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中学教師・山内海はある日、殺人事件のニュースを目にする。殺されたのは鈴木侑己、中学時代の同級生だった。数日後、山内の恋人で文芸書の新人編集・八木沢珠緒は、公募小説の落選作に事件と酷似した内容が描かれた作品を見つける。『ザシス』――作者名は佐伯遥人。やがて小説と同じように、旧友に同窓会の案内状が届いて…。森田まさのりが挑む初のサスペンスホラー第1巻!! ※この電子版は紙版『ザシス』1巻と同内容になります。重複購入にご注意ください。
母親ひとりでは実行できないことが示唆されているし、なぜか遥人が死んでいないこと(なんらかの超自然的な方法で生き続けていること、または蘇ったこと)も明らかなので、これについては何らかの追加の種明かしはありそう。
母親は同窓会の通知が送られていたことにかなり驚いて飛び出てきたくらいだから、同窓会の通知を送ったのは母親ではなさそうよな。あるいは、あれは「黄色いネクタイ」のハガキだったから飛び出てきただけなのか…。
母親が掘り起こしたときの土の掘り返されかたと、一巻の終わりぐらいで「何か…中から…」と山内が感じたときの土の掘り返されかたがまるで違うから、母親がもう一度埋めて遥人が蘇って中から這い出た、とかなのかしら。それにしても、遥人が山内たちの目の前から一瞬でいなくなったのは不思議。瞬間移動でもできるんか、っていうぐらい突然いなくなってる。でも、ドアを開けて出ていっているふうだし…。
部屋に十字架があったから、土葬は必ずしも不思議ではないかもね。
4話の穴が山内主観だけであれば別の説明もつきそうだけど、俯瞰でも違うから、何かしら中から這い出たことにはなりそうよな。