ザシス

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劇中で説明があったのは「母親が応募した」ということだけです。「仁志和真自身に後悔させるため、漢字フルネームに書き換えて、八名四十四の目に止まるようにした」というようなことは書いてありません。もちろん、書いていないからといって「母親は書き換えていない」とは言えませんが、「劇中で説明があった」とまでするのもまた行き過ぎです。しかも、母親が書き換えるのは難しいと思います。元々の原稿が他の人(スズキくんやカワセくん)のように「ニシくん」と書かれていたのであれば、母親は「ニシ」(二マス)を消して「仁志和真」(四マス)にしなければなりませんが、マス数が合わない(増える方向であり、段落構成にまで影響を及ぼす)ので不可能です。「なぜ和真だけが漢字フルネームなのか」は劇中で指摘された疑問でもあり、おそらく読者はだいぶ以前に一度はこの「誰かが書き換えた可能性」にも思いを至らせたはずですが、上のとおり「書き換えは難しい」という結論に至ったことと思います。私などはむしろ作者は敢えて「書き換えが不可能な文字数の名前」を設定したのではないかと思ったほどでした。 そのようなわけで、遥人が最初から漢字フルネームで書いていた蓋然性が高く、「なぜ遥人は和真だけ漢字フルネームで書いておいたのか」は、はっきりしないままなのです。
@名無し

そんなふうに真面目に推理してきたことが馬鹿らしくなるような最終話やったよな。まじで支離滅裂。頼むから第3巻にもう1話追加して伏線回収してくれ。

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ザシスの意味とは
ザシス 森田まさのり
六文銭
六文銭
「ろくでなしBLUES」から「べしゃり暮らし」まで、一通り読んでいる作家さんだけに本作も当然手に取りました。 1話読んで、サスペンスであること、その世界観にひきこまれ これは完結してからイッキに読もう と思い、完結を楽しみにしてましたが(変な話ではありますが)まさか3巻でおわってしまうとは。 一気読みした最初の感想としては、ギャク色の強い作風の作家さんなのに、この手のストーリーもイケるのかと唸った。 誰が犯人なのかはもちろん、主要な登場人物の誰もが、実は後ろ暗い過去をもっているびっくり展開は、良い意味で緊張感があって、最後どう転ぶのか気になり読んでてあっという間だった。 ミステリでありがちな、くどい説明とかもなく、絵だけで魅せてくるのも読みやすかったし、不気味なタイトルが結局何なのか気になりながら最後につながるのも良かった。 総じて、面白かったという月並の感想なんだけど、3巻でキレイにまとまっている作品だと思います。 この手の作品で、個人的に重要だと思っている、読者に結論を委ねる部分もしっかりあって、そういう意味でも読後感は良かったてす。 3巻完結なので、イッキに読んでザシスの意味を噛み締めて欲しい。
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