つきあう、って?
かっわいいな…不器用な高校生男女の恋愛の悩み、可愛いが過ぎる。最初はほのぼのかと思いきや…しんどいの予感がすごいぞ…。 まさにタイトル通り兵器になった彼女ちせと、その彼シュウジの話。空襲やら死傷者やら、今こうして読んでみてもかなりきついし、そんな中へいってきますとシュウジに告げるちせもはちゃめちゃにしんどい。まだ冒頭部分までしか読めてないけど、二人の行く末が気になる…。
ぎこちなくも清純な交際をしている高校生、シュウジとちせ。札幌が突然の空爆に襲われたある日、シュウジは思いも寄らない姿に変身していたちせに出会った。背中から羽が生え、空をマッハ2の速度で飛び、とてつもなく破壊能力を持つ、自衛隊によって改造された“最終兵器”。それがちせだった。地球のあちこちで紛争が起こるたびに呼び出され現場へ向っていくちせと、彼女を見守ることしかできないシュウジ。ふたりの未来はいったい…!?
滅びゆく地球で少年少女の青春が終わりに向かっていく描写は涙が止まらない
綺麗な絵と崩壊していく地球が絶妙にマッチしていて、読んでいて物悲しくもなっていく...
最初は少年少女の青春グラフィティ的な作品かと思っていたが、彼女が文字通り人類の最終兵器になっていき、ただ心だけは主人公と共に在ろうとする姿で泣かないわけないよね...
初めて読んだ時、こんな悲しい作品あるのかよ...と思ったが、何度読み返しても感動を得られる作品は稀有
ストーリーも上手くまとまっていて、読後感も良い意味で気持ちの良い物になっているので、読んでいない人は是非