全然カッコ良くない五十代の主人公
新連載一話の感想。 高橋ツトムといえばギラついた男を描く印象があったが、今作ではなんと50代の冴えないおじさんが主人公。いかにもその辺の薬局にいそうな人柄で、穏やかで悪そうな人じゃないんだけど、何かと損してそうなタイプ。 漢らしさとか殴り合いの喧嘩からは対極にいる人だ。 とあるきっかけで、美人の娘を持つ美魔女と勢いで結婚し、幸せの絶頂を手にするが、次々と不穏な事実が明るみに。 少なくとも、中年に夢を持たせるような物語ではなさそう。 ハードロックな展開を期待したい。
衝撃エッセイ「父はヤギと共に」の作者さんの新作です。強烈すぎる両親と絶縁してたけど愛犬が亡くなったので久しぶりに実家に帰ることになった…という話なのですが、前半は両親の激やばエピソードの紹介が主でした。特にお母さんがすごいですね…。お母さんも自分の言うことを否定しないで受け入れる愛犬のことは溺愛していたみたいだけど、ご飯を作った後の鍋を犬に舐めさせて「こうすれば川を汚さないで済むから!」って言ってたのは引いたな…。一緒に生活してた作者さんはかなり大変だったと思う。今はカウンセリングに通って漫画にすることも出来るようになったってのは救いだな。後半はいよいよ両親との再会だそうですがどうなるのか…。読むのもドキドキです。