異世界チーノはどう変わっていく盧か
そもそも異世界のチーノはもっと怒るべきだったのではないか。周囲は自分が負うべき責任をチーノに押し付けているだけにすぎない。それゆえチーノは自殺まで考える羽目になった。最初から責任を放棄した鬱の方がまだ大人である。
ニュートンが力学、アインシュタインが物理学に突出した才能を現したように、鬱は要領の良さがずば抜けた。
コネシマを焚きつけて暴走させておきながら、手に負えなくなると寝返って配乗しようとしたし、その後も二転三転して味方を選んだ。
こんなやり口はフットワークが軽くてその場その場の言動に責任感を持たない鬱ならではである。
さらには鬱と盾の勇者の仇役、キョウ・エスニナは外見だけでなく性格のデメリットも似ている。
根本的なところは(自分に忠実)だということである。ゆがんだ自己愛だから味方は誰もいない状態であり、自分が拠り所となっている。だから二人そろって自己流の考え方を否定されるようなことを言われれば滅茶苦茶にキレ散らかした。
自分の言動に異を唱えることは自分自身を否定されることであるからで、親に嫌われてるのではと不安になった子供が親がどこまでかまってくれるかの試し行動に似ている。そういう理屈で見ると鬱は「ロクでもない人がロクな死に方しないというのは弱者の願望」と言っているのも「俺を異常者呼ばわりした奴らはみんな普通の人生を送っているじゃねえか」という泣き言にも聞こえる。
また、欲望に素直に従うというところも似ている。自分しか味方がいないキョウも鬱も自分には嘘がつけない。自分をごまかしてしまえばたちまち芯がもろくなってしまう。他人には強気でも自分の内側から壊れてしまうからだ。
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