尻すぼみ
作者前作ROUTE ENDが超常を真相に絡めたのは遺憾であり、この 作品にはそれがなかったのは良かった ものの、それ以外は大幅後退の打ち切り?と言われても仕方ない畳み方 途中までは互角の面白さだったのに・・・ だらだら利用された犯人馬鹿カップルとガチ無能な傍観刑事主人公 達にはあきれ返ってしまった
警察署に置かれたバケツには12リットルの血液と1本の腕が入っていた。ベテラン刑事と美人上司のバディが片腕のない男を追い詰める。男は警察にケンカを売りつけるように挑発を繰り返す。捜査を進めるほどに謎は深まり、過去に起きた事件が関連を見せ始める。この事件、根が深い! 『ROUTE END』でサイコ・サスペンスの実力を見せつけた中川海二の意欲作! コミックDAYSにて堂々連載!
『ROUTE END』が控えめに言っても最高だったので、その著者さんの最新作と聞いてすっ飛んできました。
まだ1巻でしたが、良作の香りがプンプンします。
「警察署の駐車場に、12リットルの血液と1本の腕が入ったバケツが置かれる」
という感じではじまる物語。
前作同様、サイコサスペンスは言わずもがなですが、それ以上に美人上司とベテランのシニア刑事のバディという点が、興味をそそり期待値爆上げです。
この手の作品のバディって激アツですよね。
しかもこの美人とシニア刑事に、過去に関係があったようなのですが、
その内容はもっと後半で出すのかな?と思ったのですが、1巻ですぐにわかるのも個人的に良かったです。
出し惜しみしない展開の早さもさることながら、この二人にグッと感情移入できて、ストーリーに深みが増してきます。
1巻の最後が不穏すぎるし、長期的にみてベテラン刑事に何か起きてしまうのかハラハラします。
この手のバディものって何となく、どっちかが死ぬか、近しい展開になるものだと勝手に想像しちゃうので。
強いジジィキャラ好きな自分としては、その点も目が離せません。