「人間」がとても描かれていていい
子供の頃に読んでいた、思い出深い漫画。大学生くらいになってから読み返したが、成長して読むと印象が違う。生活の解像度が妙に高かったり、ギャグが光ってたり、哲学的だったり、なんというか「人間」がとても描かれていていい。子供の頃の記憶通り、家族のドタバタギャグとして捉えても面白い。それは起承転結がしっかりしており、個性豊かなキャラクター達が魅力的だからだと思う。自分はミステリアスで捉えどころのない「みづえ」と子供なのにたまにめちゃくちゃ現実的な「よもぎ」の二人が推し。自分が女性だったらどっちかに影響されて真似してそうだなと感じた。もちろん二人の個性が生きるのは長女「ひとみ」と次女「ふたば」がいてこそというのは言うまでもない。あとお父さんがなんか可愛いのも大好き。同じ作者のOL進化論も好きだが、こっちの方がより日常的というか風刺弱めで自分は好み。
時代を感じる描写もあるけど、やっぱり普遍的な4姉妹の日常4コマ。
変すぎないし可愛すぎない、個性的だけど身近にいそうなキャラクターが流石だなあと感じます。
ロマンチストな小説家の長女・ひとみ、ボーイッシュで体育会系の次女・ふたば、いつもぼーっとしている三女・みづえ、現実的でしっかりものの四女・よもぎ。
4人の関係性と人物像がちょっと読んだだけで伝わるのがすごい!
個人的にはつかみどころのないみづえがいちばん好きです。意外に賢かったりこだわりが強かったりするギャップにやられました。おでんパンツもかわいい。
ほのぼのしているけど現実的な話もあるし癒し系ではない、ありそうなのに唯一無二な作品だと思います。OL進化論も好きだけどかしましハウスも好きです。