普通
色んな情報源で名作と言われていて読んでみたが、面白くないわけではない程度でした。
死なないこと、死ねない事がこんなに苦しい事とは・・・。
元気なまま、年齢を重ねて人に迷惑かけることなくポックリと死にたい。
私は、そう思っています。
が、死なない事って今まで考えたこともなかったのです。
死ねないだけでなく、成長もしない。
どうやって生きていったらいのか路頭に迷います。
地球外の星で生活している人間を知らない、ラップ大好きな姉のπ(パイ)と読書好きな弟マッキと母は、3人家族。
この三人には、寿命がない。
母親に、命あるものを飼ってはいけないと言われているが、寿命があるものに興味を持ち、自分たちにはない命の儚さを体験する。
そうして、人間を探す旅にでたところ、赤ちゃんの生まれる瞬間に立ち会い、母には、秘密でその子を二人で育てることにする。
スケールが大きな作品で、生まれたことへの感謝、生きている事へのありがたさ、死んでいくことの必要性、死へのカウントダウンは、日々行われている。
その、日々を大切にしなければ、と改めて考えさせられた。
とうに人類が滅亡した星で、ラップを口ずさむのが大好きな天真爛漫な姉・πと、いつも読書をしている内向的な弟・マッキは、永遠の命による終わらない日々を過ごしていた。そんなある日、愛すべきものの終わりに直面した二人は……。「手塚治虫文化賞」受賞作家が挑む、不死の子供たちの果てしない日常と、途方もない探求の旅――。
とうに人類が滅亡した星で、ラップを口ずさむのが大好きな天真爛漫な姉・πと、いつも読書をしている内向的な弟・マッキは、永遠の命による終わらない日々を過ごしていた。そんなある日、愛すべきものの終わりに直面した二人は……。「手塚治虫文化賞」受賞作家が挑む、不死の子供たちの果てしない日常と、途方もない探求の旅――。