朝倉渉先生Twitterとかされてない作家さんなんですね。動向が本当に気になります…!
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『かぜとすなの城』の人の新作だ〜!!と期待しながら読んだのですが、今作もまた絵もストーリーも繊細でエモーショナルで素敵なお話でした。
軍基地で働く純真なコックさんと、故郷の記憶がほとんどないエース・パイロット。
過酷な環境で食事を通じて友情を深めていく姿を見守ってからの、あの結末。
最後のアレは今際の際に見た幸せな夢だったのかと思うと切ないです。
前作もそうでしたが、朝倉先生は息苦しい世界(国や学校)の中に閉じ込められて、その窮屈さに気づくことすらできないピュアな人間を描くのが本当に上手いですね。読みながらいつも胸が切なくなります。
次回作、そしていつか短編集出るのを楽しみにしてます!
【追記】
超クライマックスのシーンでものすごい誤植があって驚きました。マンガの誤植は何度か見たことありますが、こんな重要なシーンでミスってるのは初めてだったのでびっくりしましたし残念。「ら」と「ち」かぁ…。
凍える北国の軍基地で芽生える新米料理人とごはんが食べれないパイロットのホクホクで、ちょっぴり切ない友情譚。(good!アフタヌーン2022年11月号)