ヒューマンドラマの極致 #1巻応援にコメントする
ぼっち死の館
年を取ることも死ぬことも普通のことだと思えた
ぼっち死の館 齋藤なずな
かしこ
かしこ
ふと寝る前なんかに自分が年を取った時のことを考えて不安になる事がありました。老後に必要な2000万円なんか貯金できる気がしないし、このまま身寄りがなくて孤独死するかもしれない…なんて考えちゃうと眠れなくなるくらい不安でした。でも「ぼっち死の館」を読んでからは私もなんとかなるんじゃないかと平気で構えられるようになりました。 今まで年を取るって暗くて悲しいことだと思ってたんですが、齋藤なずな先生の目を通して描かれる老人達ってとてもユニークですよね。どこにでもいる普通の人達ばかりですが、みんなそれぞれに歩んできた何十年分の人生が濃くて、団地の住人の噂話をしているのですらもなんだか楽しそう。そしてFacebookとかリア充とか現代のカルチャーにも思ったより馴染んでる(笑)。私もこの一員になりたい!なれる!だから大丈夫かも…と思ったんです。 齋藤先生の漫画は細かいところまで色々と描かれているんですがコマ割りに無駄がなく読みやすいです。とても漫画が上手いんです。これを読んで他の作品を読んでみたいと思った方には「夕暮れへ」に収録されている「トラワレノヒト」をオススメします。高齢の母親を看取った時のお話です。これもすごい。
ザシス
ザシスの意味とは
ザシス
六文銭
六文銭
「ろくでなしBLUES」から「べしゃり暮らし」まで、一通り読んでいる作家さんだけに本作も当然手に取りました。 1話読んで、サスペンスであること、その世界観にひきこまれ これは完結してからイッキに読もう と思い、完結を楽しみにしてましたが(変な話ではありますが)まさか3巻でおわってしまうとは。 一気読みした最初の感想としては、ギャク色の強い作風の作家さんなのに、この手のストーリーもイケるのかと唸った。 誰が犯人なのかはもちろん、主要な登場人物の誰もが、実は後ろ暗い過去をもっているびっくり展開は、良い意味で緊張感があって、最後どう転ぶのか気になり読んでてあっという間だった。 ミステリでありがちな、くどい説明とかもなく、絵だけで魅せてくるのも読みやすかったし、不気味なタイトルが結局何なのか気になりながら最後につながるのも良かった。 総じて、面白かったという月並の感想なんだけど、3巻でキレイにまとまっている作品だと思います。 この手の作品で、個人的に重要だと思っている、読者に結論を委ねる部分もしっかりあって、そういう意味でも読後感は良かったてす。 3巻完結なので、イッキに読んでザシスの意味を噛み締めて欲しい。
そこで星屑見上げてろ
叛逆的な主人公のシンデラストーリー!
そこで星屑見上げてろ
ナカタニエイト
ナカタニエイト
<ログライン> 芸能人2世であることにコンプレックスを抱いている男の子が、アイドルオーディション番組に出てデビューを目指すことになるお話。 <ここがオススメ!> 若干、叛逆的な主人公とアイドル誕生のシンデレラストーリーが、見事にマッチして続きが気になりまくる作品。 芸能人2世であることにコンプレックスを抱いていることもあり、アイドルになりたい熱が強くはない主人公が、徐々に熱が入っていく姿やライバルであり友人でもある周囲の人間との関係に萌える。 途中でも選抜があるため、話が進むに連れ人数が絞られていく。そのため、各人一人一人の背景や感情が鮮明になり、物語が色濃くなる。 自分はドルオタではないが、どうして人はシンデレラストーリーに惹かれるのかがわかる。 4巻では、実在のK-popグループとコラボするなどマーケティング的にも斬新。 ダンスシーンなどの演出も素敵なので、見開きで読みたい作品。 <この作品が好きなら……> ・ひかる イン・ザ・ライト! https://manba.co.jp/boards/132997 ・アイドリバティ https://manba.co.jp/boards/136386 ・神クズ☆アイドル https://manba.co.jp/boards/92567
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