泣ける漫画の最高峰にコメントする
最終兵器彼女
不器用な男女の恋愛話+α
最終兵器彼女 高橋しん
ゆゆゆ
ゆゆゆ
2巻まで無料で読めるとのことで、ものすごく久々に読み直した。 当時付き合っていた人が、この漫画を読むと、ものすごく優しい気持ちになれるんだと言っていた。 相手の発言と、漫画のタイトルと作者と表紙と。 内容を予測できないまま読んで、想定していなかった内容に衝撃を受けたのを覚えている。 不器用な男女の恋愛マンガであるけど、戦争マンガ。 そして兵器。 改めて読み直してみても、モノローグが時々過去形になるのがとても苦しい。 すべてはもう終わったことなんだと思えて、その先を知りたいような知りたくないような、複雑な気持ちに支配される。 ほんのわずかなモノローグなのに。 恋愛以外の要素が大きすぎて、「最終兵器彼女」は読んでいてつらい。 優しい気持ちになるどころか、つらさに飲み込まれて抜け出せない。 あの頃は思わなかったけど、ときどき作中で描かれる戦時下の通常にも、しんどさを感じる。 戦争でメディアが絶たれ、一般庶民には何が起きているのかわからない情況であっても、日常生活は続けていかなければいけないところが、やけにリアル。 無料分の2巻分だけでも、怒涛の展開と二人に幸せになってほしさで、つらさがあふれるので、ぜひ体感してみてほしい。
魔女の花屋さん
心華やぐフラワーファンタジー #1巻応援
魔女の花屋さん
兎来栄寿
兎来栄寿
『ハナヤマタ』や『おちこぼれフルーツタルト』の浜弓場双さん最新作ということで、まず間違いないでしょうと思いながら読み始めて、期待通りに面白かった作品です。 15歳になった少女アリー=エイベルが、魔女になる夢を叶えるため大都市であるキャリッジ街の魔法学校グランモールにやってきたものの魔法は時代遅れでただの花嫁学校になってしまっており、街外れの丘の上に住む「花の魔女」ヨシノ=ヨークに弟子入り志願するところから物語が花開いていきます。 第1話「サクラ」 第2話「ミモザ 」 第3話「カルミア」 第4,5話「バラ」 と、世界設定はファンタジーですが登場する花や花言葉は現実を踏襲しています。ヨシノという名前もサクラから。吉野山が故郷の身としては嬉しくなってしまいます。 元々の高い画力が映えるキャラクターはもちろん、ファンタジー世界の彩りという点では非常に大事である背景も精緻に描写されており読んでいる間はこの世界に浸れます。私は、こういう描き込みが細かいファンタジーが大好物です。 特に、サブタイトルにもなっている花が描かれる各話のクライマックス部分の作画は気合いが入っていて思わず嘆息してしまいます。気が早いですが、たくさんの実在の花を扱っているのでアニメでフルカラーになって動きもついたら非常に映えそうです。 見習いシスターのオリビア=オークスやジョルダン家当主でホテルオーナーのジャネット=ジョルダンなど、魅力的なサブキャラクターも続々と登場しながら展開するストーリーの良さも美点です。 『ハナヤマタ』などのころから秀でていた、心の琴線に触れながら読むと元気をもらえるハートフルな内容は本作でも健在です。そこに、花や花言葉という要素が重なって非常に良い読み味となっています。 各要素のレベルの高さは流石という他ありません。長く続いていくことを祈りたい、素敵な作品です。
さいしゅうへいきかのじょ
最終兵器彼女 1巻
最終兵器彼女 2巻
最終兵器彼女(3)
最終兵器彼女(4)
最終兵器彼女(5)
最終兵器彼女(6)
最終兵器彼女(7)
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