「人間」がとても描かれていていい
子供の頃に読んでいた、思い出深い漫画。大学生くらいになってから読み返したが、成長して読むと印象が違う。生活の解像度が妙に高かったり、ギャグが光ってたり、哲学的だったり、なんというか「人間」がとても描かれていていい。子供の頃の記憶通り、家族のドタバタギャグとして捉えても面白い。それは起承転結がしっかりしており、個性豊かなキャラクター達が魅力的だからだと思う。自分はミステリアスで捉えどころのない「みづえ」と子供なのにたまにめちゃくちゃ現実的な「よもぎ」の二人が推し。自分が女性だったらどっちかに影響されて真似してそうだなと感じた。もちろん二人の個性が生きるのは長女「ひとみ」と次女「ふたば」がいてこそというのは言うまでもない。あとお父さんがなんか可愛いのも大好き。同じ作者のOL進化論も好きだが、こっちの方がより日常的というか風刺弱めで自分は好み。