同居してるおばあちゃんとの仲が上手くいかなくて離婚して遠くに住んでいる母親に新幹線で会いにいく小学生の女の子の話なんですが、道中で学校の先生に出された俳句の宿題をやっているのが淡々としたストーリーにリズムが生まれるみたいで楽しいですね。なんとなく黒谷知也に似ているテイストを感じました。

両親は離婚したけどオンラインゲームの中で時々会ってるとか、あとはラストでの女の子のポジティブな心境の変化が読後感を明るくしてくれます。そういう重要なシーンを大げさに描いたりしてないところも好きです。でも心に残るから上手いな〜と思いました。

読みたい

同居しているおばあちゃんはまごうことなき毒祖母(毒親)ですよね…それでも主人公女の子は気丈さを見せるほどの逞しさがあって、まだ希望を見出せます。

おばあちゃんは孫とのコミュニケーションの取り方が分からないんですね。そういう生きづらさもあるのかもしれない。そのことと先生が言っていた「俳句が生きがいになることもある」って話も少し繋がるかも。

たとえ身内だろうと合わない人はいるけど、主人公がおばあちゃんと一緒に俳句を作ったりすることもあればいいな!

本棚に追加
本棚から外す
読みたい
積読
読んでる
読んだ
フォローする
メモを登録
メモ(非公開)
保存する
お気に入り度を登録
また読みたい
オッドスピン

オッドスピン

二人は双子。「なんとなく面白そう」……土地の所有者に成りすまし、金を騙し取る詐欺師「地面師」に突如心惹かれていく姉妹。遺伝子は全く同じはずだが性格は少し異なる「英」と「蛍」の二人が絡むと事態がなぜか動き出す。クライムサスペンスの新機軸、誕生。

タイトルも俳句になってるんだ!にコメントする
※ご自身のコメントに返信しようとしていますが、よろしいですか?最近、自作自演行為に関する報告が増えておりますため、訂正や補足コメントを除き、そのような行為はお控えいただくようお願いしております。
※コミュニティ運営およびシステム負荷の制限のため、1日の投稿数を制限しております。ご理解とご協力をお願いいたします。また、複数の環境からの制限以上の投稿も禁止しており、確認次第ブロック対応を行いますので、ご了承ください。