普通
色んな情報源で名作と言われていて読んでみたが、面白くないわけではない程度でした。
滅亡した星で、死なない子供姿のパイとマッキ。
そこに現れた命尽きることが分かっている人間の女の子、ミラ。
もし仮に、自分が後少しの命で、永遠の命をもらうことができると知っていても、与えられた命を全うする方を選ぶだろうと思う。
パイとマッキは永遠に子供でミラだけ、歳を重ねていく中で、死ぬと分かっている中で、だからあらゆる瞬間が愛おしいって言葉はかなりグッときました。
そうだよな、日々に忙殺されると本当色々忘れがちになる。
でも、ミラだけじゃない、パイとマッキもミラと出会うことで変化していく心情。
パイとマッキの選択は、正解だったと言えるこの先を歩んで欲しいなと願わざるを得なかった。
マッキの決断かっこよかったなぁ。
とうに人類が滅亡した星で、ラップを口ずさむのが大好きな天真爛漫な姉・πと、いつも読書をしている内向的な弟・マッキは、永遠の命による終わらない日々を過ごしていた。そんなある日、愛すべきものの終わりに直面した二人は……。「手塚治虫文化賞」受賞作家が挑む、不死の子供たちの果てしない日常と、途方もない探求の旅――。
とうに人類が滅亡した星で、ラップを口ずさむのが大好きな天真爛漫な姉・πと、いつも読書をしている内向的な弟・マッキは、永遠の命による終わらない日々を過ごしていた。そんなある日、愛すべきものの終わりに直面した二人は……。「手塚治虫文化賞」受賞作家が挑む、不死の子供たちの果てしない日常と、途方もない探求の旅――。