局無難な結末に着地します。

やっぱり、この流麗な線で、人の生死を扱うには、少々無理があったと思うのです。
この後、その純情可憐善性はそのままに、熱意の濃度を薄めて、「東京シャッターガール」に繋がることを考えると、これも大切な作品なのかな、と思ってます。

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写真甲子園 シャッターガール moment

写真甲子園 シャッターガール moment

【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。弱小高校写真部が全国一を目指す心揺れる夏。部員はわずかに3人。部室もなく、学校も過疎化の影響で廃校寸前。瀬戸内海に浮かぶ小さな島にある高校の写真部は正に弱小。でもしかし、全国の高校写真部部員の憧れである「全国写真甲子園」に奇跡的に出場することに! 初めての北海道、初めての写真甲子園での戦いは不安だらけだ。リーダーの織江と、心配性の佳代。いつも神頼みの幹幸は、写真甲子園常連校にどう戦いを挑むのか?本戦はわずかに3日。集中して写真に挑む時、スマホとは違う世界が画面に現れる。夏の北海道のど真ん中、東川町でシャッターを切る快感が感動に変わる時、シャッターガールの夏が昇華する!原作は『東京シャッターガール』『金沢シャッターガール』で揺れ動く写真部女子高校生を描いた桐木憲一。この作品の容量は、77.1MB(校正データ時の数値)です。

金沢シャッターガール

金沢シャッターガール

北陸新幹線開通を祝してスタートした注目作品コミック・映画同時発売&公開!! 金沢城、兼六園、茶屋街、尾山神社――数々の歴史的名所の撮影を通して女子高生・夏目花菜が成長していく物語。将来への不安、友情、母親との確執など、10代ゆえの葛藤。カメラ片手に今、自分さがしの旅がはじまる。実写映画 ※金沢の現役女子高生中心キャストで映画化!! 2月3日(土)ロードショー詳細は金沢シャッターガール公式映画サイトをご覧ください!! ★単行本カバー下イラスト収録★

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