誰にでも安心して勧められる名作
伏線も綺麗にまとめてるし少年漫画として100点満点のラストだと思う 一番好きなシーンは「まるで神への祈りじゃないか」のとこ
兄・エドワード・エルリック、弟・アルフォンス。2人の若き天才錬金術師は、幼いころ、病気で失った母を甦らせるため禁断の人体錬成を試みる。しかしその代償はあまりにも高すぎた…。錬成は失敗、エドワードはみずからの左足と、ただ一人の肉親・アルフォンスを失ってしまう。かけがえのない弟をこの世に呼び戻すため、エドワードは自身の右腕を代価とすることで、弟の魂を錬成し、鎧に定着させることに成功。そして兄弟は、すべてを取り戻すための長い旅に出る…。
子供の頃は設定が難しく理解が追いついていなかったのですが、
中学生くらいにちゃんと読み直してその魅力にどっぷりと魅了されてしまいました。
まず、子供の頃には少し難しくて分からなかった設定ですが、
他にはない独特の設定なのにちゃんと筋が通っていて、荒川弘先生は本当に天才だと思いました。
コミカルなシーンや恋愛要素も多く楽しく読めるのですが、
初っ端のお母さんの錬成シーンや女の子と犬のキメラといい、
胸が重くなるようなシーンも多く、中心的なキャラクターも容赦なく負傷したり命を落とすところが、
残酷でもあり、ハガレンの世界観の素晴らしさを引き立たせている魅力の一つなのではないかと思います。
キャラクターもみんな魅力的で、
敵キャラのエンヴィーも憎めない、何なら愛しくて推せちゃう点もハガレンの好きポイントです。
荒川先生のイラストやノリもとても好きなので、
シリアスなシーンや戦闘シーンもコミカルなシーンもそれぞれ違った楽しみ方ができます。
余談ですが、好きすぎてハガレンのコラボカフェで働いていたのですが、
お客さんが絶えず、幅広い世代に愛され続けているのだなということを改めて実感しました。
また、私自身も未だにハガレンの名台詞を常用しております笑
まだ読んだことがない人にも、後世の人達にもぜひ読んでもらいたい作品です。
そうなんですよねぇ~!エンヴィーは極悪非道の敵キャラですが、仲間思いな一面を見せる等、人間臭いキャラクターだった…
マジ(本当)ですか…あいざっくさんのハガレン愛が溢れるエピソードは凄いと思います。