同居しているおばあちゃんはまごうことなき毒祖母(毒親)ですよね…それでも主人公女の子は気丈さを見せるほどの逞しさがあって、まだ希望を見出せます。
芸術の必要性を問う
文学や芸術が腹を満たすことはない。理不尽をぶん殴ってもくれない。でも日常を彩るし、心を強くしてくれる。 おばあちゃんは寂しいだけだよみたいな文脈で片付けようとして娘を強く引き止めようとしない母ももちろん祖母も父も最悪だけど、このハードな宿題を出した先生は素敵な大人だなあと思った。
【2021年後期・第80回ちばてつや賞一般部門】佳作受賞作品