タイトルも俳句になってるんだ!
同居してるおばあちゃんとの仲が上手くいかなくて離婚して遠くに住んでいる母親に新幹線で会いにいく小学生の女の子の話なんですが、道中で学校の先生に出された俳句の宿題をやっているのが淡々としたストーリーにリズムが生まれるみたいで楽しいですね。なんとなく黒谷知也に似ているテイストを感じました。 両親は離婚したけどオンラインゲームの中で時々会ってるとか、あとはラストでの女の子のポジティブな心境の変化が読後感を明るくしてくれます。そういう重要なシーンを大げさに描いたりしてないところも好きです。でも心に残るから上手いな〜と思いました。
野愛さんよく言ってくれました。
特に(毒家族の一員である)毒祖母が主人公の女の子を平手打ちするシーンが胸糞です…
暴力をふるう祖母も話を聞かない父親もわかったようなことを言って娘に我慢させようとする母親も全員胸糞悪いですよね…
こういう日常をおくる子どもたちが、俳句でもなんでも強くなれるもの夢中になれるものを見つけてほしいなと思います